6歳以上におすすめ!コミュニケーション力を育むゲーム特集|遊んで笑って“話す力”がグングン伸びる!

「うちの子、友達とちゃんと話せてる?」そんな不安を“遊び”で解決!

– 今、注目されている「コミュニケーション力育成」×「遊び」の最強コンビとは?

子どもが成長してくると、ふとした瞬間に気になるのが「人との関わり方」。
「うちの子、ちゃんと友達と会話できてるかな?」「学校でうまくやれてるのかな?」と、心配になる保護者の方も多いのではないでしょうか。

特に6歳以上になると、小学校への進学をはじめとして、友達と一緒に過ごす時間がグッと増えていきます。家庭の中では気づきにくいけれど、集団のなかで「話す・聞く・伝える」といったコミュニケーションの力はますます重要になってきます。

でも、「コミュニケーション力を育てましょう」といっても、何か特別なトレーニングが必要なわけではありません。実はその力、遊びの中でこそ自然に育つんです。

最近は、遊びを通じて「会話のキャッチボール」や「相手の気持ちを考える」ことを学べるコミュニケーション系ゲームが注目を集めています。教育現場や療育施設はもちろん、家庭でも気軽に取り入れられるアイテムがどんどん登場しているんです。

しかも、子ども自身が「楽しい!」と感じながら遊べるから、身につくスピードも自然と加速。ゲームを通して学ぶことには、強制されずに自主的に学べるという強みもあります。

また、こうしたゲームは発達段階や個性に合わせて選べるので、たとえば口下手な子や初対面が苦手な子でも無理なく参加できるのが魅力です。さらに、親子で一緒に遊ぶことで、親子間の会話の質が深まる効果もありますよ。

このブログでは、「6歳以上の子どもたちにおすすめのコミュニケーションゲーム」を厳選して紹介しつつ、それぞれのゲームがどんな力を育てるのか?どんな場面で活用できるのか?を多角的に解説していきます。

「どれを選べばいいかわからない」という人にも、発達段階別・目的別にわかりやすく紹介しますので、きっと今日から使えるヒントが見つかるはずです!

目次

これからの時代にマスト!子どもに“話す力”が必要な理由

■ 小学校でつまずく子が増加中!?「聞く・話す力」が未来を左右する

最近、「授業中のやりとりが苦手」「友達と会話が続かない」「先生の指示が通じにくい」など、“話す・聞く”力につまずく子どもが増えていると言われています。
この背景には、スマホやタブレットの普及による“会話の時間減少”や、家庭でのやりとりが少なくなっている現状も影響していると指摘されています。

さらに、小学校では「アクティブラーニング」「グループディスカッション」など、子ども同士で意見を交わす学びが増えており、従来以上にコミュニケーション力が問われる時代に。
そのため、「人の話をちゃんと聞く」「順番を守って話す」「自分の意見を伝える」といったスキルが身についていないと、学力以前につまずいてしまうことも少なくありません。

でもこれは、能力や性格の問題ではなく、経験の差であることがほとんど。つまり、日常的に“話す”経験を積むことで、大きく変わっていけるのです。

■ 学力だけじゃない!非認知能力としての“コミュニケーション力”とは

最近よく耳にする「非認知能力」という言葉。これは、テストの点数では測れない“生きる力”のことを指します。
具体的には、自己肯定感・やり抜く力・共感力・協調性などが含まれますが、このなかでもとくに大切なのが
「コミュニケーション力」なんです。

将来、どんな職業についても、人との関わりは避けられません。どんなにスキルが高くても、相手とスムーズに意思疎通ができなければ、力を発揮できないことも…。
だから今、文部科学省をはじめとした教育機関でも「非認知能力の育成」が注目され、早期からの取り組みが進められているんです。

そしてこの非認知能力、意外なことにゲームや遊びの中でこそ育ちやすいという研究結果もあるんですよ。

■「遊び」が実は最高の学び場!ゲームで育つ“会話力”と“想像力”

「勉強は机でやるもの」というイメージ、ありませんか?
でも実は、遊びの中こそが“コミュニケーションの宝庫”なんです。

たとえば、お友達とゲームをするなかで、

  • 「次どうする?」と相談したり、
  • ルールの確認や調整をしたり、
  • 勝っても負けても気持ちを共有したり…

こんなふうに、自然な流れで会話や思いやりが生まれる場面が、遊びにはたくさん詰まっています。
それに、ゲームには「想像する力」も必要です。「相手は今どう思ってる?」「こう言ったらどうなるかな?」といった予測や配慮も、実はコミュニケーションの大事な要素

遊びを通じて身につけた“話す力”は、学校生活はもちろん、将来の社会生活でも武器になります。しかも、「楽しいからこそ続く」「自分から関わろうとするようになる」という好循環まで生まれるのがポイントです。

\ここまでのまとめ/

  • 小学校では「話す・聞く力」が求められる場面が急増中
  • コミュニケーションの力=非認知能力であり、人生において超重要!
  • ゲームや遊びは、会話力や想像力を自然に伸ばす“最高の教材”
  • 話し合い・相談・共感といったスキルが、遊びを通じて楽しく身につく

失敗しない!子どものタイプ別・年齢別ゲーム選びの極意

■ 6歳からの“ちょうどいい”ゲームって?つまずかないルール選び

6歳ごろになると、「そろそろちょっと難しいゲームにもチャレンジさせたいな」と思うタイミング。
でもいきなり複雑なルールのゲームを出してしまうと、「なんかよくわかんない…」「つまんない…」となってしまうことも。そうなると、せっかくの“コミュニケーション力を育てるチャンス”が台無しに。

そこで大事なのが、「ちょうどよく理解できる」「スムーズに参加できる」レベル感を見極めることです。
6~8歳頃の子どもには、ルールがシンプルで覚えやすく、繰り返しの中で慣れていけるようなゲームが最適。たとえば「ウノ」「ナンジャモンジャ」などは、説明が短くて済むのでおすすめです。

逆に、ルールが多かったり、勝敗の基準が複雑だったりすると、「できない」と感じて自信をなくす可能性もあるので注意が必要。
最初は「みんなで遊ぶ」こと自体を目的にして、勝ち負けより“会話のやりとり”を楽しむ方向に持っていくのがコツです。

■ 対面?オンライン?家庭や現場での使い分けポイント

最近はタブレットやPCを使ったオンラインのゲーム教材もたくさん登場していますよね。
Zoomやアプリを使って、離れた友達や先生とやりとりできるのはすごく便利。でも、「じゃあオンラインだけでOK?」というと、実はそうでもありません。

対面で遊ぶゲームの魅力は、言葉以外のコミュニケーションもフル活用できること。
表情・ジェスチャー・間の取り方など、実際に相手と向き合うからこそ育つ力がたくさんあります。とくに相手の気持ちを読む力や、微妙な空気感の理解は、画面越しでは伝わりにくいもの。

一方、オンラインゲームは“会話のテンポ感”や“聞く力”を鍛えるのに有効です。
とくに、言語発達に課題のある子にとっては、タイムラグやチャット形式など、自分のペースで伝えやすい場面も多く、対面が苦手な子には取り入れやすい側面もあります。

つまり、それぞれに良さがあるからこそ、場面に応じてバランスよく使い分けるのがベストなんです。

■ 発達に合わせて選ぶ!「うちの子に合うゲーム」見極めチェック

子どもによって得意なことや苦手なことは違いますよね。
ある子は「話すのは得意だけど、ルールを覚えるのが苦手」、また別の子は「説明は苦手だけど、絵やジェスチャーで表現するのが得意」など、本当に十人十色。

だからこそ、子どもの“特性”に合わせたゲーム選びがとても重要。
たとえば、ASD(自閉スペクトラム症)傾向のある子は、予測できるルールや繰り返しがあるゲームの方が安心できることが多いです。
また、ADHD傾向の子どもには、テンポがよく、順番が短いゲームの方が集中しやすいといった傾向があります。

「みんなが遊んでいるから」という理由だけで選ぶのではなく、

  • うちの子は「話す」より「聞く」のが得意?
  • 自分の番までじっと待てるタイプ?それともサクサク進めたい?
    といった視点から、“我が子に合うゲームのタイプ”を考えてあげることがカギになります。

もちろん、試してみて合わなかったら変えてOK。大切なのは、「うちの子にとって楽しく、無理なく続けられること」です。

\ここまでのまとめ/

  • 6歳前後の子どもには、簡単で理解しやすいルールのゲームが最適
  • 対面ゲームとオンラインゲームは、それぞれ違う力を育てられる
  • 子どもの特性や発達段階に応じて、合うゲームは違う!
  • 「うちの子にとっての“楽しい”」を基準に、柔軟に選んでOK!

楽しみながら“話す力”がつく!おすすめゲーム12選【保存版】

「コミュニケーション力を育てる」と聞くと、なんだか難しい訓練が必要なイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
実は、日常の“遊び”の中でこそ、話す・聞く・伝える力は自然と身についていくものなんです。

この章では、「語彙力」「傾聴力」「協調性」「感情理解」など、それぞれの力を伸ばせるおすすめゲームをタイプ別に12個ピックアップしてご紹介します!

子どものタイプや目的に合わせて選べば、ただ楽しいだけじゃなく、確かな成長につながる“遊び時間”に早変わり
ぜひ保存して、いつでも参考にしてみてくださいね。

■ 語彙力・伝える力が育つ!「ことばで伝える」系ゲームTOP3

「伝えるって意外と難しい!」
そう気づくことが、子どもにとって大きな成長の第一歩。
ここでは、語彙力や表現力が自然と鍛えられるゲームを紹介します。

① カタカナーシ

カタカナ語を使わずに説明するカードゲーム。
たとえば「アイスクリーム」を「冷たくて、甘くて、暑い日に食べたくなるもの」と伝える…という具合。
工夫して説明する力や、言葉を組み立てる柔軟性が育ちます。

② ジェスチャーゲーム

言葉を使わずに身振り手振りで伝えるシンプルな遊び。
非言語的な表現力も養えるうえ、笑いながらできるので導入にも◎。

③ ワードウルフ

みんなの中に1人だけ違うお題がある人がいる、というルールで会話を展開。
「みんなとの微妙なズレ」に気づき、論理的に言葉で説明する力や状況把握力が育ちます。

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■ 相手の話を“ちゃんと聞く”力を養うゲーム3選

「話す力」とセットで大切なのが、「聞く力」=傾聴力
相手の話を集中して聞き、理解して反応する練習ができるゲームを紹介します。

④ 伝言ゲーム

シンプルだけど奥が深い!
最初の人が聞いた言葉を順番に伝えていく中で、注意深く聞くことの大切さを実感できます。

⑤ 指示通りにお絵かき

一人が「○を描いて、その下に△を置いて…」と指示し、相手がその通りに絵を描くゲーム。
聞き手の集中力や、言語の処理能力を自然に育てます。

⑥ マジカルバナナ

「○○といったら○○」という連想ゲーム。
聞きながら瞬時に考えて言葉をつなげていくので、集中力・瞬発力・語彙の引き出しを鍛えられます。

■ ターン交代・対話が自然と身につく!協力・駆け引き系ゲーム

コミュニケーション力には、「順番を守る」「協力する」「駆け引きする」といった対人スキルも不可欠。
以下のゲームは、そういったやりとりが自然と身につきます。

⑦ ウノ(UNO)

定番カードゲームだけど、ルールを守る力・順番を理解する力・相手の出方を読む力などが育ちます。
年齢を問わず楽しめるのもポイント。

⑧ ナンジャモンジャ

カードに描かれたキャラに自分で名前をつけ、その名前をいち早く呼ぶゲーム。
想像力+即時反応+名前を覚える記憶力がセットで鍛えられる、盛り上がり系ゲーム!

⑨ ドブル

共通の絵を素早く見つけるスピード勝負。
シンプルながら、認知力・集中力・声かけの瞬発力をバランスよく伸ばせます。

■ 感情理解・相手を思いやる力を育てる“こころ”系ゲーム

話す・聞くだけでなく、「相手の気持ちを考える力」もコミュニケーションには超重要!
ここでは、感情理解・共感・内省にフォーカスしたゲームを紹介します。

⑩ もしもカード

「もしも〇〇だったらどうする?」という質問に答えるカードゲーム。
相手の視点で物事を考える練習ができ、感情表現も豊かに。

⑪ 気持ちカードトーク

いろいろな感情が描かれたカードを使って、「今どんな気持ち?」を言葉にする遊び。
感情のラベリング力や自己理解力が育まれます。

⑫ 人生ゲーム

家族や社会のルールをゲームにした名作。
「仕事」「お金」「家庭」などを通じて、社会性と会話の幅が広がるゲームです。

\ここまでのまとめ/

  • ゲームは“話す力”だけでなく、聞く・考える・感じる力も育てられる!
  • 【ことば系】では語彙力・表現力がアップ
  • 【傾聴系】では集中して聞く力・理解する力を伸ばせる
  • 【対人関係系】では協力・駆け引き・順番を守る力が育つ
  • 【感情系】では気持ちの理解や共感、社会性まで広がる
  • 目的別にゲームを選べば、子どもの強みや苦手を楽しく伸ばせる!

ただ遊ぶだけじゃもったいない!ゲームでコミュ力を伸ばす親の声かけ術

せっかくコミュニケーション力を育てるためにゲームをしているなら、「ただ遊ぶだけ」では正直もったいない!
実はちょっとした親の声かけ次第で、子どもが“話す・聞く・考える”力をぐっと引き出せるんです。

ここでは、日常の遊びに取り入れやすい会話の広げ方遊びを長く楽しむコツ、さらに家庭や支援の現場での成功事例も紹介します。
ちょっと意識を変えるだけで、遊びが“学びの時間”に進化しますよ!

■「なんて答える?」がキーワード!会話を引き出す神フレーズ集

ゲーム中に「うん」「いいよ」「わかった」だけで会話が終わっちゃう…なんてこと、よくありますよね。
でも実は、大人のちょっとした問いかけや合いの手が、子どもに“話すきっかけ”を与えてくれるんです。

たとえばこんな声かけがおすすめ:

  • 「それ、どうやって考えたの?」
  • 「今の○○、すごくおもしろい!もっと教えて!」
  • 「もし〇〇だったら、どうする?」
  • 「相手がこう言ったら、どう返すと思う?」

こうした“オープンな質問”を投げかけると、子どもは自分の言葉で答えようとするようになります。
しかも、「正解を求めない質問」だからこそ、のびのびと話す習慣がつくんです。

また、ちょっと迷っている様子のときこそチャンス!
「その言い方いいね!」「どっちもありだと思うよ」など、肯定的なリアクションを返すことで、子どもは自信をもって話せるようになります。

■ 続けるほど効果倍増!「飽きない工夫」と「ルールアレンジ術」

ゲームは楽しいけど、同じことを繰り返していると子どもはどうしても飽きてしまう…。
そこでおすすめなのが、ルールの“ちょい足し”アレンジ!

たとえば:

  • 「名前しりとり」にしてみる(例:「りんご→ゴリラ→ラッコ」)
  • ポイント制を導入して「◯回話せたら1点」にしてみる
  • 役割交代ルールで、毎回リーダーや説明役を変えてみる

こうしたアレンジを入れることで、同じゲームでも新鮮な気持ちで取り組めるようになりますし、遊びのなかで自然に違う力を使う経験が増えていきます。

また、「今日はママとチーム戦」「次はタイムアタック形式!」といった日替わりバリエーションをつけると、長く続けやすくなる工夫にもなりますよ。

そして、続ければ続けるほど、子ども自身も「自分から話してみよう」「もっと伝えてみたい」と思えるようになるのが大きな成果です。

■ 家庭・学校・支援現場で実践!リアルな成功事例まとめ

実際に、ゲームを活用したコミュニケーション支援は、家庭だけでなく教育現場や福祉の現場でも広く取り入れられています。
ここでは、そんなリアルな事例を少しだけ紹介します。

◎ 事例1:家庭での「気持ちカードトーク」

言葉で感情を表すのが苦手だった8歳の男の子。
毎晩寝る前に気持ちカードを1枚選んで話す習慣をつけたところ、「今日はちょっとイライラした」「嬉しかったことがある」など、自分の気持ちを話せるように!

◎ 事例2:学校の学級活動での「ワードウルフ」

グループの会話が苦手だった子が、役割のあるゲーム形式で「違うお題を探す探偵役」にチャレンジ。
“自然に意見を言う”流れが作れたことで、自信をもって発言できるように。

◎ 事例3:放課後等デイサービスでの「ナンジャモンジャ」

名前をつける・覚える・呼ぶという工程を繰り返す中で、記憶力・表現力・呼びかける力が大きく成長。
セラピストも「声が小さかった子が、今では大きな声で呼べるようになった」と実感。

こうした事例からもわかるように、遊びを通じた関わりが子どもの内面の変化につながっているんです。

\ここまでのまとめ/

  • ゲーム中の声かけ次第で、子どもの話す意欲は大きく変わる!
  • 「どう思う?」「なんでそう考えたの?」といったオープンクエスチョンが効果的
  • 飽きさせないためのルールアレンジやポイント制も◎
  • 家庭・学校・支援現場でも、コミュ力アップの成功事例が多数!
  • 続けることで、自信・表現力・感情の言語化力が自然に伸びる

年齢別でここが変わる!6歳からのコミュニケーション力の育て方

「うちの子、ちゃんとコミュニケーション取れてるかな…」と感じたとき、まず気にしたいのが“年齢による発達の違い”です。
子どもは成長とともに、関わり方や会話のレベルもどんどん変化していきます。つまり、年齢に合った関わりやゲーム選びをすることで、無理なく自然に“話す力”を育てられるんです。

この章では、6歳から11歳以降までの成長段階に合わせたコミュニケーション力の育て方のコツを年齢別に解説していきます!

年齢育ちやすい力おすすめの遊び・関わり
6〜8歳まねる・表現するごっこ遊び、簡単なカードゲーム
9〜10歳意見を言う・聞く対話系カードゲーム、ロールプレイ
11歳以上話し合い・交渉するチーム戦・ディスカッション型

■ 6〜8歳は“まねっこ”からスタート!安心して失敗できる環境づくり

この時期の子どもたちは、大人や友達のやり取りをまねるのがとても得意。
「こんにちは」「ありがとう」といったあいさつや、「じゃあこうしよう!」という話し合いのセリフを聞いて、少しずつ自分の中に取り入れていくのが特徴です。

でも、言葉の選び方や話すタイミングなど、まだまだ不器用なところも多い時期。だからこそ、「間違えてもいいよ」「ゆっくりでいいよ」という“安心できる環境”がとっても大事です。

この時期に向いているのは、まねっこ遊びやごっこ遊び、シンプルなルールのゲーム
たとえば:

  • 「レストランごっこ」や「先生ごっこ」で、やりとりの形を学ぶ
  • 「ウノ」や「ドブル」など、順番やルールを守る習慣がつくカードゲーム

また、失敗したときには「うまく言えなくても大丈夫!」「どう言いたかったか教えて?」など、受け止める声かけを大切に。
この時期は、話せたことよりも“話そうとした気持ち”をしっかり認めてあげることが一番の支援になります。

■ 9〜10歳は“自己主張”と“聞く力”のバランスを育てる時期

小学校中学年になると、子どもたちはどんどん「自分の考えを伝えたい!」という気持ちが強くなってきます。
でも一方で、「自分ばっかり話して、友達の話が聞けない」「ケンカになりやすい」といった課題も出てきやすい時期なんです。

つまりこの時期は、“自分の意見を伝える”と“相手の意見を聞く”のバランスを学ぶタイミング。

おすすめなのは、話し合い要素があるゲームや、交互にやりとりする遊びです。
たとえば:

  • 「ワードウルフ」や「もしもカード」で、自分の考えを伝えたり相手に質問する練習
  • 「気持ちカードトーク」で、自分の気持ちと相手の気持ちを交互に表現する

さらにこの時期は、「どうしてそう思ったの?」「相手の話を聞いてどう感じた?」と、思考を深める声かけも有効です。
ただ話すだけでなく、“相手との違いを受け止める”体験を少しずつ積んでいくと、対人関係の土台がグンと育ちます。

■ 11歳以降は“話し合う力”をゲームで強化しよう!

高学年になると、子どもたちは「話す」「聞く」だけでなく、“対話する”力=話し合いができる力が求められるようになります。
このあたりからは、ゲームの中でも「ルールを決める」「意見をぶつけ合って調整する」といった要素を取り入れていくと◎。

たとえば:

  • 「人生ゲーム」など、社会的なテーマが含まれたゲームで会話の深さを育てる
  • チーム戦やロールプレイゲームなど、“作戦会議”が必要なゲームもおすすめ

この年齢では、「ただ話す」のではなく、「伝え方」「タイミング」「相手への配慮」といった“高度なコミュニケーション”が育ち始めます。
だからこそ、「相手がどう思うか考えながら話してみよう」「一回相手の意見も聞いてみようか?」といった、内省的な問いかけもぐっと響いてきます。

また、子ども自身がルールを作る・交渉する場面を作ることで、主体性や責任感も同時に育つので、ゲームが学びのツールとしてますます効果的に使える時期です。

\ここまでのまとめ/

  • 6〜8歳は「まねる」「失敗しても安心できる」環境づくりが大事
  • 9〜10歳は「自己主張」と「聞く力」のバランスを遊びで学ぶ時期
  • 11歳以降は「対話力」「話し合いのスキル」を強化するフェーズに突入
  • 年齢ごとに合った関わりやゲーム内容を選ぶことで、無理なくステップアップできる
  • 声かけや問いかけの工夫で、会話の質・深さがどんどん育っていく!

まとめ|ゲームで育つ力は、一生モノの“人とつながる力”

子どもにとって「遊び」はただの娯楽ではなく、社会を学ぶ入口であり、人とつながるための準備期間でもあります。
なかでも“コミュニケーション力”は、友達との関わりはもちろん、将来、職場や家庭といったあらゆる人間関係のなかで土台となる力。
そしてこの力は、机に向かって学ぶだけでは育たないからこそ、「遊び」や「ゲーム」の中でこそ、自然に・楽しく・確実に伸ばしていけるのです。

■ 楽しいから続く!遊びが「コミュ力育成」に最強な理由

勉強や訓練となると、どうしても「やらされ感」が出てしまいがち。でもゲームなら、子どもたちは自分から夢中になって取り組んでくれます。
この「楽しいから続く」という点が、遊びがコミュニケーション力の育成に最強な理由なんです。

たとえば、言葉に詰まっても、相手の話がうまく理解できなくても、ゲームなら“失敗しても笑って済ませられる”空気感があるのも大きなポイント。
この安心感こそが、子どもにとって「もう一回やってみよう」「次はこう話してみよう」といった挑戦の意欲を引き出す土壌になります。

さらに、ゲームの多くはルールの中で「順番を守る」「相手の気持ちを考える」「伝わるように話す」といったスキルが自然に必要になります。
だからこそ、遊んでいるだけなのに“実社会で役立つ力”がどんどん育っていくというわけです。

■ ゲームは1日10分でOK!今日から始める“親子コミュ活”

「毎日忙しくて、そんなに時間取れないよ…」と思っているパパママ、ご安心ください。
実は、ゲームでのコミュニケーション育ては“1日10分”あれば十分。

大事なのは時間の長さよりも、親子でしっかり向き合える“質のある時間”を確保すること。
短い時間でも、「楽しそうに話す」「一緒に笑う」「工夫して伝えようとする」など、コミュ力アップにつながる要素はたくさん詰まっています。

おすすめは、夕飯後やお風呂前など、生活の中に“コミュニケーションタイム”をちょこっと組み込むスタイル。
テレビを消して「5分だけゲームしようか」と始めるだけで、親子の会話がグッと増えるきっかけになりますよ。

また、週末にちょっと時間を取って「今日は家族みんなでゲーム大会!」なんていう日をつくるのも◎。
親も楽しむ姿勢を見せることで、子どもも“話すことが楽しい”と感じられるようになります。

■ 子どもの“今”にぴったり合ったゲームを、成長にあわせて選ぼう

最後に大切なのは、「どんなゲームを選ぶか?」という視点。
せっかくなら、子どもの年齢や発達段階、その時の興味関心に合わせて選んでいくのがベストです。

たとえば:

  • 6歳頃の子には「シンプルなルール&安心して話せる雰囲気」
  • 9〜10歳には「自分の意見を言ったり、相手の考えを聞いたりする力が育つ内容」
  • 11歳以降なら「対話・交渉・ディスカッションが必要な高度なゲーム」

こんなふうに、子どもの成長に合わせてゲームの種類や難易度を変えていくと、“できた!”という達成感が得られやすくなり、自信にもつながります。

そして何より、ゲームは“子どもの成長”だけでなく、“親子の信頼関係”を深めるツールにもなります。
一緒に笑って、一緒に悩んで、一緒に考える——そんな時間の積み重ねが、子どもの「人とつながる力」を育てる大きな土台になっていくのです。

以上【6歳以上におすすめ!コミュニケーション力を育むゲーム特集|遊んで笑って“話す力”がグングン伸びる!】でした。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

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この記事を書いた人

約30年の間に培った障害福祉分野での知識や経験を、このブログで余すことなくお伝えしていきます。
所持資格:社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員等

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