発語が遅い1歳におすすめのおもちゃ10選|言葉を引き出す遊び方も解説

「もう1歳なのに、まだ言葉が出ない…」
「何か家庭でできることはないかな?」

そんな不安から、「発語が遅い1歳におすすめのおもちゃ」を探している方も多いのではないでしょうか。

実は、おもちゃだけで言葉が増えるわけではありません。しかし、親子のやり取りが自然に生まれるおもちゃは、「伝えたい!」という気持ちを育て、発語のきっかけになることがあります。

とはいえ、おもちゃ売り場には知育玩具がたくさん並んでいて、「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。

この記事では、児童発達支援の視点も交えながら、発語が遅い1歳のお子さんにおすすめのおもちゃ10選と、家庭ですぐにできる言葉を育てる遊び方を分かりやすく紹介します。

「わが子に合うおもちゃを選びたい」「親子で楽しく言葉を育てたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

「1歳なのに言葉が出ない…」そんな不安を抱えるママ・パパへ

「もう1歳なのに、まだ『ママ』『パパ』って言わない…」
「同じくらいの子は話し始めているのに、うちの子は大丈夫かな?」

このように、1歳の発語が遅いことに不安を感じるママ・パパは少なくありません。

特に、SNSで同じ月齢の子どもが話している様子を見たり、健診で周りの子と比べたりすると、つい焦ってしまいますよね。

でも、言葉の発達には大きな個人差があります。

1歳でたくさん話す子もいれば、2歳頃から急に言葉が増える子もいます。そのため、「まだ話さない=発達障害」と決めつける必要はありません。

一方で、発語の遅れ以外にも気になる様子がある場合は、早めに相談することで安心につながることもあります。

ここでは、1歳の発語の目安や、様子を見てもよいケース、専門機関への相談を考えたいサインについて分かりやすく紹介します。

1歳で発語が遅いのは珍しいこと?

結論から言うと、1歳で言葉が少ないこと自体は珍しいことではありません。

一般的には、1歳頃になると「ママ」「パパ」「わんわん」など、意味のある言葉が1〜3語ほど出始める子が増えてきます。

しかし、これはあくまでも目安です。

実際には、

  • まだ言葉は出ていない
  • 「あー」「うー」など声で気持ちを伝えている
  • 大人の話をよく聞いて理解している

という子もたくさんいます。

また、言葉は「聞く力」「理解する力」「伝えたい気持ち」が少しずつ育った先に出てくるものです。

そのため、今は言葉が出ていなくても、毎日の遊びや親子のやり取りの中で言葉の土台が育っている時期とも言えます。

大切なのは、「何語話せるか」だけを見るのではなく、お子さん全体の成長を見守ることです。

「様子を見て大丈夫」と言えるケース

発語が少なくても、次のような様子が見られる場合は、すぐに心配しすぎる必要はないケースもあります。

  • 名前を呼ぶと振り向く
  • 指差しをして興味を伝えようとする
  • 大人と目が合って笑う
  • 「おいで」「どうぞ」など簡単な言葉を理解している
  • 遊びの中で親子のやり取りを楽しめている

このような様子がある場合は、言葉としてはまだ出ていなくても、コミュニケーションの力は少しずつ育っている可能性があります。

だからこそ、焦って言葉を教え込むよりも、親子で楽しく遊びながら会話を増やすことが大切です。

この記事で紹介するおもちゃも、「話させるためのおもちゃ」ではなく、「話したくなるきっかけを作るおもちゃ」という視点で選んでいます。

一度相談を考えたいサインとは?

一方で、発語だけではなく、次のような様子が続く場合は、一度専門機関へ相談してみることをおすすめします。

  • 名前を呼んでもほとんど反応しない
  • 指差しをほとんどしない
  • 目が合いにくい
  • 大人とのやり取りにあまり興味を示さない
  • 音や人への反応が少ないと感じる

もちろん、これらが見られたからといって、必ず発達障害と決まるわけではありません。

子どもの発達には個人差があるため、専門家がお子さん全体の様子を見ながら判断します。

もし不安が続くようであれば、一人で悩まずに、市町村の発達相談や保健センター、かかりつけの小児科などへ相談してみましょう。

「相談すること」は、診断を受けるためではなく、お子さんに合った関わり方を知るための第一歩です。

発語が遅い1歳におもちゃがおすすめな3つの理由|言葉は遊びの中で育つ

「言葉を増やすには、お勉強をしたほうがいいのかな?」
そう思う方もいるかもしれません。

でも、1歳の子どもにとって一番の学びは「遊び」です。

実は、言葉は机に向かって覚えるものではなく、毎日の遊びや親子のやり取りの中で少しずつ育っていきます。

例えば、お気に入りのおもちゃで遊んでいるときに、

「もう一回!」
「ちょうだい!」
「あっ!」

と気持ちを伝えようとする場面がありますよね。

この「伝えたい!」という気持ちこそが、発語につながる大切な第一歩です。

もちろん、おもちゃだけで言葉が急に増えるわけではありません。

しかし、発達に合ったおもちゃを選び、親子で一緒に遊ぶ時間を増やすことは、言葉を育てるよいきっかけになります。

ここでは、発語が遅い1歳のお子さんに、おもちゃがおすすめな理由を3つ紹介します。

「伝えたい!」という気持ちが自然に生まれる

言葉は、「話しなさい」と教えられて出るものではありません。

子どもが「これを伝えたい!」と思ったときに、少しずつ言葉として表れてきます。

例えば、

  • ボールを取ってほしい
  • もう一回遊びたい
  • 音を鳴らしてほしい

そんな場面では、言葉がまだ出ていなくても、指差しや表情、声などで一生懸命伝えようとします。

こうした経験を何度も積み重ねることで、「ちょうだい」「もっと」などの言葉につながっていきます。

そのため、発語を促したいときは、一人で遊べるおもちゃよりも、親子でやり取りが生まれるおもちゃがおすすめです。

「できたね!」
「もう一回する?」
「音が鳴ったね!」

このように声をかけながら遊ぶことで、自然とコミュニケーションの機会が増えていきます。

親子の会話が増え、語彙が育ちやすくなる

1歳の子どもは、毎日たくさんの言葉を聞きながら少しずつ覚えています。

だからこそ、親子で一緒に遊ぶ時間は、言葉を育てる大切な時間です。

例えば積み木で遊ぶなら、

「高くなったね。」
「赤い積み木だね。」
「もう一つ積んでみよう。」

ボール遊びなら、

「コロコロ転がったね。」
「ポーン!」
「ママにちょうだい。」

このように、遊びながら自然に言葉を聞くことで、子どもの頭の中には少しずつ言葉が増えていきます。

特別な声かけをしようと頑張る必要はありません。

普段の遊びを言葉にして伝えるだけでも十分です。

また、「これなに?」と何度も質問するよりも、親が実況中継をするように話しかけるほうが、子どもも楽しく聞くことができます。

楽しみながら会話を重ねることが、発語への近道になります。

手先・五感を使う遊びが発達の土台になる

言葉の発達は、「話す力」だけではありません。

見る・聞く・触る・動かすといった経験も、とても大切です。

例えば、

  • 指先でつまむ
  • ボタンを押す
  • 音を聞く
  • 木のぬくもりを感じる
  • ボールを転がす

こうした遊びを繰り返すことで、脳にはさまざまな刺激が届きます。

また、手先を使う遊びは、集中力や考える力を育てるきっかけにもなります。

最近では、モンテッソーリ教育でも「子どもが自分で触って試すこと」が大切にされています。

もちろん、「このおもちゃを使えば必ず言葉が増える」というわけではありません。

しかし、子どもが夢中になって遊び、「やってみたい!」と思える環境を作ることは、発達を支える大切な土台になります。

失敗しない!発語が遅い1歳のおもちゃ選び5つのポイント

「知育玩具ってたくさんあるけど、どれを選べばいいの?」
「発語が遅い1歳には、どんなおもちゃが合うの?」

このように悩んでいるママ・パパは多いのではないでしょうか。

最近は「発語を促す」「知育におすすめ」と書かれたおもちゃがたくさん販売されています。しかし、人気のおもちゃが、必ずしもわが子に合うとは限りません。

特に、発達が気になるお子さんは、一人ひとり興味や得意なことが違います。

だからこそ、おもちゃを選ぶときは「人気」や「口コミ」だけで決めるのではなく、お子さんの発達や遊び方に合っているかを大切にすることが重要です。

ここでは、児童発達支援の現場でも大切にしている視点をもとに、発語が遅い1歳のお子さんに合ったおもちゃ選びのポイントを5つ紹介します。

① 一人遊びより「親子で遊べるおもちゃ」を選ぶ

発語を育てたいなら、一人で遊ぶだけのおもちゃよりも、親子で一緒に楽しめるおもちゃがおすすめです。

言葉は、人とのやり取りの中で少しずつ育っていきます。

例えば、ボール遊びなら、

「どうぞ!」
「ありがとう!」
「もう一回しよう!」

積み木なら、

「高く積めたね!」
「もう一つ乗せてみよう!」

というように、自然と会話が生まれます。

このようなやり取りを繰り返すことで、子どもはたくさんの言葉を聞き、「自分も伝えたい」という気持ちが育っていきます。

一緒に笑って、一緒に遊べる時間こそが、言葉を育てる大切な時間です。

② 音・リズム・言葉を楽しめる知育玩具を選ぶ

1歳頃の子どもは、音やリズムにとても興味を持つ時期です。

例えば、

  • 音が鳴る積み木
  • 鈴やマラカス
  • 手遊び歌のおもちゃ
  • 音が出る絵本

などは、楽しみながら遊びやすいでしょう。

歌を歌ったり、リズムに合わせて体を動かしたりすることで、言葉を聞く機会が自然と増えていきます。

また、

「ワンワンだね。」
「リンリンって鳴ったね。」
「トントンしよう!」

など、遊びながら言葉をたくさん聞けることもメリットです。

ただし、光や音が次々に出る刺激の強いおもちゃばかりに頼る必要はありません。

シンプルなおもちゃでも、親子で楽しく声をかけ合いながら遊ぶことで、十分に言葉の経験を増やすことができます。

③ 指先をたくさん使うモンテッソーリ系おもちゃがおすすめ

最近人気のモンテッソーリ教育では、「子どもが自分でやってみること」をとても大切にしています。

例えば、

  • 型はめパズル
  • コイン落とし
  • 積み木
  • ボール落とし
  • つまむ・入れる遊び

などのおもちゃは、指先をたくさん使う遊びができます。

指先を動かす遊びは、集中して取り組む時間を増やしたり、「できた!」という成功体験につながったりします。

もちろん、モンテッソーリのおもちゃだから発語が増えるというわけではありません。

しかし、子どもが夢中になって遊び、「見て!」「できた!」と伝えたくなる場面が増えることは、言葉を育てるきっかけになります。

④ 子どもが「もう一回!」と言いたくなる遊びを選ぶ

発語を促すためには、何度も繰り返し遊びたくなるおもちゃを選ぶことも大切です。

子どもは、「楽しい!」と感じた遊びを何度も繰り返します。

例えば、

  • ボールを転がす
  • ボタンを押す
  • 音を鳴らす
  • 積み木を積む

など、シンプルな遊びほど夢中になることがよくあります。

大人は「同じ遊びばかり…」と思うかもしれませんが、実はこの繰り返しがとても大切です。

遊びを繰り返す中で、

「もう一回!」
「できた!」
「もっと!」

という気持ちが生まれ、少しずつ言葉へとつながっていきます。

子どもが自分から遊びたくなるおもちゃを選ぶことが、発達をサポートするポイントです。

⑤ 年齢より”発達段階”に合わせて選ぶことが大切

おもちゃ選びで一番大切なのは、対象年齢ではなく、お子さんの発達段階に合わせることです。

例えば、1歳向けと書かれていても、

  • 少し難しくて興味を持てない子
  • 簡単すぎてすぐ飽きる子

など、感じ方はさまざまです。

また、発達がゆっくりなお子さんの場合は、月齢より少し下の遊びがちょうど良いこともあります。

反対に、興味の幅が広い子なら、少し難しいおもちゃに挑戦したほうが夢中になる場合もあります。

「1歳だからこのおもちゃ」と決めるのではなく、「今のわが子が楽しめるか」という視点で選ぶことが大切です。

もし「どれを選べばいいか分からない」と迷ったら、発達段階に合わせて専門家が選んだ知育玩具やプレイキットを利用するのも一つの方法です。

お子さんが笑顔で夢中になれるおもちゃに出会えることが、言葉や発達を育てる第一歩になります。

【療育の視点で厳選】発語が遅い1歳におすすめのおもちゃ10選

「発語が遅い1歳には、どんなおもちゃを選べばいいの?」
そんな疑問を持つママ・パパのために、児童発達支援の視点も交えながら、おすすめのおもちゃを厳選しました。

ここで紹介するおもちゃは、「遊ぶだけで話せるようになる魔法のおもちゃ」ではありません。

しかし、親子のやり取りが増えたり、「伝えたい!」という気持ちを引き出したりするきっかけになりやすいおもちゃばかりです。

実際に療育の現場でも、「子どもが夢中になれる遊び」は、コミュニケーションを育てる大切な時間だと考えられています。

お子さんには一人ひとり個性がありますので、「人気だから」ではなく、「わが子が楽しめそうか」という視点で選んでみてください。

① 絵本|親子の会話が自然に増える定番のおもちゃ

特徴

絵本は、発語を促したい1歳のお子さんにまず取り入れたいアイテムです。

特に、動物や食べ物、乗り物など、身近なものが大きく描かれた絵本は興味を持ちやすいでしょう。

発語につながる理由

絵本を読みながら、

「わんわんだね。」
「りんご、おいしそうだね。」

と話しかけることで、自然と言葉を聞く機会が増えます。

また、指差しをしたり、ページをめくったりすることで、「伝えたい」という気持ちも育ちます。

メリット

  • 親子のコミュニケーションが増える
  • 語彙が自然と増えやすい
  • 毎日の習慣に取り入れやすい

おすすめする子

  • 絵を見るのが好き
  • 指差しが増えてきた
  • 親子でゆっくり遊びたい子

② 積み木|遊びながら言葉と考える力を育てる

特徴

積み木は、長く遊べる定番の知育玩具です。

積む・並べる・崩すなど、シンプルな遊びだからこそ自由な発想で楽しめます。

発語につながる理由

「高いね!」
「倒れた!」
「もう一個乗せよう。」

と、遊びの中で自然に会話が生まれます。

メリット

  • 長く遊べる
  • 指先や集中力も育てやすい
  • ごっこ遊びにも発展する

おすすめする子

  • 手を使う遊びが好き
  • 集中して遊べる子
  • 繰り返し遊ぶことが好きな子

③ 型はめパズル|「できた!」が増える人気のおもちゃ

特徴

形を合わせてはめるシンプルなおもちゃです。

難しすぎないものを選ぶと、1歳でも楽しめます。

発語につながる理由

「丸だね。」
「入ったね!」

など、親子のやり取りが自然と増えます。

メリット

  • 達成感を味わえる
  • 形や色も覚えやすい
  • 指先をしっかり使える

おすすめする子

  • パズルに興味がある子
  • 集中して遊ぶのが好きな子

④ ボール遊び|やり取りを楽しみながら言葉を育てる

特徴

転がすだけでも楽しめるため、1歳から始めやすい遊びです。

発語につながる理由

「どうぞ。」
「ありがとう。」
「もう一回!」

など、やり取りが自然に生まれます。

メリット

  • 親子遊びにぴったり
  • 体もたくさん動かせる
  • コミュニケーションが増える

おすすめする子

  • 体を動かすのが好き
  • 人と遊ぶことが好きな子

⑤ 音の出る楽器おもちゃ|音やリズムを楽しみながら遊べる

特徴

マラカスやタンバリンなど、簡単に音が鳴るおもちゃです。

発語につながる理由

歌を歌ったり、リズム遊びをしたりすることで、言葉を聞く経験が増えます。

メリット

  • 音に興味を持ちやすい
  • 親子で一緒に楽しめる
  • リズム感も育つ

おすすめする子

  • 音楽が好き
  • 手拍子をすることが多い子

⑥ ボール落とし|夢中になって繰り返し遊べる

特徴

ボールを穴に入れると転がる、シンプルなおもちゃです。

発語につながる理由

「入った!」
「コロコロ〜!」

と、遊びながら言葉が増えます。

メリット

  • 集中力が育つ
  • 繰り返し遊びを楽しめる

おすすめする子

  • 同じ遊びを何度も楽しむ子

⑦ コイン落とし|モンテッソーリでも人気のおもちゃ

特徴

コインを穴に入れるだけのシンプルなおもちゃです。

発語につながる理由

親子で成功を喜ぶことで、「できた!」という気持ちが言葉につながります。

メリット

  • 指先が器用になる
  • 集中して遊べる

おすすめする子

  • 細かい作業が好きな子

⑧ ごっこ遊びセット|言葉のやり取りが広がる

特徴

おままごとや食べ物のおもちゃなど、ごっこ遊びが楽しめます。

発語につながる理由

「どうぞ。」
「いただきます。」

など、生活の言葉をたくさん聞けます。

メリット

  • 想像力が育つ
  • 親子の会話が増える

おすすめする子

  • 真似をすることが好きな子

⑨ 木製プルトイ|歩きながら遊べるおもちゃ

特徴

ひもを引っ張って歩く木のおもちゃです。

発語につながる理由

「行こう!」
「ワンワン歩いたね。」

など、遊びながら会話が増えます。

メリット

  • 歩くことが楽しくなる
  • 体を動かせる

おすすめする子

  • 歩き始めたばかりの子

⑩ 月齢・発達に合わせた知育玩具(プレイキット)

特徴

専門家が月齢や発達に合わせて選んだ知育玩具をまとめて楽しめます。

発語につながる理由

発達段階に合った遊びができるため、親子のやり取りが生まれやすくなります。

メリット

  • おもちゃ選びで迷わない
  • 発達に合わせて遊べる
  • 家庭療育にも取り入れやすい

おすすめする子

  • 発達が気になる子
  • どのおもちゃを選べばよいか迷っている家庭
  • 長く遊べる知育玩具を探している家庭

今回紹介したおもちゃは、どれも「子どもが楽しく遊びながら、親子のコミュニケーションを増やせるもの」を中心に選びました。

特に最後に紹介した月齢・発達に合わせたプレイキットは、「どれを買えばいいか分からない」というご家庭にも人気があります。

実際に、11か月児と3歳児が約1か月間遊んでみたレビュー記事も公開しています。遊び方や子どもの反応を写真付きで詳しく紹介していますので、おもちゃ選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

おもちゃだけでは発語は伸びない?家庭でできる言葉を育てる遊び方

ここまで、発語が遅い1歳のお子さんにおすすめのおもちゃを紹介してきました。

でも、一番お伝えしたいことがあります。

それは、「良いおもちゃを買えば、自然と言葉が増えるわけではない」ということです。

言葉を育てるために本当に大切なのは、おもちゃそのものではなく、親子で一緒に遊び、楽しい時間を過ごすことです。

児童発達支援の現場でも、「どう遊ぶか」「どんな声かけをするか」をとても大切にしています。

難しいことをする必要はありません。

毎日の遊びの中で少し意識するだけでも、お子さんが言葉に触れる機会はぐっと増えていきます。

ここでは、ご家庭ですぐに実践できる「言葉を育てる遊び方」を紹介します。

「教える」より「一緒に楽しむ」が発語への近道

「言葉を覚えてほしい!」

そう思うあまり、

「これは何?」
「言ってごらん。」
「ママって言える?」

と、つい教えたくなってしまいますよね。

もちろん、その気持ちはとても自然なことです。

しかし、1歳のお子さんは”勉強”ではなく”遊び”の中で言葉を覚えていきます。

そのため、「教えること」を意識しすぎるよりも、一緒に楽しむことを大切にしましょう。

例えば積み木なら、

「高く積めたね!」
「すごーい!」
「ガシャーン!倒れたね!」

ボール遊びなら、

「コロコロ転がったね。」
「ママのところまで来たね!」

こんなふうに、楽しそうに話しかけるだけで十分です。

「言葉を教える時間」ではなく、「親子で笑い合う時間」が、発語を育てる近道になります。

「これなに?」より実況中継が効果的

言葉を増やしたいときに、つい

「これは何?」
「何色かな?」
「言ってみよう!」

と質問ばかりしてしまうことはありませんか?

でも、質問が続くと、お子さんによってはプレッシャーを感じてしまうことがあります。

そこでおすすめなのが、「実況中継」のような声かけです。

例えば、

  • 「赤い車だね。」
  • 「ボールが転がったね。」
  • 「ワンワンがお散歩しているね。」
  • 「積み木が高くなったね。」
  • 「できたね!」

このように、親が見たことをそのまま言葉にするだけで大丈夫です。

子どもはその言葉を何度も聞くことで、少しずつ意味を理解していきます。

「教えなきゃ」と頑張る必要はありません。

普段の遊びを言葉にして伝えるだけでも、十分に言葉のシャワーになります。

子どもの言葉を待つ時間をつくろう

親はつい、子どもより先に話してしまいがちです。

例えば、

「ジュース飲む?」
「はい、どうぞ!」

とすぐに進めてしまうことがあります。

でも、ほんの少しだけ待ってみると、お子さんが、

「あっ!」
「ん!」
「これ!」

と、何かを伝えようとすることがあります。

この「伝えようとする時間」が、とても大切です。

言葉になる前でも、

  • 指差しをする
  • ママの顔を見る
  • 手を伸ばす
  • 声を出す

これらはすべてコミュニケーションです。

その気持ちを受け止めながら、

「ジュースが飲みたいんだね。」
「ボールが欲しかったんだね。」

と言葉を添えてあげることで、お子さんは少しずつ言葉と意味を結び付けていきます。

「早く話してほしい」と焦るより、「伝えようとしているね」と気付いてあげることが大切です。

毎日5分でも続けたい親子遊び

「たくさん遊ばなきゃ。」

そう思うと、忙しい毎日の中では負担になってしまいます。

でも、長い時間遊ぶ必要はありません。

大切なのは、毎日少しずつ続けることです。

例えば、

  • 絵本を1冊読む
  • ボール遊びをする
  • 積み木を一緒に積む
  • 手遊び歌を歌う
  • 「いないいないばあ」をする

このような遊びを5〜10分楽しむだけでも十分です。

毎日の小さな積み重ねが、お子さんの「楽しい!」「伝えたい!」という気持ちを育てていきます。

また、児童発達支援の現場でも、「短時間でも継続すること」が大切だと考えられています。

無理をして特別なことをするよりも、親子で笑顔になれる時間を少しずつ増やしていきましょう。

発語は、おもちゃだけで育つものではありません。

お子さんのペースを大切にしながら、毎日の遊びの中で少しずつ言葉に触れる経験を増やしていくことが、将来のコミュニケーションにつながっていきます。

「どのおもちゃが合うか分からない…」そんな家庭におすすめの選び方

「発語が遅い1歳には、このおもちゃがおすすめ!」

そんな記事をたくさん見ても、

「結局、どれを選べばいいの?」
「買ったのに遊んでくれなかったらどうしよう…」

と迷ってしまいますよね。

実は、おもちゃ選びで一番大切なのは、「人気」ではなく「わが子に合っているか」です。

発達が気になるお子さんは、一人ひとり興味や発達のペースが違います。

そのため、口コミで人気のおもちゃでも、わが子には合わないことがあります。

ここでは、おもちゃ選びで失敗しないための考え方と、最近注目されている「月齢・発達に合わせて選ばれた知育玩具」について紹介します。

市販のおもちゃ選びで失敗する理由

おもちゃ売り場やネットショップには、たくさんの知育玩具が並んでいます。

種類が多いのはうれしい反面、

  • どれが発語にいいのか分からない
  • 対象年齢だけで選んでしまう
  • 人気ランキングだけを参考にしてしまう

という方も多いのではないでしょうか。

実際に、「買ったのに全然遊ばなかった…」という経験をしたことがある方も少なくありません。

その理由は、子どもによって興味や発達段階が違うからです。

例えば、

  • ボール遊びが大好きな子
  • 音の鳴るおもちゃに夢中になる子
  • 積み木を何度も並べる子

など、好きな遊びは本当にさまざまです。

また、同じ1歳でも発達のペースには個人差があります。

そのため、「1歳向け」と書かれているおもちゃが、すべてのお子さんに合うわけではありません。

だからこそ、おもちゃを選ぶときは、「今のわが子が楽しめるかな?」という視点を大切にしてみてください。

月齢・発達に合わせて選ばれた知育玩具という選択肢

「自分で選ぶのは難しい…」

そんなときは、月齢や発達段階に合わせて選ばれた知育玩具を利用するのも一つの方法です。

最近では、専門家が監修したプレイキットや知育玩具サービスも増えてきました。

こうしたサービスの魅力は、

  • 今の発達に合ったおもちゃが届く
  • おもちゃ選びで迷わなくて済む
  • 親子で遊びやすい工夫がされている

という点です。

特に、発達が気になるお子さんの場合は、「難しすぎる」「簡単すぎる」といったミスマッチを減らしやすいのもメリットです。

もちろん、どんな知育玩具でも、お子さんとの相性はあります。

しかし、専門家が発達段階を考えて選んでいるという安心感は、おもちゃ選びに迷っているご家庭にとって大きな魅力と言えるでしょう。

実際に11か月児と3歳児が遊んで分かったおすすめ知育玩具

私自身、児童発達支援の現場で子どもたちと関わる中で、「おもちゃ選び」の難しさを何度も感じてきました。

そこで実際に試してみたのが、IMANO MANABI(イマノマナビ)のプレイキットです。

11か月の子どもと3歳の子どもに約1か月遊んでもらったところ、同じおもちゃでも遊び方がまったく違うことに驚きました。

11か月の子は、

  • 音を鳴らす
  • 手で触る
  • 何度も繰り返して遊ぶ

ことを楽しんでいました。

一方、3歳の子は、

  • ごっこ遊びに発展させる
  • 自分なりの遊び方を考える
  • 兄弟で一緒に遊ぶ

など、年齢に合わせた楽しみ方をしていました。

また、「これで遊びなさい」と教えなくても、子どもが自分から手を伸ばして遊び始めたことがとても印象的でした。

もちろん、「この知育玩具を使えば発語が増える」と言い切ることはできません。

しかし、親子で自然に会話が生まれ、子どもが「もっと遊びたい!」と思える環境づくりには、とても役立つと感じました。

発語が遅い1歳のおもちゃに関するよくある質問

ここでは、「発語が遅い1歳 おもちゃ」について、保護者の方からよくいただく質問をまとめました。

発語のスピードには個人差があるため、「うちの子だけ遅いのかな…」と不安になることもあると思います。

少しでも安心してお子さんと向き合えるよう、療育の現場でもよく聞かれる質問に分かりやすくお答えします。

1歳で発語がないと発達障害でしょうか?

いいえ。1歳で発語がないだけで、発達障害とは判断できません。

言葉が出始める時期には大きな個人差があります。

1歳頃には「ママ」「パパ」などの意味のある言葉を話し始める子もいますが、1歳半頃から少しずつ話し始める子も珍しくありません。

そのため、発語だけで判断することはできません。

一方で、

  • 名前を呼んでも反応が少ない
  • 指差しをしない
  • アイコンタクトが少ない
  • 大人とのやり取りが少ない

など、気になる様子が続く場合は、一度専門機関へ相談してみると安心です。

「相談=発達障害と決まる」ということではありません。

お子さんに合った関わり方を知るためにも、気軽に相談してみることをおすすめします。

発語を促す知育玩具は本当に効果がありますか?

知育玩具だけで発語が増えるとは言えません。

ただし、親子で遊ぶ時間が増えたり、「伝えたい!」という気持ちが育ったりするきっかけにはなります。

例えば、

  • ボールを「どうぞ」と渡す
  • 積み木を一緒に積む
  • 絵本を読みながら話しかける

このような遊びを通して、自然と言葉に触れる機会が増えていきます。

大切なのは、おもちゃそのものではなく、「どんな関わり方をするか」です。

「教えなきゃ」と思うよりも、一緒に笑って遊ぶ時間を増やすことが、発語につながりやすくなります。

テレビやYouTubeは減らした方がいいですか?

完全にやめる必要はありませんが、見せすぎには注意したいところです。

テレビやYouTubeを見ること自体が悪いわけではありません。

歌や手遊びなどを一緒に楽しむことは、言葉に触れるきっかけにもなります。

ただし、長時間見続けてしまうと、親子で会話をする時間が減ってしまうことがあります。

言葉は、人とのやり取りの中で育つことが多いため、

  • 一緒に歌う
  • 見た内容について話す
  • 動画を見たあとに遊ぶ

など、親子のコミュニケーションも取り入れることがおすすめです。

動画だけに頼るのではなく、遊びとのバランスを意識するとよいでしょう。

療育へ相談するタイミングはいつですか?

「少し気になるな」と思った時点で相談して大丈夫です。

「もう少し様子を見たほうがいいかな…」

と悩んでいるうちに、不安が大きくなってしまう方も少なくありません。

療育や発達相談は、診断を受けるためだけの場所ではありません。

例えば、

  • 家庭でできる遊びを教えてもらう
  • 発達の様子を見てもらう
  • 子どもへの関わり方を相談する

このような目的でも利用できます。

早めに相談することで、不安が軽くなることも多いので、一人で抱え込まないようにしてください。

モンテッソーリのおもちゃは発語にもおすすめですか?

モンテッソーリのおもちゃは、発語を促す遊びに取り入れやすいおもちゃの一つです。

モンテッソーリ教育では、子どもが「自分でやってみたい」と思える環境づくりを大切にしています。

例えば、

  • 積み木
  • 型はめパズル
  • ボール落とし
  • コイン落とし

など、シンプルなおもちゃが多くあります。

こうした遊びは、

「できたね!」
「もう一回やってみよう!」

と親子で自然に会話が生まれやすいことが特徴です。

ただし、モンテッソーリのおもちゃを使えば必ず発語が増える、というわけではありません。

一番大切なのは、お子さんが楽しみながら遊べることです。

お子さんの興味や発達段階に合ったおもちゃを選び、親子で楽しい時間を過ごすことが、言葉を育てる一番の近道になります。

まとめ|発語が遅い1歳のおもちゃ選びで一番大切なのは「親子のやり取り」

「発語が遅い1歳におすすめのおもちゃ」について紹介してきましたが、最後に一番お伝えしたいことがあります。

それは、言葉を育てる一番の近道は、おもちゃではなく「親子のやり取り」だということです。

もちろん、おもちゃは子どもの興味を引き出したり、「伝えたい!」という気持ちを育てたりする大切な道具です。

しかし、どんなに人気の知育玩具でも、遊ぶだけで自然に言葉が増えるわけではありません。

毎日の遊びの中で、

「楽しいね。」
「できたね!」
「もう一回やろう!」

と親子で笑顔になれる時間が、お子さんの言葉やコミュニケーションを育てる土台になります。

最後に、この記事のポイントを振り返ってみましょう。

発語には大きな個人差がある

1歳で言葉が少ないと、どうしても周りの子と比べてしまいますよね。

でも、発語のタイミングには大きな個人差があります。

1歳でたくさん話す子もいれば、1歳半や2歳頃から急に言葉が増える子もいます。

そのため、「まだ話さない=発達障害」と決めつける必要はありません。

一方で、発語だけではなく、

  • 名前を呼んでも反応が少ない
  • 指差しをしない
  • コミュニケーションが取りにくい

など、気になることが続く場合は、早めに相談することも大切です。

「相談すること」は、お子さんに合った関わり方を知るための第一歩になります。

おもちゃは言葉を引き出す”きっかけ”

おもちゃは、言葉そのものを教える道具ではなく、「伝えたい!」という気持ちを引き出すきっかけです。

例えば、

  • 「どうぞ。」
  • 「もう一回!」
  • 「できた!」

このようなやり取りが遊びの中で自然に増えることで、少しずつ言葉につながっていきます。

だからこそ、発語を促したいときは、親子で一緒に遊べるおもちゃを選ぶことがおすすめです。

一番大切なのは親子で楽しむこと

「ちゃんと言葉を教えなきゃ。」

そう思う必要はありません。

それよりも、

  • 一緒に笑う
  • 一緒に遊ぶ
  • 一緒に喜ぶ

そんな時間をたくさん作ることが、言葉を育てる近道です。

子どもは、楽しい経験の中でたくさんの言葉を聞き、少しずつ覚えていきます。

毎日5〜10分でも、親子で向き合う時間を大切にしてみてください。

その積み重ねが、お子さんの成長につながっていきます。

発達に合った知育玩具を選ぶと、遊びの幅が広がる

おもちゃを選ぶときは、「1歳だから」ではなく、「今のわが子に合っているか」という視点が大切です。

発達が気になるお子さんは、一人ひとり得意なことや興味が違います。

だからこそ、

  • 手先を使う遊びが好き
  • 音に興味がある
  • ボール遊びが好き

など、お子さんに合ったおもちゃを選ぶことで、遊びの幅が広がり、親子のコミュニケーションも自然と増えていきます。

おもちゃ選びに迷ったら、専門家が選んだプレイキットも検討してみよう

「たくさんありすぎて、どれを選べばいいか分からない…」

そんな方は、月齢や発達段階に合わせて専門家が選んだ知育玩具を試してみるのも一つの方法です。

実際に私も、児童発達支援の視点からIMANO MANABI(イマノマナビ)のプレイキットを11か月児と3歳児に約1か月使ってもらいました。

その結果、子どもたちが自分から夢中になって遊び、親子で自然に会話が増える場面をたくさん見ることができました。

もちろん、すべてのお子さんに合うとは限りません。

それでも、「どのおもちゃがわが子に合うのか分からない」という方には、参考になる選択肢だと感じています。

実際に遊んだ様子や、子どものリアルな反応、良かった点・気になった点を詳しくレビューしていますので、気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください。

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お子さんにぴったりのおもちゃは、「人気のおもちゃ」ではなく、「わが子が笑顔で夢中になれるおもちゃ」です。

ぜひ焦らず、お子さんのペースを大切にしながら、親子で楽しい遊びの時間を増やしていってくださいね。

以上【発語が遅い1歳におすすめのおもちゃ10選|言葉を引き出す遊び方も解説】でした

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この記事を書いた人

約30年の間に培った障害福祉分野での知識や経験を、このブログで余すことなくお伝えしていきます。
所持資格:社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員等

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