「楽譜なんて読めなくてOK!」子育てママ・パパに贈るリトミック入門
– 音楽初心者でも楽しめる理由をやさしく解説! –
「リトミックって、なんだか楽しそうだけど…うちは音楽経験ゼロだし、楽譜も読めないし、ちょっとハードル高そう…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
実はこれ、子育て中のママやパパからよく聞く声なんです。でも大丈夫。リトミックは「音楽ができる人」だけのものではありません。むしろ、音楽に詳しくない大人だからこそ、子どもと一緒に「感じること」を楽しめるチャンスなんです。
リトミックは、かんたんに言うと「音楽 × 体あそび × 表現」を組み合わせた遊び。歌ったり、リズムに合わせて体を動かしたり、動物になりきって遊んだり…。子どもたちはまるで音を全身で感じて遊ぶように、自然にいろんな力を育んでいきます。
そしてうれしいのは、楽器も楽譜も不要!スマホから流れる音楽、手拍子、足踏み、日常の音…すべてがリトミックの素材になるということ。
つまり、特別な知識や準備はいりません。今この瞬間から、ママやパパも「音の世界の冒険」に一緒に飛び込めるんです。
また、リトミックは発達支援の現場でも取り入れられることが多く、感覚や社会性、言葉の発達などにも良い影響があるとされているのもポイント。保育園や療育の現場でも人気が高く、「自宅でもやってみたい」という声が年々増えているのもうなずけます。
この記事では、そんなリトミックを「音楽初心者」の目線で徹底解説!
「何から始めればいいの?」「うちの子、興味あるかな?」「家でやるにはどうすれば?」という疑問に答えながら、無理なく・楽しく・親子でできるリトミックのコツを紹介していきます。
音楽が得意じゃなくても、子どもと一緒に笑顔になれる時間はつくれます。
さあ、「できる・できない」よりも、「一緒に楽しんでみよう!」の気持ちで、今日からはじめてみませんか?
リトミックってなに?専門用語なしでやさしく解説!
そもそもリトミックとは?ただの音楽教育じゃない理由
「リトミック」って聞くと、なんだか音楽のレッスンみたいに聞こえますよね。でも、実はリトミックは“楽器の練習”や“楽譜の読み方”を教える音楽教育とはちょっと違うんです。
リトミックは、「音楽を感じて動く」「音に合わせて遊ぶ」ことで、子どもの心や体を育てていく体験型の教育法。20世紀初頭にスイスの音楽教育家、エミール・ジャック=ダルクローズが提唱したことが始まりです。世界中で広がり、日本でも保育や療育、教育の現場で取り入れられるようになりました。
もっとざっくり言うと、リトミックは「音楽を使ったあそび」みたいなもの。たとえば、
- 音楽に合わせてジャンプしたりストップしたり
- 音の高さや速さを感じ取って動きを変えてみたり
- 動物のまねっこをリズムに乗ってしてみたり
といった感じで、正解や失敗がなく、自由に表現できるところが最大の魅力なんです。
しかも、リトミックの目的は「上手に演奏できるようになること」じゃなくて、音やリズムを通じて“感じる力”や“集中力”、“表現力”などを育てること。音楽のスキルを競うのではなく、子どもが自分のペースで「楽しい!」を見つけていくためのツールなんです。
つまり、リトミックは音楽を手段として使った、心と体の成長をサポートするあそび。だからこそ、「音楽が苦手」「楽譜なんて読めない…」というママ・パパでもまったく問題なし!
むしろ、「いっしょに楽しんでみよう!」という気持ちがあれば、子どもにとっても最高の時間になります。
乳幼児期にぴったり!リトミックが子どもの発達に効く5つの理由
じゃあ、リトミックって実際に子どもにとってどんな良いことがあるの?ということで、乳幼児にリトミックをおすすめする理由を5つの視点からご紹介します。
①体を使った遊びで運動能力UP
リトミックでは、走ったり、跳ねたり、止まったり、くるくる回ったりと全身を使って音に反応するので、バランス感覚や筋力、協調運動の発達を自然に促します。体育的な活動が苦手な子にも◎。
②リズムにのることで集中力&注意力が育つ
音楽の変化を聞き分けて「止まる・動く」などの動きをコントロールする体験は、注意を向ける力や集中力、切り替える力(認知機能)を伸ばすことにもつながります。
③音やリズムが言葉の力をサポート
童謡に合わせて動いたり、リズムにのって発語をしたりすることで、ことばの習得や音韻認識の基礎が育ちます。言葉の発達がゆっくりな子への支援にも効果的とされています。
④自己表現・社会性が身につく
リトミックでは「どう動こうかな?」「どんな音にしようかな?」と自分で考えて表現する場面がたくさんあります。さらに、親子や他の子と一緒に活動する中で、“待つ・交代する・まねる”といった社会的なスキルも育ちます。
⑤親子の絆が深まる!ふれあいタイムにも最適
そしてなにより、子どもと一緒に歌ったり踊ったり笑ったりする時間は、親子の信頼関係を育てる大切な時間になります。特別な教材や知識がなくても、ママ・パパの笑顔と声が子どもにとって一番の「音楽」なんです。
\ここまでのまとめ/
- リトミックは“音楽を使ったあそび”で、感じる力や表現力を育てる教育法
- 音楽経験ゼロでもOK!楽譜も楽器も不要で、日常の中で始められる
- 運動・集中・言語・社会性・親子関係など、多方面に発達効果がある
- 「できる・できない」より、「一緒に楽しむ」ことが一番大事!
楽譜が読めない?その方が子どもと楽しめる理由
「音を感じる」だけでOK!リトミックは失敗しない音楽体験
「リトミックをやってみたいけど、楽譜が読めないし…」「音楽、昔から苦手で…」というママやパパ、意外と多いんです。でも安心してください。
リトミックに“うまくやる”とか“正しく演奏する”といった考えはありません。
リトミックの基本は、音を聞いて、感じて、動く。それだけ!
子どもにとって、音は“学ぶもの”というより“感じるもの”。
たとえば音が高くなったら手を上げて、低くなったらしゃがむ。音が止まったらピタッと止まる。
これだけでも立派なリトミックなんです。
実際、保育や療育の現場でも、「正解のない表現活動だからこそ、子どもが自信をもって取り組める」という声が多くあります。
間違える心配がないから、どの子も笑顔で参加できる。それがリトミックの大きな魅力です。
さらに、楽譜が読めない=頭で考えすぎないから、むしろ子どもと同じ目線で“感じる楽しさ”を共有できるというメリットも。
リトミックでは、親も子も“その場の音”に反応する即興性がカギ。
知識や技術よりも、「わっ、楽しい!」という感覚こそがいちばん大切なんです。
ピアノがなくても大丈夫!家にあるもので今すぐスタートできる
「音楽の遊びって、ピアノとか楽器が必要なんでしょ?」
よくある誤解ですが、リトミックに高価な楽器は一切必要ありません!
むしろ、“身近にある音”や“家庭の環境”こそが最高の教材になります。たとえば…
- 手をたたく、足で床をトントン踏む → 身体がそのまま楽器!
- おたまや鍋、ペットボトル → 打楽器として大活躍!
- テーブルを軽く叩く音、ドアをノックする音 → リズム遊びのきっかけに
- YouTubeや音楽アプリ → 曲のテンポや雰囲気を選んで手軽に活用!
「ピアノがないと始められない」と感じていたら、それはハードルを上げすぎかも。
リトミックは、“音を奏でる”より、“音に反応する”ことが目的なんです。
なので、どんな音でも遊びに変えられる柔軟さが魅力でもあります。
また、専門的な機材がない分、「どうすれば楽しくできるかな?」と親子で工夫しながら遊べるのもポイント。
その時間自体が、子どもとのコミュニケーションや信頼関係を深める貴重なひとときになります。
音楽経験ゼロでも、楽器ゼロでも、今日からすぐにリトミックは始められます!
必要なのは、ほんの少しの“遊び心”だけです。
\ここまでのまとめ/
- リトミックは「音を感じて動く」だけ。楽譜は読めなくてOK!
- 正解・不正解がないから、音楽が苦手でも安心して楽しめる
- 楽器がなくても、手拍子・足踏み・身の回りの音でスタートできる
- 即興性を楽しむからこそ、親も子も一緒にのびのび表現できる
- 必要なのは知識よりも「いっしょに楽しもう!」という気持ちだけ!
ママ・パパも一緒に楽しもう♪自宅でできるリトミックあそび実践集
0〜3歳にぴったり!リズム感・表現力を育む神あそび3選
「家でリトミックってどうやるの?」という声、多いです。
でもご安心を。特別な教材や広いスペースがなくても、0〜3歳の子どもたちが夢中になる“神あそび”はたくさんあります!
ここでは、リズム感・表現力・集中力が自然に育つあそびを3つ厳選してご紹介します。
① 音が止まったらピタッ!「ストップ&ゴー」
曲をかけて、一緒に歩いたり踊ったり。
音楽が止まったら「ピタッと止まる!」というシンプルな遊びです。
ポイントは、子どもが“音の変化”に耳を傾ける力を育てること。
集中力・切り替え力・音への反応力がぐんとアップします。
例:童謡「さんぽ」「むすんでひらいて」などテンポがはっきりした曲がおすすめ。
② リズムで変身!「動物になりきりリズム」
「トントントン」でゾウ、「ピョンピョンピョン」でうさぎ、
音に合わせて動物に変身しながらリズムに乗る遊びです。
音からイメージを広げて体で表現することで、想像力や自己表現力も育ちます。
遊びながら、語彙や社会性にもアプローチできる一石三鳥!
③ ゆらゆらふれあい♪「バスにのって」あそび
親の膝に子どもをのせて、童謡「バスにのって」に合わせて上下左右に動きます。
歌とふれあいを組み合わせることで、安心感とリズム感の両方を育むことができます。
ママ・パパの表情や声が「音楽体験の一部」になるので、信頼関係や愛着形成にも効果的ですよ。
毎日の生活がリトミックに変わる!習慣化のコツとは?
「家でやるのは1回きりで終わっちゃう…」という方も多いですが、
実は、リトミックは“遊び”というより“生活の中の流れ”に組み込むと続きやすいんです。
ここで大事なのは、“ガチの時間”じゃなくて、“すき間の時間”を使うこと。
生活×リズム=自然に習慣化!
- お着替えソングで朝のぐずり回避
「ズボンはくよ〜♪いっちに♪いっちに♪」などオリジナルソングで声かけ。 - ごはんの時間にリズム手拍子
「トントントン、いただきます♪」でスムーズに食卓へ。 - お風呂でリズムタッチ
体を洗う時に「ゴシゴシシュッシュッ♪」と歌ってリズムよく!
日常の動作に“ちょこっと音とリズム”をのせるだけで、立派なリトミックになります。
続けるコツは「ゆる〜く」「たのしく」「気にしない」
うまくいかなくてもOK!子どもが興味を示さない日があってもOK!
完璧にやることより、「毎日の中でちょっとだけ楽しむ」気持ちが大切です。
動く・歌う・感じる!初心者OKの簡単リズムあそびアイデア集
最後に、「今日からできる!」初心者向けの簡単&即実践できるリズムあそびをまとめてご紹介します。
スカーフやタオルでひらひらリズムあそび
100均のスカーフやタオルを使って、リズムに合わせてふわふわ動かすだけ!
曲例:「きらきら星」「チューリップ」などスローテンポなものから始めると◎
視覚+リズムの動きで感覚統合にも効果ありと、発達支援の現場でも注目されています。
手拍子リレー&音まねっこあそび
「パン・パン・トントン」など、簡単な手拍子のパターンを出して、まねしてもらう遊び。
リズムを記憶して、再現する力(ワーキングメモリ)も鍛えられます!
おうちの音を探して“リズム楽器”づくり
ペットボトルにビーズを入れてマラカス、タッパーを太鼓にして叩く…
自分でつくった楽器で遊ぶことで、愛着もひとしお!想像力も刺激されます。
\ここまでのまとめ/
- リトミックあそびは特別な準備ナシで今すぐできる!
- 「音に合わせて動く」「想像して表現する」だけでも効果大
- 日常のすき間時間を活用すれば、無理なく習慣化できる
- 手作り楽器や手拍子でも、リズム感・集中力・自己表現が育つ
- ママ・パパが“いっしょに楽しむ姿勢”が、何よりの教材になる!
音楽初心者がぶつかる「よくある壁」と解決テクまとめ
「私、リズム感ない…」と感じるママに伝えたいこと
「リトミックって楽しそうだけど、私リズム感ないし…」「音楽ってちょっと苦手…」
そんな不安を抱えているママ・パパ、本当に多いです。でも、ここで声を大にして言いたいのが、
“リズム感がある=リトミックがうまい”ではない!
実際のところ、リトミックに必要なのは“感じる力”と“遊ぶ気持ち”だけ。
子どもは親の「うまさ」なんて気にしていません。それよりも、一緒に笑ったり、動いたり、声を出したりすることの方がずっと大切なんです。
しかも、専門家の間でも「リズム感は生まれつきではなく、経験で育つ」と言われています。
つまり、子どもと一緒にリトミックをする中で、ママやパパの“リズムを感じる力”も自然と育っていくということ。
そしてなにより、「苦手だけどやってみよう」と一歩踏み出す姿は、子どもにとって最高のお手本。
上手にやる必要はありません。「楽しむこと」がいちばんのポイントなんです。
どう始めればいい?迷ったらコレ!超初心者向けスタート法
「やってみたいけど、何から始めればいいのかわからない…」という声もよく聞きます。
そこで、完全初心者でも気軽に始められる“超入門の3ステップ”をご紹介します!
ステップ①:好きな音楽を1曲選ぼう
まずは、童謡やクラシック、親子で好きな曲を1曲選ぶだけでOK!
例:「バスにのって」「ぞうさん」「ドレミのうた」などがおすすめ。
リトミックは“音を使ったあそび”なので、どんな曲でもスタートできます。
ステップ②:音楽に合わせて“動くだけ”
足踏み、手拍子、体を揺らす…ほんのちょっと体を動かすだけで立派なリトミック。
「正しい動き」はないので、思いつくままにやって大丈夫!
ステップ③:子どもと“目を合わせて声をかける”
「いっしょにジャンプ!」「止まってみよっか!」など、アイコンタクト+声かけをすることで、子どもとのリズムコミュニケーションが生まれます。
この3ステップをベースにすれば、どんな日でも“即席リトミック”ができるようになります。
子どもがのってくれない…そんな時の魔法のひと言&裏ワザ
「せっかく用意したのに子どもが見向きもしない…」
これ、あるあるですよね。でも大丈夫!子どもって、気分やタイミングによって反応が全然違うんです。
まず大前提として、「乗ってくれない=失敗」ではありません。
魔法のひと言:「ママがやってみるね〜!」
子どもが動かないときは、まずママ・パパが楽しそうに動く姿を見せるのが効果的。
子どもは見ているうちに、だんだんと興味がわいてきます。
裏ワザ①:ぬいぐるみを巻き込む
「くまさんがリズムで歩いてるよ〜!」など、ぬいぐるみやおもちゃに動かせる役割を担わせると、子どもが自然に遊びに入りやすくなることも。
裏ワザ②:「好きなテーマ」を取り入れる
車が好きな子なら「ブーブーリズム」、動物が好きなら「どうぶつリトミック」など、その子の“ツボ”をテーマにすることで反応がグンとよくなります。
そして忘れないでほしいのが、どんな子にも“見てるだけの時期”があるということ。
それも大切な「インプット期間」。無理に引き込まなくても、感じているだけで十分なんです。
\ここまでのまとめ/
- リズム感がなくてもOK!大事なのは「楽しむ気持ち」
- 始め方に迷ったら“動いて・声かけて・好きな音を流す”だけでOK
- 子どもがのってくれない時期は誰にでもある。見てるだけでも大丈夫
- 「ママが先にやる」「ぬいぐるみと遊ぶ」など裏ワザで興味を引き出せる
- 完璧じゃなくていい!親子の“笑顔”こそがいちばんのリトミック効果
もう迷わない!リトミックに使える“神アイテム”10選
「リトミック、やってみたいけど…どんな道具を使えばいいの?」「楽器って買わなきゃダメ?」
そんな疑問、よく聞きます。でも大丈夫。実はリトミックって、家にあるもので十分楽しめるんです!
高価な楽器やプロ仕様の教材がなくても、子どもと一緒にリズムや音を感じることができればOK。
ここでは、「これさえあれば困らない!」というリトミックの“神アイテム”10選を、手作り・市販品に分けてご紹介します。
家にあるものでOK!手作りリトミックおもちゃアイデア集
まずは、家にあるものだけで今すぐ始められる「手作り系アイテム」を5つご紹介!
① ペットボトルマラカス
中にビーズ・米・小豆などを入れて、カシャカシャ振るだけ。
素材によって音が変わるから、音の違いを楽しめる♪
② 割り箸カスタネット
厚紙や牛乳パックの切れ端を割り箸に貼り付けるだけで即席打楽器に!
リズムを刻む楽しさを直感的に体験できます。
③ おたま&鍋の“キッチンドラム”
トントン叩けば立派な太鼓に変身。キッチンで即ライブ!
音の強弱やスピードを変えて、表現力もアップ。
④ タオル・スカーフ
ふわっと動かして風のように使うもよし、音楽に合わせて回すもよし。
リズムに合わせた動きの導入にぴったり。
⑤ ダンボールでジャンプステップ
床に並べたダンボールをリズムに合わせて踏む遊び。
ジャンプやステップで体幹&リズム感の発達をサポート。
👉 ポイント: どれも100円ショップや家庭の廃材でつくれるから、コストゼロ&エコ!
子どもと一緒に作れば、道具にも愛着が湧いてより楽しめます。
初心者向け!市販で買えるおすすめプチプラ楽器・教材リスト
「手作りはちょっと面倒…」という方や「もっと音の幅を楽しみたい!」という方には、プチプラで買える市販アイテムもおすすめ!
ここでは初心者向けに人気のグッズを5つピックアップしました。
① ミニタンバリン(500〜1,000円)
軽くて持ちやすく、小さな手でも扱いやすい。
テンポに合わせて叩くだけでリズムトレーニングに!
② カラーシェイカー(500円前後)
カラフルでかわいくて音も優しい。
振るだけで音が出るから、0歳〜の導入にも◎。
③ ベビードラムセット(1,000〜2,000円)
叩く強さや場所によって音が変わるから、好奇心がぐんぐん育つ!
④ スカーフセット(700〜1,000円)
5〜10枚入りで色とりどり。リズムあそび・ごっこ遊びにも使える万能アイテム。
⑤ 音楽絵本・DVD教材(1,000〜2,000円)
音楽に合わせて動けるガイドつき。
自宅リトミックの流れがわからない人に特におすすめ。
👉 ポイント: 無理に全部そろえる必要はありません!
「この子にはコレが合いそう」と思ったものを1つだけでも取り入れてみると、親子のリズム遊びがぐっと広がります。
また、療育や保育現場でも「市販+手作り」を併用することが多く、それぞれの子どもの発達段階に合った道具選びが効果的だと言われています。
\ここまでのまとめ/
- リトミックは家にあるもので十分楽しめる!コストも手間も最小限でOK
- 手作り楽器は親子で作ることで愛着&創造力も育つ
- プチプラ楽器でも、リズム感・音の違い・自己表現がしっかり育つ
- 道具選びは“量より相性”!子どもの興味・発達段階に合わせて選ぶのがコツ
- 迷ったら「音が出る」「動きがつく」アイテムを1つ選べばスタートできる!

効果倍増!リトミックをもっと楽しくするプロのコツ
繰り返しがカギ!子どもの「安心感」と「成長」を育てるリズム習慣
子どもとのリトミック、毎日違うことをしなきゃダメ?飽きちゃうんじゃない?
…なんて思うかもしれませんが、実はその逆なんです。
リトミックでは「繰り返すこと」こそが、子どもの安心と発達のカギになります。
たとえば同じ歌や動きを、毎日決まったタイミングで取り入れるだけで、子どもは「この流れ、知ってる!」という安心感を覚えます。
この安心感があることで、自発的に動こうとしたり、表現を試してみようとしたりする“チャレンジ精神”が育つんです。
特に発達がゆっくりな子どもにとっては、「予測できる安心感」が非常に大事。
保育や療育の現場でも、あえて同じ活動を何度も繰り返すことで、子どもが“育ちを自分のペースで重ねていける”ように工夫されています。
また、リズムやフレーズの繰り返しには、言葉や動作の定着を助ける効果も。
「ピョンピョンピョン♪」「トントントン♪」と毎回繰り返すことで、リズムと言葉のリンクが自然に身についていくんです。
表情・声・動きがカギ!感情をのせてもっと楽しもう
「歌って動くだけでしょ?」と思われがちなリトミックですが、
実はママやパパの“表現力”が大きなスパイスになるんです!
どういうことかというと――
リトミックでは、親の表情・声のトーン・体の動きが子どもの感情にダイレクトに伝わるんです。
たとえば同じ「ジャンプ!」という声かけでも、
・にこにこ笑顔+ワクワクした声 → 子どもも嬉しくなって飛び跳ねる
・無表情+機械的な声 → 子どもは「楽しいのかな…?」と不安に
…というように、表現の仕方ひとつで、子どもの気持ちもグッと引き出せます。
特に0〜3歳の子どもたちは、大人の感情を“言葉”ではなく“雰囲気”で受け取っています。
だからこそ、「一緒に楽しい!」「うれしいね!」という感情を表情や声で伝えることが大事なんです。
動きも同じです。
大げさな動きや、わざとゆっくり動くなど、ちょっとした演出が子どもにとっては面白く感じるポイントに。
リトミックは、親子で“即興演劇”をしているようなもの。
親が楽しんで感情をのせることで、子どもの世界もどんどん広がります!
感覚・言葉・心を同時に育む!リトミックの隠れた力とは?
リトミックのすごいところは、「遊びの中でいつの間にか育っている」ことがたくさんあるところ。
ここではあまり知られていない“リトミックの隠れた力”を、ちょっと専門的な視点で紹介します。
感覚統合のトレーニングにもなる!
音を聞いて動くという行為は、「聴覚」→「脳」→「身体」の連携プレー。
このプロセスを繰り返すことで、感覚の処理や運動の調整能力=感覚統合の力が自然と鍛えられます。
言語発達にもアプローチできる!
「言葉がなかなか出てこない…」という子にも、リズムと言葉のセットでアプローチするリトミックはとても効果的。
「トン・トン・パン」「ワン・ツー・スリー」などの音と一緒に繰り返すことで、言葉のリズム感(音韻意識)が育ち、発語のきっかけにもなります。
心の表現力・自己肯定感も育つ!
正解がなく自由に表現できるリトミックでは、「やってみた」「できた」「楽しかった」という経験がそのまま自己肯定感につながります。
特に「失敗してもいい」と思える環境は、子どもの心をグッと伸ばす土台になります。
まとめると…
リトミックって、「音楽の遊び」以上に、子どもの育ちを全方位で支えてくれる存在なんです。
\ここまでのまとめ/
- 繰り返しは子どもの安心感と成長を促す“最強の習慣”
- 親の表情・声・動きで、子どもの感情も一気に盛り上がる
- 音・リズム・動きを通じて、感覚統合や言語発達もサポートできる
- “自由に表現できる場”だからこそ、自己肯定感もぐんぐん育つ
- ちょっとした工夫で、リトミックはグッと楽しく&深くなる!
もっと知りたい人へ!リトミックを学ぶステップ&教材紹介
無料で学べる!リトミック情報の探し方&おすすめサイト
「もっとリトミックを知りたいけど、いきなりお金をかけるのはちょっと…」
そんな人にうれしいのが、無料で情報が手に入るネットや地域のサービスです!
最近では、リトミックに関する情報がYouTube・子育て支援サイト・SNSなどに豊富にそろっていて、初心者でも気軽に学べる環境が整ってきています。
「とりあえず雰囲気だけ知りたい」「真似できる動きを探したい」という方は、
まずは動画や投稿で“見ること・感じること”から始めるのが◎。
本・講座・通信教材…初心者向けリトミック学習ツール徹底ガイド
「もう少ししっかり学んでみたい」「家で体系的に取り組みたい」という方には、
初心者向けの学習教材や講座もたくさんあります。
初心者におすすめのリトミック本
- 『こころとからだを育む1~5歳のたのしいリトミック 』
→ イラスト付きで動きがわかりやすく、1〜5歳向けの実践アイデアも豊富! - 『天野式幼児リトミック』
→ 保育園・幼稚園でも使われる定番教材。音楽に苦手意識がある人にもやさしい構成です。

通信講座・資格系(がんばりたい人向け)
- キャリカレ「乳幼児リトミックインストラクター資格取得講座」
- オトキャン「発達障がい児専門リトミック認定通信講座」
→ 育児や保育に活かせる知識+現場で使えるノウハウが詰まっていて人気。
自宅学習できるので、スキマ時間にも◎ - まずは本1冊 or 通信講座の資料請求から始めるのがおすすめ。
- “やってみてから考える”くらいの気持ちでOKです!

教室に通わなくても続けられる!自宅リトミック継続のコツ
自宅でのリトミック、最初は楽しく始めたけど「気づいたらやらなくなってた…」という声もちらほら。
でも大丈夫!続けるためのちょっとしたコツを知っておくだけで、自然と習慣になります。
続けるコツ①:“時間”を決めて“短く”取り入れる
朝の準備前、お風呂前、寝る前など、日常のルーティンに組み込むのがコツ。
1回5分でもOK!「短い方が集中して楽しめる」という研究結果もあるほどです。
続けるコツ②:“お気に入り曲”を固定しておく
「この曲が流れたらジャンプする」など、音と動きを結びつけて習慣化すると、子どももリズムで行動しやすくなります。
親も毎回考えなくて済むのでラク!
続けるコツ③:完璧を求めない!気楽にやる!
毎日やらなきゃ…とプレッシャーになると逆効果。
1日サボっても大丈夫。数日あけても、また気が向いたときに再開すればOK!
子どもも親も「楽しい」と思えることがいちばん大切。
続けるコツ=気負わないこと。それが何より大事です。
\ここまでのまとめ/
- 無料で学べる動画・SNS・地域講座を活用しよう!
- 初心者にはイラスト入り書籍や通信講座が安心&便利
- 教室に通わなくても、自宅でじゅうぶん楽しめる・育てられる!
- 続けるためには“生活の一部にする・お気に入りを固定・気楽にやる”がコツ
- リトミックは“始めやすく・続けやすい”子育て支援ツール!
まとめ~「音楽が苦手でも大丈夫」親子で楽しむリトミックは最高の時間になる!
– 楽譜が読めなくても、あなたの「楽しむ気持ち」が子どもに伝わる –
リトミックと聞くと、なんとなく「音楽が得意な人のための習いごと」と思ってしまいがち。
でもここまで読んでいただいた方なら、もうおわかりですよね?
リトミックは、“音楽を上手に演奏するため”の教育ではありません。
子どもが音を感じて、自由に動いて、楽しく表現する――そんな「体験」や「気持ちのやりとり」こそがリトミックの本質なんです。
つまり、楽譜が読めなくても、リズム感がなくても、ピアノが弾けなくてもまったく問題なし!
大切なのは、
- 一緒に音を聞くこと
- 一緒に動くこと
- そして何より、「楽しむ気持ち」を子どもと共有すること
子どもはママやパパの顔や声、ちょっとした動きにもとっても敏感。
「うまくやる」ことより、「笑顔でやる」ことの方が、よっぽど心に残るんです。
さらにリトミックには、運動・言葉・感覚・社会性といった子どものあらゆる発達をサポートする要素がギュッと詰まっているので、
「遊んでるだけ」に見えて、実はものすごく価値のある時間だったりします。
毎日やらなくてもOK。
気が向いたときに、5分だけでもいい。
子どものペースに合わせて、無理なく、でも“ちょっと楽しむ”ことが大切。
そんなふうに、「音楽=難しい」から、「音楽=親子のたのしい時間」へと気持ちが変わっていくきっかけになれば嬉しいです。
以上、「楽譜が読めなくても大丈夫!音楽初心者からはじめる乳幼児リトミック」でした。
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