盛り上がる言葉遊びゲーム10選|発達障害児のことばを育てる親子遊び&おうち療育法

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言葉遊びゲームが発達障害児に効果的な理由

子どもの「ことばの発達」に悩んでいるママはとても多いと思います。特に発達障害のある子は、言葉が出るまでに時間がかかったり、会話のキャッチボールがうまくいかなかったりすることがよくありますよね。
そんなときに頼れるのが、“遊びながら自然にことばを身につけられる”言葉遊びゲームです。ここでは、なぜ効果的なのかをわかりやすく解説していきます。

遊びながらことばを育てる!家庭療育のメリット

「療育」と聞くと、少し専門的で難しいものに感じるかもしれません。でも実は、家庭でできる遊びの中にも療育のエッセンスを取り入れることが可能なんです。
子どもは机に向かって「練習する」よりも、楽しい遊びの中でのびのびと学ぶ方が吸収が早いもの。

例えば、しりとりやごっこ遊びをしているだけでも、自然と語彙(ことばの数)が増えていきます。ママにとっても「遊んでいるだけなのにことばの練習になっている」という安心感があり、無理なく続けやすいのが大きなメリットです。

笑顔と笑いで広がるコミュニケーション力

子どもにとって一番の安心は、ママの笑顔。言葉遊びゲームは「楽しい!」という気持ちが先に来るので、子どもがリラックスして関われます。

心理学的にも、楽しい気分のときは脳の働きが活発になり、新しいことを覚えやすくなるといわれています。つまり、遊びの中で笑顔が生まれるほど、ことばの習得につながりやすいんです。

また、笑いながらのやりとりは、子どもに「会話って楽しいものなんだ」と気づかせてくれます。これは、将来的なコミュニケーション力を伸ばす大事な一歩にもなります。

発達障害児の特性に合わせて調整できる柔軟性

言葉遊びゲームのもう一つの魅力は、ルールや遊び方を子どものペースに合わせて変えられることです。

たとえば、しりとりが難しければ「動物しりとり」だけに絞る、言葉がまだ出にくければ「指さし」や「カードを見せる」だけでもOK。
発達障害のある子は、得意・不得意がはっきりしていることが多いですが、遊びなら臨機応変に調整できるので失敗体験を減らせます。

「うちの子に合うかな?」と迷っても大丈夫。遊びのルールをシンプルにしたり、子どもが好きなキャラクターやテーマを取り入れることで、驚くほど楽しんでくれることもありますよ。

言葉だけじゃない!社会性や自己表現も育つ効果

言葉遊びは単なる“ことばの練習”にとどまりません。
相手の番を待つ(ターンテイキング)、自分の気持ちを伝える、相手の反応を受け取る――こうした経験が自然と積み重なっていきます。

これはつまり、社会性や自己表現の基礎を育てる練習になっているんです。
たとえば「次はぼくの番!」と言えたら自己主張、「ママどうぞ」と言えたら思いやりの芽生え。こうした小さなやりとりが、学校生活や友達との関わりにもつながっていきます。

言葉遊びは、ことば+社会性+感情表現をまとめて伸ばせる“オールインワンの支援方法”といってもいいくらいです。

【厳選】盛り上がる言葉遊びゲーム10選|おうち療育におすすめ

言葉遊びといっても、ただのしりとりだけじゃなく、いろんな工夫を取り入れることでことばの力・会話の楽しさ・親子の絆をまとめて育てられます。ここでは、発達障害児のママでも安心して取り入れられる、盛り上がる言葉遊びゲーム10選をご紹介します。

1. 絵カードで楽しむしりとり|ことばを引き出す定番遊び

しりとりは昔からある定番の言葉遊び。でも、発達障害のある子には「ことばだけのやりとり」だと難しいこともあります。そこでおすすめなのが、絵カードを使ったしりとり

「りんご → ごりら → らっぱ」と絵を見ながらつなげていくと、視覚的に理解できるから言葉が出やすくなるんです。

  • まだ発語が難しい子は「カードを選ぶだけ」でもOK
  • 慣れてきたら「ママに渡して言う」「次のカードを探す」など段階的に進められる

遊びながら自然に語彙が増え、「自分でもできた!」という達成感を味わえます。

2. 言葉ビンゴ|語彙を広げて発達をサポート

ビンゴゲームは子どもが大好きな遊び。これを「言葉」に置き換えると、楽しく語彙を増やせる学びに変わります。

例えば「動物ビンゴ」なら、カードに犬・猫・ゾウなどの絵を並べておき、ママが「ねこ!」と言ったら子どもが探して丸をつけます。

  • 聞く力(聴覚)が育つ
  • 語彙のインプットとアウトプットを繰り返せる
  • ゴール(ビンゴ!)があるから盛り上がりやすい

子どもが好きなジャンル(食べ物、乗り物など)を使うと、さらに集中して楽しめますよ。

3. お買い物ごっこゲーム|日常生活に役立つ会話練習

「いらっしゃいませ!」「これください!」とやり取りするお買い物ごっこは、実生活に役立つ言葉の練習にぴったり。

  • 「〜ください」「ありがとう」など、基本的な会話表現が自然と身につく
  • お金のやり取りや順番待ちも学べる
  • 家の中にあるおもちゃや食べ物カードを使えばすぐに始められる

ごっこ遊びは発達障害児にとって「想像力のトレーニング」にもなるので、日常生活+社会性+ことばの力をまとめて育てられる万能ゲームです。

4. なぞなぞ遊び|理解力とやりとり力を育むヒント

「足は4本、ワンワン鳴く動物はなーんだ?」
なぞなぞは、考える力(推測力)と会話のやりとりを育ててくれます。

発達障害のある子の場合は、文字だけでは難しいので、絵なぞなぞ(絵を見せてヒントを出す)がおすすめ。

  • 親が出すだけでなく、子どもにも「問題を作ってもらう」と自己表現につながる
  • 正解したら一緒に大喜び!でモチベーションUP

「わかる!できた!」という体験が、自信につながり、会話のきっかけが増えるんです。

5. 言葉カードめくりゲーム|神経衰弱風で楽しく語彙強化

神経衰弱のようにカードをめくって、同じ言葉や関連する言葉をペアにするゲームです。

  • 「ねこ」と「にゃー」など、言葉+擬音のペアにしても楽しい
  • 視覚と聴覚の両方を使うから、記憶力+言葉の理解を同時に育てられる
  • ペアを見つけたときの「やった!」の達成感が強い

遊びながらことばのインプットとアウトプットを繰り返せるのが大きな魅力です。

6. 擬音語・擬態語リズムあそび|リトミック要素で表現力UP

「ドンドン!」「ピカピカ」「ワクワク」など、音や様子を表すことばをリズムに合わせて楽しむ遊びです。

  • 手を叩きながら「パンパン!」と言う
  • 電車を走らせながら「ガタンゴトン!」と声に出す

こうした遊びは、音や動きとことばが結びつきやすく、子どもが理解しやすいんです。
また、音楽やリズムが加わると、言葉が出にくい子でも参加しやすいのがポイント。

7. 絵本セリフごっこ|読み聞かせから広がる会話のキャッチボール

絵本を読むときに「このセリフ、いっしょに言ってみよう!」と声をかけると、絵本が言葉あそびの舞台になります。

  • 子どもが好きなキャラクターのセリフを真似すると発語が自然に出やすい
  • 「ママが読む→子どもが返す」というキャッチボールでやりとり力UP

読み聞かせが「受け身」から「双方向」になり、ことばの楽しさを一緒に体験できるのが魅力です。

8. お話作りリレー|親子で育む想像力と発語の力

「ある日、くまさんが歩いていました…」とママが話し始めて、子どもが続きを作るリレー方式のお話づくり。

  • 想像力や発想力がどんどん広がる
  • 言葉が出にくい子でも「ひとこと」で参加OK
  • 話をつなげる練習になるので会話力アップにも効果的

「えー!そのあとどうなるの?」とママがワクワクした様子で聞くと、子どもも自信を持って話せるようになります。

9. 真似っこことば遊び|発語・発音を楽しく練習

親が「こんにちは!」と言ったら、子どもが真似して言うだけのシンプルな遊び。でも実はこれ、発語や発音の練習にとても効果的なんです。

  • 声の高さや速さを変えて「おもしろ声」にすると盛り上がる
  • 表情やジェスチャーも真似すると、コミュニケーションの幅が広がる

真似っこは「できた!」を実感しやすい遊びなので、言葉に自信がつきやすいんです。

10. ストップゲーム|言葉×体あそびで集中力と理解力を強化

「赤いもの!ストップ!」と声をかけたら、子どもが部屋の中から赤いものを探して止まる――これがストップゲームです。

  • 言葉の理解(赤い=この色)を確認できる
  • 体を動かしながら学べるから飽きにくい
  • 瞬時に反応する力=集中力も育つ

子どもが好きなジャンル(動物、食べ物など)に変えれば、どんどんバリエーションを増やせます。

言葉遊びをもっと楽しむ!発達障害児ママ向け工夫

言葉遊びは「ただやればいい」というものではなく、ちょっとした工夫で子どものやる気や楽しさがグッと変わるんです。ここでは、発達障害児を育てるママがすぐに取り入れられる実践的なポイントを紹介します。

子どもの発達段階に合わせたルールアレンジ

言葉遊びにはいろんなルールがありますが、そのままでは難しすぎることもあります。大切なのは、子どもの発達段階に合わせてルールをやさしく調整することです。

例えば、しりとりをするときに「最後の文字から始める」ルールが理解しにくければ、「同じ言葉を探す」だけにしてみる。また、なぞなぞが難しい場合は「ヒントを増やす」ことで楽しめるようになります。

「子どもができるレベル」から始めると、無理なく参加できて「もっとやりたい!」という気持ちが自然に育つ**んです。

絵カードや写真でわかりやすい視覚支援

発達障害のある子は、耳からの情報だけだと理解しづらいことがあります。そこで役立つのが絵カードや写真などの視覚支援です。

例えば「犬」と言ってもピンと来ないとき、犬の写真を一緒に見せればすぐに理解できます。
また、「赤いもの!」と声をかけるだけでは難しくても、赤いリンゴのカードを見せると理解がスムーズになります。

視覚支援を取り入れることで、子どもが安心して取り組めるようになり、ことばの理解がぐんと早まるんです。

短時間でも毎日繰り返すことで効果倍増

「今日は30分しっかり遊ばなきゃ!」と思うと、ママも子どもも疲れてしまいます。実は、短時間でも“毎日ちょっとずつ”続ける方が効果的なんです。

例えば「1日5分のしりとり」や「寝る前に1問だけなぞなぞ」など、生活の一部に取り入れることがコツ

脳科学的にも、繰り返しの刺激は記憶を定着させやすいといわれています。つまり、短くても毎日続けることでことばの力がどんどん積み重なっていくんです。

「できた!」を喜ぶ親子の成功体験づくり

遊びの中で一番大事なのは、「できた!」という達成感を一緒に喜ぶことです。
子どもが言葉を出せたり、カードを選べたりしたら、「すごいね!」「やったね!」と大げさなくらい褒めてあげましょう。

この「成功体験」を重ねることで、子どもは自信を持って次のステップに挑戦しやすくなるんです。逆に、できなかったときに叱ってしまうと「言葉遊び=嫌なこと」になりかねません。

ママ自身も「うちの子、こんなことができたんだ!」と気づくきっかけになり、親子で一緒に成長を実感できる時間になります。

よくある悩みと解決法Q&A|言葉遊びゲーム編

言葉遊びを始めてみても、スムーズにいかないことってありますよね。
「遊んでくれない」「言葉が出ない」「癇癪になってしまう」など、ママが抱えるお悩みはとても自然なものです。
ここでは、よくある質問とその解決法をわかりやすく紹介します。

Q1. ゲームに乗らない子への対応は?

せっかく準備したのに、子どもが全然のってこない…。そんなときはよくあります。
実はこれは「その子に合う遊び方にまだ出会えていない」だけのこと。

ムリにやらせようとすると逆効果になるので、まずは子どもの好きなものをきっかけにしてみましょう。
例えば、電車が好きなら「電車しりとり」、恐竜が好きなら「恐竜カード探し」など、子どもの興味に直結したテーマに変えるだけでグッと食いつきやすくなります。

Q2. 言葉が出なくても遊ぶ意味はある?

「まだ言葉が出ないのに、やっても意味あるのかな?」と思うママも多いです。
でも、言葉遊びは“発語”だけでなく“理解”や“反応”を育てる効果もあります。

  • ママの声を聞いて笑う
  • 指さしやカードを選ぶ
  • 真似っこして動作だけする

こうした反応もすべて大事なステップ。
専門的にも、「インプット(聞いて理解する力)」がたまってからアウトプット(話す力)が育つと言われています。
なので、たとえ言葉が出なくても、遊びを続けることにはしっかり意味があるんです。

Q3. 兄弟姉妹と一緒に遊ぶときの工夫

兄弟姉妹と遊ぶと、競争になったり差が出たりしてうまくいかないこともありますよね。
そんなときは、役割分担をはっきりさせるのがコツです。

  • 上の子は「出題係」、下の子は「答える係」
  • 交代でカードをめくる順番を決める

こうして役割を決めるとケンカになりにくく、協力して遊ぶ経験=社会性の練習にもつながります。
また、兄弟姉妹が楽しそうに遊んでいる姿を見るだけでも、発達障害のある子にとっては「マネしたい!」という強い刺激になります。

Q4. 癇癪が出るときの柔軟なルール設定

遊んでいる途中で癇癪になることもあります。
これは「ルールが難しすぎる」「うまくいかないことが続いた」ときによく起こります。

そんなときは、ルールを柔軟に変える勇気を持ちましょう。

  • しりとりを「好きな言葉を言ってOK」に変える
  • ビンゴを「3つできたらゴール!」に短縮する

「うちの子に合ったルール」で遊ぶことが一番大切です。
“できた”を実感できるように調整することで、癇癪が減り、遊びの成功体験が積み重なっていきます。

Q5. 効果が出るまでの目安と継続のコツ

「どのくらい続けたら効果が出るの?」という疑問もありますよね。
残念ながら、これは子どもの特性やペースによって大きく違うので一概には言えません。

でも共通していえるのは、“短時間でも継続すること”が一番の近道ということ。
「毎日5分」でも続けると、小さな変化が積み重なっていきます。

  • 1か月で「指さしができるようになった」
  • 半年で「単語が少し出るようになった」

こんなふうに小さな成長を見つけることが大事です。
結果を焦らず、「昨日より少しできた!」を喜びながら続けるのが継続のコツですよ。

まとめ

盛り上がる言葉遊びゲームで親子の笑顔を増やそう!発達障害児のことばと心を育てる家庭療育の第一歩

言葉遊びゲームは、単に「ことばを覚えるための練習」ではなく、親子で一緒に楽しみながら成長を支えていく大切な時間です。
発達障害のある子どもにとって、言葉を学ぶことはときにハードルが高く感じられるかもしれません。けれど、「遊び」という形なら、自然に、そして無理なくことばや心を育てることができるんです。

今回ご紹介した10個のゲームは、どれも特別な道具や難しい準備がいらないものばかり。ママの声かけやちょっとした工夫で始められるから、忙しい日常の中でも取り入れやすいのが魅力です。

また、言葉遊びの効果は「発語」だけにとどまりません。

  • 相手の番を待つこと(社会性)
  • 気持ちを表現すること(自己表現)
  • やりとりの楽しさを知ること(コミュニケーション力)

こうした“ことば以外の力”も同時に育てることができるんです。これは、学校や社会での生活に必要な土台づくりにもつながります。

そして何より大切なのは、ママと子どもが一緒に笑顔になれること。「ことばの成長」と「心の安心感」はセットで育っていくものだからです。

すぐに大きな成果が見えなくても大丈夫。小さな「できた!」を一緒に喜びながら続けていくことが、家庭療育の第一歩になります。

「今日はしりとりを2回できた」「昨日より笑って遊べた」――そんな小さな積み重ねが、やがて子どもの自信と大きな成長につながっていきます。

以上【盛り上がる言葉遊びゲーム10選|発達障害児のことばを育てる親子遊び&おうち療育法】でした。

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この記事を書いた人

約30年の間に培った障害福祉分野での知識や経験を、このブログで余すことなくお伝えしていきます。
所持資格:社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員等

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