おままごとや電車ごっこなど、空想の世界を楽しむ「ごっこ遊び」。
実はこれ、自閉症のお子さんにとって想像力や言葉、社会性を育てる大切な“学びの時間”になるって知っていましたか?
「毎日同じ遊びばかり…これって成長につながるの?」そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、ごっこ遊びにはお子さんの“好き”を伸ばすヒントがたくさん詰まっています。
この記事では、遊びを通じて育つ力や、ご家庭でできる工夫、関わり方のコツまで詳しく解説します!
はじめに|「ごっこ遊び好き」は才能の芽かも?
「うちの子、ごっこ遊びが大好きでずーっと一人で何かやってるんです」
そんなふうに話してくれる親御さん、実はとっても多いんです。特に、自閉症の特性を持つお子さんの中には、ごっこ遊びに強いこだわりや集中力を見せる子がいます。
一見すると、「ひとりで遊んでばかり」「他の子と関われてない」と心配になるかもしれません。でも、実はそのごっこ遊び、お子さんの“才能の芽”がつまっている可能性があるんです。
というのも、ごっこ遊びには
- 想像力
- 言葉や表現力
- 感情理解や社会性
といった発達に必要な要素がたくさん含まれています。
もちろん、自閉症の子どもたちの遊び方には個人差があり、「ごっこ遊びが苦手」というタイプもいます。でも、「ごっこ遊びが好き」という子にとっては、その遊びが“安心できる世界”であり、同時に成長のチャンスでもあるんです。
本記事では、
- なぜ自閉症の子がごっこ遊びにハマるのか?
- ごっこ遊びから育つ力とは?
- 親ができる関わり方や家庭での工夫
などを、具体的な事例や専門的な視点も交えながら、わかりやすくご紹介していきます。
「ただの遊び」で終わらせるにはもったいない!
お子さんの“好き”をきっかけに、才能をグングン伸ばしていくヒントを、ぜひ見つけてくださいね。
なぜ?自閉症の子がごっこ遊びに夢中になるワケ
「どうしてこんなにごっこ遊びばかりしてるの?」「これって発達に良いことなの?」
そんなふうに感じたことはありませんか?
自閉症のあるお子さんがごっこ遊びに夢中になるのには、ちゃんと理由と意味があります。この章では、遊びに見られる“こだわり”や、そこに秘められた成長のヒントについてお話していきます。
自閉症児の遊びに見られる“こだわり”とは
自閉症の子どもたちには、遊び方に独特なこだわりが見られることがあります。
たとえば、
- 毎回同じセリフを繰り返す
- 人形の配置や流れを変えたがらない
- 「〇〇役は必ず自分」など役割に執着する
など、一見すると“柔軟性がない”ようにも見えるかもしれません。でもこれ、裏を返せば「安心できるルールの中で、自分の世界を楽しんでいる」とも言えるんです。
自閉症の子は、予測できないことや変化に不安を感じやすいため、ルール化された遊びの中で自分を落ち着かせていることも多いんですね。
ごっこ遊びができる=発達が進んでいるサイン?
実は、「ごっこ遊びができる」というのは、発達心理の観点から見るとひとつの大事なステップなんです。
というのも、ごっこ遊びには
- 想像する力(目の前にないものを頭で描く)
- 模倣する力(誰かの行動をマネする)
- 役割を理解する力(自分と他人の違いを認識する)
といった、複数の発達的なスキルが必要になるからです。
もちろん、全員が同じ時期に同じようにできるわけではありませんが、ごっこ遊びを楽しめるということは、ある程度の「認知的な柔軟性」や「他者との関係を理解する力」が育ってきている証拠とも考えられます。
「うちの子、ひとりごっこばっかりしてて心配…」という声も聞きますが、実はそれ、自分なりのストーリー展開ができる力があるってことかもしれませんよ!
自閉症児がごっこ遊びを好む3つの理由
では、どうして自閉症の子がごっこ遊びにハマることがあるのでしょうか?
ここではよく見られる3つの理由を紹介します。
① 自分の世界をコントロールできるから
ごっこ遊びでは、自分でシナリオを作ったり、登場人物の言動を決めたりできます。
これって、自閉症の子にとってはすごく安心できる環境なんです。予測できない現実のやりとりより、“自分のルールで動く世界”のほうが心地よいことも多いのです。
② 好きなことをとことん追求できるから
電車ごっこ、恐竜ごっこ、レストランごっこ…
自閉症の子は、好きなテーマに強い興味を持ちやすい傾向があります。ごっこ遊びはその“好き”を使って想像の世界を広げられる場なんですね。まさに、好きなこと×想像力=最強の組み合わせ!
③ 安心して感情を出せる場だから
現実の人間関係では戸惑いや不安があっても、ごっこ遊びなら演じることで安心して気持ちを表現できることがあります。
たとえば、お医者さん役を通して「痛いね」「大丈夫だよ」なんて言葉を使いながら、自分の中の感情や経験を整理していることもあるんです。
このように、自閉症の子がごっこ遊びを好むのは、遊びの中に“安心”と“自己表現”の要素が詰まっているから。
ごっこ遊びに夢中な姿は、まさにその子の内面や成長段階を映し出す鏡のようなものなんです。
ごっこ遊びでグングン育つ!自閉症児の5つの力
「ただ遊んでるだけでしょ?」なんて思いがちですが、ごっこ遊びには子どもの発達をグイグイ後押しする力がぎっしり詰まっているんです。特に自閉症の子どもたちにとって、ごっこ遊びはただの“おままごと”ではなく、自己表現・学び・安心の場として、とても大切な役割を持っています。
ここでは、ごっこ遊びを通して育つ「5つの力」を、わかりやすく紹介していきますね。
① 想像力が豊かになる!自由な発想が広がる
ごっこ遊びといえば、「なりきり」がポイント。お医者さんになったり、電車の運転士になったり…。
これは、目の前にないものを頭の中でイメージする=“想像力”のトレーニングなんです。
自閉症の子の中には、現実的なことにこだわりやすいタイプもいますが、実は枠の中で発想を広げるのが得意な子も多いんです。お気に入りのキャラクターを使ってストーリーを作ったり、自分だけの設定で遊んだり、想像の世界で「創造する力」が育っていくんですね。
また、想像力は言語や人間関係の理解にもつながるので、発達支援の現場でもごっこ遊びは重視されています。
② 会話がはずむ!言葉とコミュニケーションの練習に
「いらっしゃいませ!」「これください」「注射しますね〜」など、ごっこ遊びには自然と会話が生まれるシーンがたくさん。
これは、言葉の練習が必要な自閉症の子にとっても絶好のチャンス。セリフが決まっていたり、やり取りのパターンがある遊びだからこそ、安心して言葉を使いやすいんです。
しかも、日常会話のモデルを遊びの中で繰り返すことで、
- 語彙が増える
- やり取りの順番を覚える
- 相手の反応を待てるようになる
など、実践的なコミュニケーション力が少しずつ育っていきます。
③ 感情表現が上手になる!喜怒哀楽の体験
ごっこ遊びの中では、登場人物の気持ちになりきったり、自分の感情をセリフで表現したりする場面がたくさんありますよね。
これは、“感情理解”や“気持ちの表現”が苦手な子にとっての貴重な練習の場なんです。
たとえば、
- 怒ってるお客さん役を演じる
- 痛いふりをする患者さんになってみる
- 「ありがとう」と言ってもらえる体験をする
こうした場面を通して、「感情ってこういう時に出るんだ」「こんなふうに伝えるんだ」という体験ができます。
遊びの中で「喜怒哀楽」を自然に体験することで、自分の気持ちに気づけるようになったり、他人の気持ちを想像できるようになったりするんです。
④ 社会性アップ!人との関わり方を学べる遊び
ごっこ遊びのすごいところは、「社会の縮図」みたいなことができちゃうこと。
レストランごっこ、お医者さんごっこ、駅員さんごっこ…どれも現実の世界を遊びに置き換えた“ミニ社会体験”です。
その中で、
- 順番を守る
- 役割を交代する
- 相手のセリフを受けて反応する
といった“人と関わるスキル”を自然に練習することができるんです。
特に自閉症の子は、「どう接していいか分からない」「会話のタイミングがつかめない」という課題があることも。そんな子でも、遊びのルールがあれば関わりやすくなるので、社会性の第一歩を踏み出すきっかけになります。
⑤ 「できた!」が自信に!自己肯定感も育つ
自閉症の子は、自分のやり方や世界を大切にしている分、「うまくいかない」「失敗した」と感じると自己肯定感が下がりやすい傾向があります。
でもごっこ遊びの中では、
- 自分が中心になれる
- 好きなことを得意として表現できる
- 達成感を感じやすい
という環境が整っているので、「できた!」「楽しい!」という成功体験を積み重ねやすいんです。
「役をやりきった」「セリフを言えた」「ママが笑ってくれた」――そんな小さなことでも、子どもの自信につながっていきます。
このポジティブな経験は、のちの自立や社会参加に向けた“心の土台”にもなる大切な力なんです。
才能を伸ばすには?親子で楽しむごっこ遊びの関わり方
「ごっこ遊びが好きなことは分かったけど、どう関わったらいいんだろう?」
「どこまで付き合うべき?それとも自由にやらせるのがいい?」
こんな悩みを持つ親御さんも多いですよね。
ごっこ遊びは、子どもにとって単なる遊びではなく、「学び」と「成長」の場でもあります。でも、ただ見守るだけではなく、親がちょっとした工夫を加えるだけで、子どもの才能をもっと引き出すことができるんです。
ここでは、ごっこ遊びを通して親子の関係を深めつつ、子どもの力を伸ばす関わり方をご紹介していきます!
子どもの“好き”を否定しないのが第一歩
「また同じ遊びしてるの?」
「それ、もう飽きない?」
つい言ってしまいそうですが、実はこれ、子どもの発達にとってはNGワードなんです。
自閉症の子は、好きなことに対して強いこだわりを持つことが多く、「同じ場面を何度も再現する」「決まったセリフを繰り返す」こともよくあります。でも、これは「学びのプロセス」の一部。
子どもにとっては、
- 何度も繰り返すことで安心感を得ている
- ルールや流れを自分のものにしようとしている
- 言葉や感情の理解を深めている途中
といった理由があるんです。
だからこそ、まずは「この子はこの遊びが好きなんだな」と受け入れることが大切。
大人の価値観で「飽きないの?」と思うことでも、子どもにとっては大事なプロセスなんです。
親も役になりきろう!一緒に遊ぶと信頼感がUP
「見てるだけじゃなく、一緒にやってみる」
これだけで、子どものごっこ遊びの世界はぐっと広がります。
子どもは、ごっこ遊びをすることで「人と関わる力」も育てています。でも、一人で遊んでいるときは、その機会が限られてしまいがち。だからこそ、親が積極的に関わることで、「やり取りを楽しむ経験」を増やしてあげられるんです。
たとえば…
- お店屋さんごっこ → お客さんになりきってやり取りする
- お医者さんごっこ → ちょっと大げさにリアクションしてみる
- 電車ごっこ → 「次は○○駅です!」とアナウンス係をやる
こうして親も役に入り込むと、子どもも「もっと話したい!」「次はこうしよう!」と、遊びが広がります。
そして、「ママ(パパ)も一緒に遊んでくれる=自分の世界を大切にしてくれている」と感じることで、子どもとの信頼関係も深まっていきます。
役割チェンジで視点の切り替えを体験!
自閉症の子は、「自分の視点に固執しやすい」傾向があると言われています。
でも、だからこそごっこ遊びの中で「役を交代する」ことがとても効果的なんです。
例えば…
- いつもお医者さん役の子に「今日は患者さんになってみる?」と提案
- ずっと店員さん役の子に「じゃあ今度はお客さんね」と役割交代
これによって、「相手の立場を体験する」ことができ、自然と視点の切り替えの練習になります。
もちろん、無理にやらせるのはNG。
「先生役も面白そうだよ!」など、ワクワク感を持たせながら誘導すると、受け入れやすくなります。
「自分以外の立場を知る」ことは、実生活でも大切なスキル。
遊びの中で体験を増やしていきましょう!
“これは遊びだよ”と現実との線引きも大切
ごっこ遊びに夢中になりすぎると、時々「現実と遊びの区別がつきにくい」場面が出てくることも。
例えば、
- お店屋さんごっこをした後に、実際のお店でもお金を払うフリをしてしまう
- 「ぼくは本当に○○なんだ!」と、役に入り込みすぎる
- 遊びのルールと現実のルールがごちゃ混ぜになる
こういうときは、「ごっこ遊びは楽しいけど、現実とは違うよ」ということを優しく伝えるのが大切です。
たとえば…
✅ 「これはお店屋さん“ごっこ”だから、本当のお店ではこうするんだよ」
✅ 「今は遊びの中だけでやることだよ」
✅ 「これはゲームのルール、でも本当の○○はこうだよ」
と、言葉でしっかり伝えてあげることがポイント。
子どもが混乱しないよう、穏やかにフォローしてあげましょう。
生活に役立つスキルを遊びに取り入れてみよう
ごっこ遊びは、子どもが自然に学べるチャンスがいっぱい!
せっかくなら、生活に役立つスキルも楽しく身につけちゃいましょう。
例えば…
- お店屋さんごっこ → 数字・お金の概念を学ぶ
- 病院ごっこ → 「痛い」「気をつける」など体の感覚を学ぶ
- お料理ごっこ → 食材の名前や順番を覚える
- バスごっこ → 交通ルールや順番待ちの練習
日常生活の経験を「遊びの中で疑似体験」することで、無理なくスムーズにスキルが身につくんです。
「これも学びになってるんだ!」と思うと、大人も関わりやすくなりますよね。
まとめ|ごっこ遊びは才能のカギ!親子で楽しく関わろう
ごっこ遊びをただの遊びで終わらせるのは、もったいない!
ちょっとした関わり方を工夫するだけで、子どもの才能や成長をぐんぐん引き出すことができます。
- 「好き」を受け入れ、否定しない
- 一緒に遊ぶことで、会話や関係性を深める
- 役割チェンジで視点の切り替えを経験
- 遊びと現実の違いをやさしく伝える
- 生活スキルも遊びの中で学ぶ
これらを意識しながら、ぜひ親子で楽しんでみてくださいね!
発達支援の現場でも注目!ごっこ遊びで才能が開花した事例集
「うちの子、ただ遊んでるだけでいいのかな…?」
そんなふうに思っている親御さんにこそ、知ってほしいのがごっこ遊びの“力”です。
実は、発達支援の現場では、ごっこ遊びが子どもの個性や強みを引き出す大きなきっかけになることが多く、「その子らしさ」を伸ばす支援方法としても注目されています。
ここでは、実際の支援現場や家庭で見られた「ごっこ遊びで才能が開花した事例」を3つご紹介します。子どもの小さな“好き”が、大きな成長につながっていく様子を、ぜひ参考にしてみてくださいね。
電車ごっこから始まった!友達との関係構築
ある男の子は、電車が大好きで、いつも「一人電車ごっこ」に夢中でした。背中にカバンを背負って、口で「ガタンゴトン…」と走り回るのが日課。最初は、他の子どもとの関わりを避けているように見えていたそうです。
ところがある日、支援者が「駅員さんや乗客の役もやってみようか?」と提案。すると、その子は次第に他の子にも声をかけるようになり、「次の駅は〇〇です!」「切符をどうぞ!」と、ごっこ遊びを通して“やり取り”が生まれたんです。
この経験をきっかけに、
- 自分の好きな世界を、他人と共有する喜びを知った
- 相手との“役割”を意識できるようになった
- 言葉や表情でコミュニケーションをとるようになった
というように、社会性や対人関係の第一歩につながりました。
好きな遊びから“他人とのつながり”が生まれる──これはまさに、ごっこ遊びの持つ力ですね。
お店屋さんごっこで「数」や「お金」に興味が出た子
こちらは、数や計算に全く関心を示さなかった女の子のお話。
支援者が「お店屋さんごっこ」を取り入れたところ、なんとその子がお店の店長として大活躍!
「いらっしゃいませ!」「これ100円です〜!」など、はじめはセリフをマネしているだけでしたが、だんだんと「50円ってどれ?」「全部でいくら?」と、“数”への興味が自然に芽生えてきたのです。
遊びの中で出てくる
- 金額のやり取り
- 商品を数える場面
- おつりを計算するごっこ
などは、実は算数やお金の概念の“入口”としてとても有効なんです。
無理に勉強させるのではなく、好きな遊びの中で「知りたい」「やってみたい」という気持ちが自然に育つのが、ごっこ遊びのいいところ。実際、この子はその後も自分から数に関心を持つようになり、支援スタッフも驚いたそうです。
家族ごっこで感情表現がスムーズになったケース
感情をうまく言葉で表現できず、イライラしたり泣いてしまうことが多かった男の子。そんな彼が変わるきっかけになったのが、「家族ごっこ」でした。
お父さん役、赤ちゃん役、ペット役…といろんな立場を経験していくうちに、
- 「泣かないで、赤ちゃん」
- 「よしよし、痛かったね」
- 「パパ、今日は疲れた〜」
など、自分の中にある気持ちや体験を、役になりきることで表現できるようになってきたのです。
支援者や家族はその言葉をきっかけに、
- 子どもの気持ちを代弁するように声をかけたり
- 「そうだったんだね」と共感を伝えたり
して、感情のキャッチボールを丁寧に積み重ねていきました。
その結果、少しずつ「自分の気持ちを言葉にする」力が育ち、以前よりもずっと落ち着いて気持ちを伝えられるようになったのです。
このように、ごっこ遊びは“他人になりきる”ことで、自分の気持ちを整理・表現する練習にもなるんです。
小さな遊びが、大きな成長につながる
どの事例も、「好き」「やってみたい」「なりきってみたい」という気持ちが出発点。
そして、ごっこ遊びという“自由で安全な場”があったからこそ、子どもたちの個性や才能が自然に引き出されていったのです。
「ごっこ遊び=ただのおままごと」ではありません。
その子の世界を広げ、学び、表現するための最高の教材なんです。
次回は、そんなごっこ遊びをもっと気軽に取り入れられるよう、「家庭でできるごっこ遊びアイデア」をご紹介していきます!
必要であれば、そちらの本文も同じトーンでお作りいたしますので、お気軽にお声がけくださいね!
家で今日からできる!ごっこ遊びアイデアと工夫
「やってみたいけど、どんなごっこ遊びをすればいいの?」
「特別なおもちゃがないと無理なのかな?」
そんなふうに思っている方もご安心を。ごっこ遊びは、準備も道具もほとんどいらない、超お手軽な“学びの遊び”なんです!
ここでは、家庭で気軽に取り入れられるごっこ遊びのアイデアと、継続するためのちょっとした工夫をご紹介します。忙しい日常の中でも、無理なく子どもの発達を支援できちゃいますよ!
100均で揃う!おすすめごっこ遊びグッズ紹介
「ごっこ遊びって、おもちゃが高そう…」と思っていませんか?実は、100円ショップで十分そろっちゃうんです!
たとえば、こんなアイテムが大活躍:
- お店屋さんごっこ用:ミニかご、レジ、食品サンプル
- お医者さんごっこ用:注射器、聴診器セット(おもちゃ)
- お弁当屋さんごっこ用:お弁当箱、カトラリー、おにぎりおもちゃ
- お化粧ごっこ用:小さな鏡や空の容器
こういった道具があるだけで、子どもの想像力はどんどん広がります。
しかも、リアルに近いアイテムは「実生活とつながる体験」にもなって一石二鳥!
100均のアイテムは安価でそろえやすく、遊びに飽きても気軽に入れ替えできるのも魅力。ごっこ遊びを始めたい家庭には本当におすすめです!
テーマ選びは子どもの“こだわり”に合わせよう
ごっこ遊びを楽しんでもらうコツは、「子どものこだわりや興味に寄り添うこと」です。
自閉症の子どもは、特定のジャンルやテーマに強い関心を持つことが多く、そこをうまく活かせると遊びへの集中力もぐんとアップします。
たとえば…
- 電車好きなら → 駅員さんごっこ、運転手ごっこ
- お医者さんが好きなら → 診察ごっこ、看護師さんごっこ
- スーパーヒーローが好きなら → 正義の味方ごっこ
- 恐竜マニアなら → 博物館ごっこや冒険ごっこ
無理に「おままごと」などに誘導するより、本人の“好き”からテーマを膨らませていく方が効果的です。
そして、好きな遊びを通して、
- 言葉の練習
- 感情の表現
- 他者との関わり
といった発達のステップにもつなげていくことができます。
1日5分でもOK!無理なく続けるコツとは?
「毎日長時間遊ぶのは大変…」というのが正直なところ。
でも、安心してください。ごっこ遊びは1日5分でも、しっかり意味があるんです!
重要なのは「時間」より「質と継続」。
無理なく続けるためのコツはこちら:
✅ “時間を決める”ことで見通しを持たせる
「5分だけお医者さんごっこしようね」と伝えると、子どもも安心して遊べます。
✅ ルーティンに組み込む
たとえば、「夕飯前の10分は遊びタイム」と決めると、習慣化しやすくなります。
✅ 大人が楽しむ姿を見せる
子どもは大人の反応に敏感。親がニコニコして関わるだけで、“この遊びって楽しいことなんだ”と伝わります。
支援の現場でも、「短時間でも“毎日積み重ねること”が発達に大きく影響する」という声が多くあります。なので、忙しい日でもほんの少しでOK! 無理なく、楽しみながら続けていきましょう。
おうちでできることから始めよう!
ごっこ遊びは、特別な道具や時間がなくても、今日からできる発達支援のひとつ。
子どもの“好き”を活かして、親子で楽しむだけで、自然に言葉・感情・社会性が育っていきます。
「遊ぶ=学び」なんて、一石二鳥ですよね♪
次回は、ごっこ遊びを支援に活かすときに気をつけたいポイントをお伝えします。
“やりすぎNG?”“苦手な子への対応”など、よくある疑問にお答えします!
やりすぎ注意?ごっこ遊び支援で気をつけたいポイント
ここまで読んで、「ごっこ遊びってすごく大事なんだ!」と感じてくださった方も多いと思います。
でも実は、良かれと思ってやりすぎてしまうと、逆に逆効果になることもあるんです。
せっかく子どもの成長を支援するなら、無理のない関わり方が大切。
この章では、ごっこ遊びを取り入れるうえでの注意点や、うまくいかないときの対処法をお伝えします!
親が主導しすぎると逆効果になることも
「もっとこうやってみたら?」「こっちの役もやってみて!」
親がつい張り切ってしまって、気づけば大人が主導の遊びになってしまう…これ、実はよくあるパターンです。
でも、ごっこ遊びの本来の魅力は、子ども自身が「考えて、選んで、表現する」自由さにあります。
大人がルールや展開を決めてしまうと、子どもは
- 「こうしなきゃいけないのかな…」
- 「間違えたらダメなのかも…」
と感じてしまい、自由に想像したり、表現することを遠慮してしまうんですね。
特に自閉症の子どもたちは、「正解」を気にする傾向があるので、大人の提案が“指示”に聞こえてしまうこともあります。
だからこそ、親は“遊びのパートナー”として、
- 子どもの発想にのっかる
- 子どもの提案にリアクションする
- 展開を一緒に楽しむ
といった「受け身だけど積極的な関わり方」がポイントです。
無理にごっこ遊びを促さなくても大丈夫
「うちの子、ごっこ遊びにあまり興味がなくて…」
そんな声もよく聞きます。でも安心してください。ごっこ遊びが苦手=ダメ、ということではありません!
自閉症の子どもには、
- 想像上のやりとりが苦手な子
- セリフやルールの曖昧さに混乱してしまう子
- ごっこより現実的な遊びが落ち着く子
など、ごっこ遊びが合わないタイプの子も一定数います。
そんなときは、無理に誘ったり、「やったほうがいいよ」と言いすぎたりするのは逆効果。
本人が楽しめない状態では、遊びの意味も半減してしまいます。
ポイントは、
- その子に合った遊びのスタイルを見つけること
- ごっこ的要素(役割分担・セリフ)を別の遊びに取り入れてみること
たとえば、ブロック遊びの中に「工事現場ごっこ」を取り入れるなど、本人が好きな遊びの中に“ちょこっとごっこ”を取り入れるだけでもOKなんです。
困ったときは専門家の力を借りよう
「子どもが全然ごっこ遊びにのってこない…」
「遊び方が偏っていて、発達にどう影響してるのか不安」
そんなときは、ひとりで悩まずに、専門家に相談してみるのもひとつの方法です。
たとえば…
- 児童発達支援センターや放課後等デイサービスのスタッフ
- 保育園・幼稚園の先生や特別支援教育の担当者
- 作業療法士(OT)や臨床心理士などの専門職
こういった人たちは、子ども一人ひとりの特性に合わせた遊び方のヒントをたくさん持っています。
「こんな道具を使ってみるといいですよ」「こんな関わり方がおすすめです」など、家庭では思いつかない工夫を提案してもらえることも。
また、もし発達の特性に合わせた支援が必要な場合も、早めに動くことで子どもにとって安心できる環境が整いやすくなります。
ごっこ遊びは“ちょうどいい関わり方”がカギ!
せっかくの楽しい遊びも、押しつけになってしまえば子どもにとって負担になってしまうことも。
だからこそ、ごっこ遊びは「こうしなきゃ」ではなく、その子らしく楽しめる形を探すことが大切です。
- 子どものペースを尊重する
- 大人は“サポーター”として寄り添う
- 困ったときは、周囲の専門家にも頼ってOK!
このバランスを意識することで、ごっこ遊びが子どもの成長を自然にサポートする時間になっていきますよ。
まとめ|ごっこ遊びは才能の宝庫!親子で楽しみながら育てよう
ここまで読んでくださって、ありがとうございます!
あらためて振り返ると、ごっこ遊びってただの遊びじゃないって感じていただけたのではないでしょうか?
特に自閉症のある子どもにとって、ごっこ遊びは…
- 安心できる世界の中で自己表現ができる場
- 言葉・感情・社会性など多方面の力を育てるチャンス
- 「好き」や「得意」がそのまま“才能”として輝く場所
…そんな“学びと成長”が詰まった遊びなんです。
しかも、特別なスキルや高価なおもちゃがなくても、家庭の中で親子が一緒に楽しむだけでOK!
たとえ1日5分でも、子どもが安心してのびのびと遊べる時間をつくってあげることが、自己肯定感や対人関係の基盤をつくる大きな第一歩になります。
そして何より、「楽しそうに遊んでるなぁ」と感じたときは、そこにその子だけの“育ちの芽”が隠れているかもしれません。
ごっこ遊びをきっかけに、
- 子どもの「好き」を大切にする目を持つ
- 親自身もちょっと演じてみる気軽さを楽しむ
- ときには専門家と連携して、子どもに合ったサポートを探す
そんなふうにゆるやかに関わっていくことで、子どもは自分のペースで着実に育っていきます。
「ごっこ遊び、やってみようかな」と思えたなら、もう準備はバッチリ。
遊びの中にこそ、子どもの未来を育てるヒントがたくさん詰まっています。
焦らず、無理せず、親子で一緒に笑いながら楽しんでいきましょう!
さいごに
ごっこ遊びは、子どもにとってただの遊びではなく、言葉・想像力・感情・社会性などを自然に育む“学びの時間”です。特に自閉症のお子さんにとっては、自分のペースで安心して表現できる、大切な成長のステージにもなります。
この記事では、ごっこ遊びから伸びる5つの力や、親としての関わり方のコツをご紹介してきました。たとえば、
- 子どもの「好き」を受け入れて広げる
- 親も一緒になって役を楽しむ
- 無理に促さず、その子のペースを尊重する
といったちょっとした工夫が、子どもの可能性をグンと広げてくれます。
ごっこ遊びは、特別な準備もいらず、今日からすぐに始められる家庭での支援です。
ほんの5分でも、親子で向き合って笑い合える時間が、子どもの自己肯定感や人と関わる力をゆっくり育ててくれます。
これからも、「遊び」の中にある成長のサインを一緒に見つけていきましょう。
お子さんの今の“好き”の中に、きっと未来の“得意”が眠っています。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
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