【保存版】雨の日でも安心!発達障害児におすすめ室内遊び

目次

雨の日に発達障害の子がイライラしやすい理由とは?

雨の日って、ただでさえ大人も気分が下がりやすいですよね。
発達障害の子にとっては、さらに外遊びできないストレスが加わって、気持ちが不安定になりやすくなります。

外で走ったり体を動かしたりすることは、子どもにとってエネルギーを発散する大事な時間。
それがなくなると、どうしてもイライラしたり、落ち着かなくなったりするんです。
特に発達障害の子は、予定の変更や環境の変化に敏感なので、雨でお出かけが中止になると「もうどうしていいかわからない!」と混乱してしまうことも少なくありません。

でも安心してください。実は、室内遊びをうまく取り入れることで、気持ちが落ち着き、安心できる時間に変えられるんです。

外遊びできないことで起こる困りごと【癇癪・多動】

外で遊べない日は、子どもの体のエネルギーが余ってしまい、多動(じっとできない動き)が強く出やすくなります。
また、楽しみにしていた外出やお散歩が急にできなくなると、癇癪(かんしゃく)につながることも。

これは「わがまま」ではなく、子どもの中で 気持ちと体のエネルギーのバランスが崩れてしまっているサインなんです。
例えば、

  • 予定変更に対応できずに泣き叫ぶ
  • ずっと同じ要求を繰り返す
  • 家の中を走り回って止まらない
    こうした行動は、実は「どうしたらいいのかわからない」という気持ちのSOSでもあります。

客観的に見ても、発達障害の子にとって「予定通りにいかない」というのはとても大きなストレス要因。
だからこそ、雨の日は 「エネルギーを発散できる遊び」と「気持ちを切り替えられる遊び」 を用意してあげることが大切なんです。

室内遊びが安心感を与える!【感覚統合・親子時間】

雨の日でも「遊びの環境」を工夫することで、子どもは安心して過ごせます。
特に、感覚統合を意識した室内遊びはおすすめです。

感覚統合って難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと「体の感覚をうまく整理して、落ち着くこと」。
たとえば新聞紙をビリビリ破ったり、風船をポーンと投げ合ったりする遊びは、手や体を使って刺激を受けることで気持ちが安定しやすくなります。

さらに、ママと一緒に遊ぶことで親子の安心感も育ちます。
「ママが一緒にいてくれる」「楽しいことを一緒にできる」という体験は、子どもにとって大きな安心材料なんです。

また、客観的に見ても室内遊びにはメリットがたくさん。

  • 安全な環境でできる
  • 遊びの流れをコントロールしやすい
  • 言葉やコミュニケーションを自然に学べる
    など、雨の日だからこそ得られるプラスの効果があるんです。

つまり、「雨の日=困った日」ではなく「おうちで安心できるチャンスの日」に変えられる、ということですね。

失敗しない!発達障害児の室内遊びを選ぶ3つのコツ

「せっかく遊んでみたけど、うちの子には合わなかった…」そんな経験、ありませんか?
発達障害の子どもは、一人ひとり感じ方や得意・苦手が全然違います。だからこそ、遊びを選ぶときにちょっとしたコツを意識するだけで、ママも子どももグッと楽しく過ごせるんです。

ここでは、失敗しないための3つの視点をご紹介します。

特性に合った遊びを見極める【感覚過敏・集中力】

発達障害の子には、「感覚が敏感すぎる子」や「逆に鈍感な子」がいます。
例えば、音に敏感な子に太鼓やベルのおもちゃを渡すと「うるさい!」とパニックになることも。逆に体の動きをあまり感じにくい子は、風船遊びやジャンプ遊びでちょうどよく刺激を受けると落ち着いたりします。

また、集中力のタイプにも違いがあります。

  • 短い時間しか集中できない子には「すぐに終わる遊び」
  • じっくり型の子には「積み木やブロックなどの作品づくり」
    が合いやすいです。

つまり、「この遊びはみんなに良い」ではなく「うちの子に合うかどうか」を意識するのがポイントなんです。

安全で簡単!準備しやすい遊びを選ぶ

ママにとっても大事なのは「無理なく続けられること」。
たとえば、準備に30分かかる遊びは、正直しんどいですよね。だからこそ、新聞紙・段ボール・ペットボトルなど、家にあるものでできる遊びがおすすめです。

さらに忘れてはいけないのが 安全性
走り回って転びやすい子なら、角の少ないクッションやマットを使った遊びが安心です。
小さな部品を口に入れやすい子には、大きめのブロックや紙コップなど誤飲の心配がないものを選びましょう。

「準備が簡単で安全」な遊びを選ぶと、ママの負担が減る=子どもとの遊び時間を楽しめる余裕が増えるんです。

遊びながら療育につながる要素を取り入れる

せっかく遊ぶなら、ちょっとした工夫で「おうち療育」にもできると一石二鳥です。

例えば:

  • ことばを伸ばしたい → ごっこ遊びで「いらっしゃいませ」「どうぞ」などの声かけを練習
  • 体の使い方を伸ばしたい → クッションでサーキット遊びを作ってジャンプやバランスを体験
  • コミュニケーションを育てたい → 順番を守る遊びや、風船バレーのように相手とやり取りする遊び

ポイントは「特別な教材がなくても、遊び方次第で発達支援になる」ということ。
つまり、遊びを通じて自然に「できた!」を積み重ねることが、子どもの成長につながるんです。

この3つのコツを押さえると、「雨の日=退屈で大変」から「雨の日=おうちで楽しく過ごせるチャンス」に変わります。

【厳選10選】雨の日でも楽しめる発達障害児向け室内遊び

雨の日でも「今日はどう過ごそう…」と悩まずに済むように、ここではすぐにできて効果的な室内遊びを10個ご紹介します。
どれも特別な道具は必要なく、家にあるものや100均で手に入るものでOK!
発達障害の子にとって安心感や達成感を得やすく、ママにとっても準備がラクなものばかりです。

1. 新聞紙遊び|ストレス発散&感覚統合に効果抜群

新聞紙をビリビリ破いたり、丸めてボールにしたり、投げて遊んだり…。
実はこれ、ストレス発散と感覚統合にとても効果的なんです。
破るときの「ビリッ」という音や手ごたえは、子どもにとって心地よい刺激になり、気持ちがスッと落ち着きやすくなります。

しかも、片付けも簡単!最後は袋に集めて「ごみシュート遊び」にしてしまえば、遊びながらお片付けもできます。

2. 段ボールハウス|安心できる自分の居場所づくり

大きめの段ボールを切ってドアや窓を作るだけで、あっという間に「秘密基地」の完成!
発達障害の子にとって、「自分だけの安心できる空間」はとても大切です。
気持ちが不安定なときでも、狭い場所に入ることで落ち着ける子は多いんですよ。

中にお気に入りのおもちゃや毛布を持ち込めば、まさに「安心の巣」。
ママにとっても「ちょっと一人で過ごせる時間」を作れるのでおすすめです。

3. サーキット遊び|運動不足を解消する室内運動

雨の日はどうしても運動不足になりがち。
そんなときは、クッションやマット、イスを使って簡単なサーキットコースを作ってみましょう。

「ジャンプ → ハイハイ → ゴールでタッチ!」のように、短い動きを組み合わせるだけでも十分。
体幹を鍛えたり、バランス感覚を養ったりする効果があります。
兄弟姉妹がいる場合は、競争形式にするとさらに盛り上がりますよ。

4. ペットボトルボウリング|集中力&達成感を育む

ペットボトルに水やお米を少し入れて「ピン」に見立て、ボールで倒す遊びです。
的を狙う → 倒れる → 成功体験 という流れが、子どもの集中力と達成感を育てます。

難易度は調整可能!
軽いペットボトルにすれば倒しやすく、重くすれば手応えが出て挑戦心を刺激します。
「やった!全部倒せた!」という瞬間は、自己肯定感を育てるチャンスです。

5. リズム遊び|音楽でことば・感情表現を引き出す

お気に入りの音楽を流して、手を叩いたり、体を揺らしたり…。
言葉が出にくい子でも、音楽に合わせて体を動かすことで自然に感情表現が広がるんです。

ママが歌いながら「いっしょにパチパチ!」と誘うと、やりとりの練習にもなります。
音楽は「楽しい」「安心」をつくる魔法のスイッチ。雨の日こそ取り入れたい遊びです。

6. 感覚遊び(スライム・小麦粉ねんど)で落ち着きを促す

手でコネコネ、ぐにゃっとした感触を楽しむスライムやねんど遊びは、触覚を刺激して気持ちを落ち着ける効果があります。
発達障害の子の中には「手で触って安心するタイプ」が多く、こうした遊びはまさにピッタリ。

小麦粉ねんどなら、材料も家にあるもので簡単に作れますし、100均グッズでそろえることも可能。
「遊びながらリラックスできる」ので、ママにとっても嬉しい時間になります。

7. 風船バレー|簡単で盛り上がる協力プレイ遊び

風船ひとつあれば、家の中が一気に遊び場に!
天井や壁に当たっても安全なので、思いっきり楽しめます。

「順番を待つ」「相手に返す」というやりとりの練習にもなるので、コミュニケーション力を伸ばす効果も。
兄弟や親子でやれば、笑いが絶えない時間になること間違いなしです。

8. 積み木・ブロック遊び|空間認知&創造力を伸ばす

静かに集中したいときにおすすめなのが積み木やブロック。
「高く積む」「横に広げる」など、遊びながら空間認知や創造力が自然に育ちます。

さらに「できた!」という達成感も味わえるので、自己肯定感アップにもつながります。
ママが「すごいね!」と声をかけることで、さらに意欲が高まりますよ。

9. 模倣あそび(ごっこ遊び)|社会性・コミュ力を鍛える

「お店屋さんごっこ」「ままごと」などの模倣遊びは、相手の真似をしながら社会性やコミュニケーション力を伸ばせる遊びです。
「いらっしゃいませ!」「どうぞ!」などのやりとりは、ことばの練習にもピッタリ。

普段の生活を遊びに取り入れることで、子どもも自然に理解しやすくなります。

10. お手伝い遊び|「できた!」を実感できる生活療育

「遊び=おもちゃ」だけじゃありません。
日常の中でできるお手伝いを「遊び化」するのも立派な室内遊びです。

たとえば、

  • 洗濯物を色ごとに仕分け
  • テーブルにスプーンやお皿を並べる
  • 洗濯バサミでタオルを留める

こうした動作は指先の練習・順序の理解・生活力の向上につながります。
何より「できた!」を実感できるので、自己肯定感をぐんと高めることができるんです。

これら10個の遊びは、どれも「子どもが楽しめる」+「発達を支える効果がある」という二重のメリットがあります。
雨の日をきっかけに、「おうちが一番の遊び場」になれば、ママも子どもも安心して過ごせますよ。

室内遊びで伸びる!発達障害児に期待できる5つの効果

「ただの遊び」と思われがちな室内遊びですが、実は子どもの発達をぐんと後押ししてくれる大事な時間なんです。
発達障害のある子は特に、遊びの中で 自然に学んだり、安心して挑戦したり することができるので、療育的な効果も期待できます。

ここでは、室内遊びから得られる 5つの大きな効果 をわかりやすくご紹介します。

言葉の発達を促す遊び【ごっこ・リズム】

発達障害の子の中には、「ことばが出にくい」「会話のキャッチボールが苦手」という子も少なくありません。
そんなときに役立つのが、ごっこ遊びやリズム遊びです。

お店屋さんごっこなら「いらっしゃいませ」「どうぞ」「ありがとう」といった言葉が自然と出てきます。
また、音楽に合わせて「パチパチ」「ジャンプ!」と声を出すことで、言葉と体の動きがつながりやすくなるんです。

客観的に見ても、ごっこ遊びは「会話のきっかけ」を作り、リズム遊びは「言葉をリズムにのせて覚える」手助けをしてくれます。
つまり、遊びながらことばを引き出せるという大きなメリットがあります。

感覚統合をサポートする遊び【新聞紙・スライム】

発達障害の子は、感覚が敏感すぎたり、逆に感じにくかったりすることがあります。
そこでおすすめなのが、新聞紙遊びやスライムなどの感覚遊びです。

新聞紙をビリビリ破ると「音・手の感触・視覚」の刺激が一度に入ります。
スライムや小麦粉ねんどは「ぐにゃぐにゃした感触」を楽しみながら、手の感覚を整理することができます。

これらは、専門家の視点でも「感覚統合あそび」として療育現場でよく使われています。
つまり、遊びながら感覚をバランスよく整理し、落ち着きを促すことができるんです。

運動能力を高める遊び【サーキット・風船】

室内でも工夫すればしっかり運動ができます。
サーキット遊びでジャンプやハイハイをすれば、体幹やバランス感覚が鍛えられるし、風船バレーなら「走る・跳ぶ・打つ」と全身運動につながります。

発達障害の子は、運動が得意な子もいれば、苦手でつまずきやすい子もいます。
でも、遊びの中なら「運動=楽しい!」という体験になりやすく、自然とチャレンジできるんです。

結果として、雨の日でも運動不足を防ぎ、体の発達をサポートできます。

コミュニケーション力を育てる遊び【模倣・協力ゲーム】

発達障害の子が苦手としやすいのが「人とのやりとり」。
でも、模倣遊びや協力が必要なゲームなら、遊びながらコミュニケーション力を伸ばせるんです。

模倣遊びは「ママの真似っこ」から始めればOK。
協力ゲーム(風船バレーやボウリングなど)では、「相手に返す」「順番を待つ」ことを自然に学べます。

専門的に見ても、こうした遊びは「ターンテイキング(順番を守るやりとり)」を練習する場としてとても有効です。
つまり、子どもが楽しみながら対人スキルを身につけられる大切な時間になるんです。

自己肯定感を高める遊び【積み木・お手伝い】

発達障害の子は、できないことが多いと自信をなくしやすい傾向があります。
だからこそ、「できた!」を感じられる遊びがとても大事です。

積み木を高く積めたときや、ブロックで作品を作れたとき、「やった!」という達成感を味わえます。
また、洗濯物を仕分けたり、食器を並べるといったお手伝いも立派な遊び。
「自分は役に立てた」という実感は、自己肯定感を大きく育てます。

客観的に見ても、療育や発達支援の現場では「成功体験の積み重ね」がとても重視されています。
家庭での遊びでも、この視点を取り入れると子どもがぐんと前向きになりますよ。

ママ必見!室内遊びをスムーズに楽しむコツ

発達障害の子との遊びって、楽しい反面「なかなか切り替えられない」「片付けが大変」「ママが疲れてしまう」などの悩みもありますよね。
でも実は、ちょっとした工夫で ぐっとスムーズに、しかも楽しく 室内遊びを取り入れることができるんです。

ここでは、ママがラクになりつつ、子どもも満足できるコツを4つご紹介します。

ルールや流れを「視覚支援」で見える化

発達障害の子は、耳で聞いただけの説明だと理解しにくいことがあります。
「次はこれをやるよ」と口で伝えるよりも、絵や写真、カードを使って「見える化」するとぐんとわかりやすくなります。

たとえば、

  • 遊ぶおもちゃの写真を並べて「今日はこの順番ね」と伝える
  • タイマーを見せながら「あと3分でおしまい」

こうすると、子ども自身も「次に何をするのか」が予測できるので、安心して遊びに取り組めます。
専門的に見ても「視覚支援」は発達支援の基本のひとつ。つまり、ママが楽になる最強ツールなんです。

遊びの切り替えを楽にする【予告・タイマー活用】

「まだ遊びたい!」と泣いてしまって、なかなか切り替えられない…。そんな経験、よくありますよね。
実はこれ、発達障害の子に多い 「急な変化への苦手さ」 が原因です。

そこで役立つのが 予告とタイマー

  • 「あと5分でお片付けだよ」と事前に声かけする
  • タイマーが鳴ったら「おしまい」の合図にする

これを習慣にすると、「終わりが来るんだ」という見通しが持てるので、癇癪を防ぎやすくなります。
つまり、「予告=安心」「タイマー=客観的な合図」 という形で、ママの声かけ以上に効果を発揮するんです。

片付けも遊びに変える!【ゲーム感覚で楽しく】

「片付けなさい!」と言ってもなかなか動かない…。そんなときは、片付けそのものを遊びに変えてしまうのがコツです。

例えば、

  • 「どっちが早く片付けられるか競争しよう!」
  • 「赤いブロックはこの箱、青いのはこっち!」と色分けゲームにする
  • 片付けソングを歌いながら一緒にやる

こうすると、子どもは「怒られてやる片付け」ではなく「楽しい活動」として取り組めます。
結果的にママのイライラも減り、「遊びながら整理整頓を学べる」というプラスの効果までついてきます。

ママも無理しない!子どもが夢中になる遊びを選ぶ

大切なのは「ママが全部完璧にやろうとしないこと」。
発達障害の子は興味の幅が限られている場合も多いので、子どもが自然に夢中になれる遊びを選ぶのが一番ラクなんです。

無理に「これもやらせなきゃ」と頑張る必要はありません。
ママが少し見守るだけで遊べるもの、子どもが自分から取り組むものを選べば、ママの負担はぐっと減ります。

つまり、「ママが楽しめる余裕を持つ」ことも支援のひとつなんです。
ママが笑顔だと、子どもも安心して遊びに集中できますよ。

【体験談】雨の日の室内遊びで変わった!発達障害児ママの声

実際に「雨の日の室内遊び」を取り入れて、子どもとの毎日が少しずつ変わったというママの声をご紹介します。
「うちの子も同じ!」と共感できる部分や「こんな工夫があるんだ!」と気づける部分がきっと見つかるはずです。

新聞紙遊びで癇癪が減った体験談

あるママは、雨の日になると毎回癇癪を起こして大変だったそうです。
「外に行けない!イヤだ!」と泣き叫び、落ち着かせるのに1時間以上かかることも…。

そこで試したのが 新聞紙遊び
最初は半信半疑でビリビリ破って見せたら、子どもが「もっとやりたい!」と大喜び。
新聞紙を丸めて投げたり、頭にかぶって笑ったり…。気づけば1時間以上、ずっと夢中で遊んでいたそうです。

ママは「癇癪の時間が新聞紙遊びに置き換わって、雨の日が楽しい日に変わった」と話しています。
客観的に見ても、新聞紙遊びはストレス発散+感覚統合に効果があるので、まさに理にかなった選択ですね。

段ボールハウスで「安心できる居場所」ができた話

別のママは、雨の日になると子どもがソワソワして落ち着かず、家の中を走り回って困っていたそうです。
そこで大きな段ボールを使って「秘密基地」を作ってみたところ、子どもが中に入った瞬間にスッと落ち着いたそうです。

「自分だけのスペース」ができたことで、子どもは中でおもちゃを並べたり、本を読んだり。
ママは「安心できる居場所ができたことで、子どもが自分から休憩できるようになった」と感じているそうです。

客観的にも、発達障害の子にとって「安心できる小さな空間」は気持ちを落ち着ける効果があるといわれています。
段ボールひとつで子どもが安心できるなら、コスパも最高ですよね。

風船バレーで兄弟関係が改善したエピソード

3歳と6歳の兄弟を育てるママからは、風船バレーで兄弟関係が良くなったという体験談が届きました。
今までは「貸して!」「やめて!」とケンカばかり。雨の日は特にイライラが募っていたそうです。

ところが、風船を1つ膨らませて「バレーしよう!」と誘ったら、兄弟が大盛り上がり!
「次はお兄ちゃん!」「今度はぼく!」と自然に順番を守れるようになり、ケンカも減ったとのこと。

ママは「兄弟が協力して遊ぶ時間が増えたことで、家の中の雰囲気がぐんと明るくなった」と話しています。
専門的に見ても、風船バレーのような協力型の遊びは、順番を待つ・相手に返すといったコミュニケーションの基礎を学ぶのに最適です。

【100均でOK】発達障害児におすすめ室内遊びグッズ

「おもちゃって高いし、療育グッズもそろえるのは大変そう…」と思っていませんか?
でも実は、100均にあるアイテムだけで発達障害の子にぴったりの遊び環境が作れるんです。

ここでは、特におすすめのグッズを3つのカテゴリーに分けてご紹介します。どれも安くて手に入りやすいので、気軽に試してみてくださいね。

定番アイテム(積み木・風船・ボウリングセット)

まずはどの家庭でも取り入れやすい 定番グッズ
100均には、小さめの積み木やブロック、カラフルな風船、ペットボトル代わりにもなるボウリングセットがそろっています。

  • 積み木・ブロック → 空間認知や集中力を育てる
  • 風船 → 運動不足解消&コミュニケーション練習に最適
  • ボウリングセット → 的を狙う力や達成感を味わえる

高い知育玩具を買わなくても、100均で十分「遊びながら発達を支える遊び」ができます。
つまり、コスパ最強のおうち療育グッズなんです。

手作りおもちゃ用素材(新聞紙・段ボール・小麦粉)

「遊び道具がない!」というときでも大丈夫。
実は、新聞紙や段ボール、小麦粉といった身近な素材も立派なおもちゃになります。

  • 新聞紙 → ビリビリ破いてストレス発散、丸めてボール遊びもOK
  • 段ボール → 秘密基地や工作遊びで「安心できる空間づくり」
  • 小麦粉 → 水を混ぜて「小麦粉ねんど」に。感触遊びで落ち着き効果あり

特に小麦粉ねんどは、材料費100円ほどで何度でも遊べる優れもの。
「準備が簡単でコスパがいい」という点でも、ママの強い味方になります。

感覚遊びグッズ(センサリーボトル・スライム)

発達障害の子にとって「感覚遊び」はとても大事。
100均には、センサリーボトルやスライムといった感覚刺激にぴったりのアイテムも手に入ります。

  • センサリーボトル → ペットボトルにビーズやラメを入れて作ると、振ったり眺めたりするだけで気持ちが落ち着く
  • スライム → ぷにぷにした感触で手先を刺激し、リラックス効果も期待できる

特にセンサリーボトルは、「自作×100均素材」で簡単にできるのが魅力。
専門家も感覚調整に効果があると推奨している遊びで、家庭での安心グッズとして大活躍します。

雨の日の室内遊びで注意すべき3つのポイント

雨の日の室内遊びはとても楽しいけれど、ちょっとした工夫や配慮を忘れると「疲れすぎてぐずぐず…」や「思わぬケガ」につながってしまうこともあります。
発達障害のある子は特に、感覚や行動が極端になりやすいので、安心して楽しむためのポイントを押さえておくと安心です。

ここでは、ママが知っておきたい3つの注意点をご紹介します。

遊びすぎて疲れすぎないように配慮する

「楽しい!」となると、止まらなくなってしまうのが子どもたち。
特に発達障害の子は、自分で疲れに気づくのが苦手な場合があります。
気づけば汗だくでヘトヘトになり、そのあと機嫌が悪くなって癇癪につながることも…。

だから、ママが「ちょっと休憩しようね」と声をかけたり、タイマーを使って遊ぶ時間を区切ったりすると安心です。
遊びの合間に水分補給をはさむだけでも気持ちが落ち着き、楽しい時間が長続きしますよ。

危険がある遊びは必ず大人が付き添う

室内遊びは安全なイメージがありますが、実は思わぬ危険も隠れています。
たとえば、風船が割れて口に入れてしまう、ブロックを踏んで転ぶ、サーキット遊びで勢い余って家具にぶつかる…など。

発達障害の子は夢中になると周りが見えにくくなることも多いので、大人がそばで見守ることが大切です。
安全に配慮して環境を整えるだけでなく、ママが一緒に楽しみながら見守ると安心ですし、子どもも「ママと一緒だ!」とさらに楽しく遊べます。

「できた・できない」より楽しむことを最優先に

「もっとできるようにしてあげたい」という思いから、つい結果を意識してしまうこともありますよね。
でも、室内遊びの一番の目的は 「楽しい!」と感じること

積み木が高く積めなくてもOK、ボウリングが倒せなくてもOK。
「やってみたこと自体が大事」なんです。
遊びながら少しずつできることが増えれば十分。ママが「楽しいね!」と共感してあげるだけで、子どもは満足感を得られます。

客観的に見ても、「できる・できない」にこだわりすぎるとプレッシャーになり、遊びがストレスに変わってしまうこともあります。
だからこそ、「結果よりプロセス」を大事にして、安心して笑顔で終われる遊びにしてあげるのがベストです。

この3つを意識するだけで、雨の日の室内遊びが「ケガや癇癪の心配」から「親子で安心して楽しめる時間」に変わりますよ。

まとめ|発達障害児は雨の日も室内遊びで成長できる!

雨の日は外に出られず、子どもがイライラしたり、癇癪が増えたりと「どう過ごそう…」と悩むママも多いですよね。
でも実は、室内遊びこそが雨の日の最大の味方。ちょっとした工夫で「大変な1日」から「成長のチャンス」に変えることができます。

室内遊びは雨の日の「不安定さ」を和らげる支援になる

発達障害の子は、予定変更や環境の変化に敏感です。
「外に行けない」というだけでも強いストレスになり、癇癪や多動につながることもあります。

そんなときに役立つのが、新聞紙遊び・風船バレー・段ボールハウスなどの室内遊び。
体を動かしたり、安心できる場所をつくったりすることで、気持ちが安定しやすくなるんです。

つまり、雨の日の遊びは「ただの暇つぶし」ではなく、子どもの心を落ち着ける支援になるんです。

簡単・安心な工夫で、ママも子どもも笑顔に

「準備が大変そう…」と思うかもしれませんが、100均や家にあるものを使えば十分。
新聞紙、段ボール、小麦粉など、特別なものがなくても子どもはしっかり楽しめます。

大事なのは、安全にできてママが無理なく取り入れられる工夫をすること。
例えば「タイマーで遊びを区切る」「片付けをゲームにする」など、ちょっとしたアイデアでストレスを減らせます。

結果的に、ママが笑顔だと子どもも安心して遊びに集中できるんです。

室内遊び=日常でできるおうち療育の第一歩

今回ご紹介した遊びは、どれも 「遊びながら発達を支える」 要素を持っています。
ことばを引き出すごっこ遊び、感覚を育てるスライム、協力を学べる風船バレー…。
すべてが おうちでできる小さな療育 なんです。

「療育って難しそう」と思っているママも、まずは遊びから始めれば大丈夫。
日常の中で「できた!」「楽しい!」を積み重ねることが、子どもの成長につながります。

以上、【雨の日でも安心!発達障害児におすすめ室内遊び】 でした

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この記事を書いた人

約30年の間に培った障害福祉分野での知識や経験を、このブログで余すことなくお伝えしていきます。
所持資格:社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員等

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