100均DIYで発達障害の子育てにも役立つ!おしゃれスケジュールボード手作りアイデア集

目次

【100均DIY】見える化で育児が変わる!おしゃれスケジュールボードの魅力

育児って、毎日やることが山盛り。特に発達障害のあるお子さんを育てていると、朝の支度やお出かけ準備、宿題の時間など、「何をいつやるか」をめぐってバタバタしがちですよね。
そんなときに頼りになるのが、予定を“見える化”できるスケジュールボードです。

スケジュールボードは、ただの予定表ではありません。
子どもが自分で予定を見て、何をすればいいかを理解できることで、「いま何をするの?」という不安が減り、落ち着いて行動できるようになるんです。これは特に、時間感覚や順序立てて行動することが苦手な子にとって大きな助けになります。

しかも最近は、100均に行けばおしゃれで機能的なアイテムが勢ぞろい。
ホワイトボード、コルクボード、黒板風ボード、マグネットやマスキングテープ…全部そろえても数百円〜1,000円程度で作れるから、失敗しても作り直しが気軽にできます。高価な知育グッズや特別な教材に手を出さなくても、おしゃれで実用的な「わが家専用スケジュールボード」が作れちゃうのが魅力です。

もちろん、見た目だけじゃなく実用性も抜群
予定管理が苦手なお子さんでも、「視覚支援」×「おしゃれデザイン」のボードなら興味を持ちやすく、自然と使う習慣が身につきます。たとえば、予定を完了したらマグネットを動かす、シールを貼るなど、「できた!」という達成感を視覚的に感じられる工夫も可能です。

さらに、これは親目線でも大きなメリット。
「何回も同じことを言うストレスが減る」のはもちろん、家族全員の予定共有にも役立ちます。朝の慌ただしい時間や外出前のバタバタが減って、家の中の空気がぐっと穏やかになります。

要するに、100均スケジュールボードは…

  • 低コストで始められる
  • 発達特性に合わせてアレンジできる
  • 家族みんなが見やすく使いやすい
  • おしゃれなインテリアにもなる

という、育児の“助っ人アイテム”なんです。

発達障害の子育てに◎!スケジュールボードが毎日の生活を変える理由

スケジュールボードって、ただ予定を書くためのものじゃないんです。
特に発達障害のあるお子さんにとっては、日常生活の中での「安心感」と「行動の見通し」をつくる、かなり頼もしいツールになります。

たとえば、朝の支度やお出かけ準備、宿題の時間など、口頭で「やってね」と伝えても、うまく動けないことってありませんか?
これは意欲や性格の問題ではなく、「今やること」と「これからやること」を頭の中で整理するのが難しい場合が多いからです。
そんなときに、予定を“見える化”してあげると、驚くほどスムーズに動けるようになることがあります。

見える化で子どもが落ち着く「安心効果」

発達障害のあるお子さんは、予定や環境の変化に敏感なことがよくあります。
急な変更や予想外の出来事があると、不安や混乱から癇癪やパニックにつながることも

スケジュールボードがあれば、「これから何があるか」が一目でわかるので、先の見通しが立ちやすくなります。
「今日は朝ごはんを食べたら着替えて、そのあと保育園だね」という流れを、文字やイラストで確認できるだけでも、子どもは心の準備がしやすくなり、落ち着いた行動がとりやすくなるんです。

これは心理学的にも裏付けがあって、「予測可能性」が高まることで、人は安心感を持ちやすくなります。特に小さなお子さんや発達特性のある子にとっては、この安心感が日常生活をスムーズにする大きなカギになります。

自分で予定を確認できる「自主性アップ」

もう一つの大きなメリットは、子どもが自分で予定を確認できるようになること。
口で言われるだけだと、どうしても受け身になりがちですが、ボードを見れば「次はこれをするんだな」と自分で判断できるようになります。

これが積み重なると、「自分で動く力=自主性」が育ってきます。
たとえば、予定カードを自分で動かしたり、終わったらマグネットを外すなどの動作を加えると、「できた!」という達成感も味わえます。
この達成感は、自己肯定感を高めるきっかけにもなります。

特にADHD傾向のある子や、忘れやすい子にとっては、「見える場所に予定がある」こと自体が行動のスイッチになりやすく、親が声かけしなくても動けるシーンが増えていくんです。

家族全員の予定共有で「コミュニケーション向上」

スケジュールボードは、親子だけでなく家族全員の予定共有にも効果的です。
たとえば、ママが仕事で遅くなる日や、パパがお迎え担当の日、祖父母が遊びに来る日などもボードに書いておけば、子どもは事前に心の準備ができます。

さらに、予定を一緒に書き込む作業をすると、「明日は何をする日かな?」と親子で話す時間が自然に生まれるんです。
これは単なる情報共有だけでなく、コミュニケーションの質を高める効果もあります。

実際、家族間で予定を共有している家庭は、そうでない家庭に比べて日常の小さなすれ違いやイライラが減ると言われています。
予定を“見える形”で共有するだけで、家庭内の雰囲気が穏やかになりやすいのも嬉しいポイントです。

【100均でそろう】スケジュールボード材料&便利アイテム完全リスト

スケジュールボードを作るとき、まず気になるのは「材料をどこでそろえるか」ですが…正直、100均でほぼ全部そろいます
ダイソー、セリア、キャンドゥなどに行けば、ベースから装飾、表示用の小物まで、おしゃれで実用的なアイテムが山ほど見つかります。

ここでは、スケジュールボード作りに必要な4つのカテゴリー別アイテムをご紹介します。
どれも100〜300円で手に入るので、まずは気軽に試せるのが嬉しいところです。

ベース素材(ホワイトボード・コルクボード・黒板風)

スケジュールボードの“土台”になる部分。
ここは使い勝手とインテリア性のバランスを考えて選ぶのがポイントです。

  • ホワイトボード:マグネットが使えるタイプがおすすめ。予定の差し替えがしやすく、文字もサッと消せます。
  • コルクボード:押しピンやクリップでカードをとめるスタイル。ナチュラルな雰囲気が出しやすく、おしゃれ感も◎。
  • 黒板風ボード:カフェっぽいインテリアに合う。チョークや白マーカーで書くと映えます。

100均ではA4〜大判までサイズが選べるので、置く場所や用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

おしゃれ装飾アイテム(マステ・ウォールステッカー)

「ただの予定表」に見せないための重要アイテム。
見た目の可愛さやカッコよさがあると、子どもも自然と目を向けやすくなります。

  • マスキングテープ:枠線や区切り線をつくると見やすさUP。色や柄を変えて曜日や時間帯を分けるのも効果的。
  • ウォールステッカー:動物や乗り物、植物など、子どもの興味に合わせて選ぶと「見る楽しさ」が増します。
  • デコレーションシール:予定カードや完了マークに貼って達成感を演出。

インテリアにも馴染むデザインを選ぶと、部屋に飾っても違和感ゼロです。

予定表示用グッズ(マグネット・付箋・カード)

ここは子どもの理解度に直結する重要パーツ
表示の仕方によって「わかりやすさ」が大きく変わります。

  • マグネット:色分けや絵柄付きタイプを使えば、一瞬で内容を認識できます。
  • 付箋:予定が変わったら貼り替えるだけ。アレンジ自由度が高いのが魅力。
  • カード:写真・イラスト・文字を組み合わせた予定カードは、発達特性に合わせたカスタムが可能。

例えば、赤マグネット=学校、青=遊び、緑=家庭というふうに色と予定をリンクさせると、理解が早くなることも多いです。

仕上げ用便利ツール(マーカー・強力マグネットテープ)

最後は、完成度と使いやすさを底上げするアイテムたち。
細かい部分ですが、ここを工夫すると日常での使いやすさが段違いになります。

  • マーカー(消せるタイプ):色分けできるペンを使うと視認性UP。油性と水性を使い分けても◎。
  • 強力マグネットテープ:カードの裏に貼れば、マグネット対応のベースにピタッと固定可能。
  • カッティングシート:曜日や時間帯の見出しを作るのに便利。耐久性もあるので長く使えます。

こうした“仕上げ小物”は、使い続ける中で「もっとこうしたいな」という改善を叶えてくれる存在です。

【作り方ガイド】100均アイテムで作るスケジュールボードの基本ステップ

「材料はそろったけど、どうやって作ればいいの?」という方のために、ここでは誰でも迷わず作れる基本の流れをご紹介します。
100均アイテムだけで十分に作れるので、初めてでも安心です。
しかも、作る過程でお子さんと一緒に関われば、それ自体が親子の楽しい時間にもなります。

1. 用途と目的を決める(1日用・週間用・家族共有用)

まず最初にやるべきは、「何のために使うスケジュールボードか」を明確にすることです。
ここを決めずに作り始めると、「予定が入りきらない」「逆にスペースが余る」なんてことになりがちです。

  • 1日用:朝から夜までの流れを細かく見せたいときにおすすめ。支度や宿題など、細かいタスクを整理しやすい。
  • 週間用:学校・習い事・お出かけ予定などを1週間単位で把握できる。家族全員で共有しやすい。
  • 家族共有用:家族全員の予定を1つにまとめたいときに便利。誰がどこで何をしているか一目でわかる。

発達障害のあるお子さんの場合は、「1日用」でスタートして、慣れたら週間用に広げるのが負担が少なくておすすめです。

2. 見やすく使いやすいレイアウト設計

次に考えるのは、「どこに何を配置するか」
レイアウトがわかりにくいと、せっかく作っても見てもらえなくなります。

  • 時系列に上から下、または左から右に流れるように配置すると、視線の流れが自然。
  • 朝・昼・夜などの時間帯で色を変えると視認性アップ。
  • 余白を意識して、詰め込みすぎないのも大事。

特に発達特性のある子は、情報が多すぎると混乱しやすいので、最初はシンプルな構成でOKです。

3. ベース組み立てと設置方法

ベースを選んだら、まずは使いやすい形に組み立てます。
ホワイトボードならフレームをきれいに拭き、コルクボードなら布や紙を貼って背景を整えると、完成後の見栄えがぐっと良くなります

  • 壁掛けタイプ:家族全員が目にしやすく、スペースを取らない。
  • 卓上タイプ:子どもが座って予定を確認しやすい。
  • 持ち運びタイプ:リビングや子ども部屋など、必要な場所に移動できる。

設置場所は、子どもの目線の高さが基本です。見えなかったら意味がないので、場所選びも慎重に。

4. 予定カード作り(イラスト・写真・文字)

予定を表示するためのカードは、「誰が見てもわかる」を意識して作るのがポイントです。

  • イラストカード:絵を見ただけで内容が理解できるので、小さい子や文字が苦手な子に◎。
  • 写真カード:実際の持ち物や場所の写真を使うとリアル感があり、より理解しやすい。
  • 文字カード:読める子には簡単な文字表記も併用すると学習効果あり。

さらに、カードはマグネットやマジックテープで着脱可能にすると予定の差し替えが簡単です。
子ども自身がカードを移動させる動作が、達成感や自主性アップにもつながります。

5. おしゃれに装飾して完成度アップ

最後のステップは、「使いたくなる見た目」にすること
おしゃれにすることで、自然と目が向く回数も増えます。

  • マスキングテープで枠や仕切りをカラフルにする
  • 季節のシールやステッカーを貼ってデザインを変える
  • キャラクターや動物モチーフで親しみやすくする

ポイントは、見やすさを損なわない程度の装飾にすること。派手すぎると逆に情報が埋もれてしまうので、バランスを取りましょう。

発達特性に合わせたスケジュールボードアレンジ術

スケジュールボードは、作り方や使い方によって効果が大きく変わります。
特に発達障害のあるお子さんの場合、その子の特性に合わせてデザインや表示方法を工夫することがとても大事です。

同じ「スケジュールボード」でも、使う素材や見せ方を少し変えるだけで、理解しやすさ・使いやすさ・継続しやすさがぐんと上がります。
ここでは、発達特性ごとのおすすめアレンジを紹介します。

自閉症スペクトラムの子向け:写真・イラスト重視のマグネット式

自閉症スペクトラムのあるお子さんは、視覚情報での理解が得意なケースが多いです。
そのため、文字よりも「見ただけでわかる」写真やイラストを使った予定カードがおすすめ。

  • 朝の着替え → 洋服の写真
  • 朝ごはん → 実際の食卓の写真
  • 保育園 → 建物の写真

こうしたリアルな写真は、抽象的な概念が苦手なお子さんにもわかりやすく、行動へのつながりやすさがアップします。

さらに、カードはマグネット式にすると、予定の順番を変えたり、終わった予定を「完了スペース」に移動したりできます。
この動作そのものが、「終わった」という達成感切り替えのきっかけになるんです。

ADHD傾向の子向け:色分け&タイマー連動

ADHD傾向のあるお子さんは、注意が散りやすく、時間の感覚をつかみにくいことがあります。
そのため、スケジュールボードは色と時間を強調したデザインにすると効果的です。

  • 学校や園の予定 → 青
  • 遊びや自由時間 → 緑
  • 宿題やお手伝い → 赤

このように、予定の種類ごとに色を統一すると、一瞬で「次にやること」が理解できるようになります。

さらに、タイマーや時計を組み合わせるのもおすすめ。
たとえば、「宿題は青のカード+15分タイマー」というように、色と時間をセットで覚えさせると、行動の切り替えがスムーズになります。

学習障害(LD)傾向の子向け:文字+イラスト併用でわかりやすく

LD(学習障害)傾向のあるお子さんは、文字だけ・絵だけでは理解しにくいことがあります。
そこで、予定カードには文字とイラストをセットで表示するのがおすすめです。

  • 「さんぽ」+歩いているイラスト
  • 「ごはん」+お茶碗の絵
  • 「おふろ」+バスタブの絵

こうすることで、視覚と文字情報の両方から理解をサポートできます。
また、フォントはゴシック体など読みやすい書体を選ぶことも重要です。

カードの背景色を曜日ごとや時間帯ごとに変えると、パターン認識がしやすくなるので、より使いやすくなります。

季節・イベント別!スケジュールボード活用アイデア

スケジュールボードは、毎日の予定を見える化するだけじゃなく、季節やイベントに合わせてアレンジできるのも魅力です。
特に発達障害のあるお子さんは、行事や環境の変化が苦手なことも多いので、事前に見える形で準備しておくと安心感がぐっと高まります

ここでは、季節やイベントごとの活用アイデアを紹介します。

新学期は「時間割+持ち物チェック表」に

新学期は、生活リズムや環境が大きく変わるタイミング。
新しい教室、先生、時間割…お子さんにとっては覚えることが盛りだくさんです。

この時期のスケジュールボードは、「時間割表」と「持ち物チェック表」をセットで用意するのがおすすめ。

  • 時間割は色分けして見やすくする
  • 曜日ごとの持ち物をイラストや写真で表示
  • 前日の夜に一緒に確認する習慣をつける

こうすることで、「あれ持った?これ持った?」の繰り返しが減り、朝のバタバタが軽減されます。
さらに、子ども自身がチェックできる形式にすると、自立の第一歩にもつながります。

長期休暇は「宿題進捗表+お出かけカレンダー」に

夏休みや冬休みなどの長期休暇は、学校や園のスケジュールがなくなる分、生活リズムが崩れやすい時期です。
この期間は、スケジュールボードを「宿題進捗表」と「お出かけカレンダー」として活用しましょう。

  • 宿題は科目別にチェック欄を作り、終わったらシールやスタンプで達成感を可視化
  • お出かけやイベントはカレンダー形式で表示し、日付ごとにワクワク感を演出
  • 家族旅行や帰省も事前に写真やイラストで貼っておくと、見通しが立ちやすく不安が減る

特に発達特性のある子は、「いつ何をするのか」が曖昧だと不安や行動の乱れにつながることがあります。
カレンダー形式で全体像を見せるだけで、驚くほど落ち着いて過ごせることも多いです。

行事シーズンは「準備リスト+当日スケジュール」に

運動会、発表会、遠足などの行事シーズンは、持ち物やスケジュールがいつもと違うため、事前準備が重要です。

スケジュールボードに「準備リスト」と「当日スケジュール」を貼っておくと、混乱や忘れ物を防げます。

  • 持ち物リストは写真や絵で見せる(例:お弁当、水筒、帽子)
  • 当日の流れを簡単にイラスト化(例:開会式→競技→昼食→閉会式)
  • 行事の1週間前から貼って、「もうすぐだね」と気持ちを整える時間を作る

この方法は、イベント当日の緊張や不安を減らし、朝から落ち着いた行動がとりやすくなる効果があります。
さらに、家族も一目で当日の流れを把握できるので、サポート体制を整えやすくなります。

【実例10選】100均DIYで作ったおしゃれスケジュールボード

ここからは、実際に100均アイテムで作れるおしゃれで実用的なスケジュールボードの実例をご紹介します。
どれも低コストで真似しやすく、さらにインテリアとしても映えるので、作るのも使うのも楽しくなります。

1. ナチュラルウッド×コルクの北欧風

木製フレームのコルクボードに、ナチュラルカラーのピンやカードを合わせた北欧風デザイン。
温かみのある見た目で、リビングや子ども部屋にも馴染みやすいのが魅力です。
持ち物リストや予定カードをピン留めするだけのシンプル構造なので、DIY初心者でも簡単に作れます。

2. 黒板ボード×チョークアート風

黒板風ボードに白やカラーチョークで描くと、カフェのメニューボードのようなおしゃれ感が出ます。
季節ごとにイラストを描き換えるだけで雰囲気が変わるので、飽きにくいのもポイント。
消して書き直せるので、予定変更にも柔軟に対応できます。

3. ホワイトボード+透明ポケット式

ホワイトボードに透明ポケット(名刺入れやカードケース)を貼り付けたタイプ。
予定カードを差し込むだけで、簡単に入れ替えや順番変更ができるのがメリットです。
色付きカードを使えば、カテゴリー分けも一目でわかるデザインにできます。

4. フェルト生地×マジックテープカード

フェルトボードにマジックテープ付きの予定カードを貼り付けるスタイル。
カードを剥がして移動させる動作が楽しいので、子どもが自分から予定を操作したくなる仕掛けになります。
フェルトは温かみがあり、ケガの心配が少ない安全素材なのも嬉しいポイント。

5. 壁一面ウォールステッカー型

ウォールステッカーを活用して、壁全体をスケジュールボード化。
家族の予定表や持ち物リストを大きく表示できるので、家族全員の見える化に最適です。
デザイン性も高く、インテリアの一部として成立します。

6. 卓上カレンダー型スケジュール

卓上カレンダーを改造して、1日ごとの予定ややることリストを書き込めるスタイル。
デスクや学習机に置けるので、宿題や勉強習慣のサポートにも向いています。
コンパクトで持ち運びもしやすいので、外出先や旅行にも持っていけるのが便利。

7. マグネットタイル自由配置型

正方形のマグネットタイルを複数使い、予定や時間を自由に組み替えるタイプ。
パズル感覚で予定を動かせるので、遊びながらスケジュール感覚を身につけられます。
色や柄を変えれば、カテゴリー分けや優先度表示も簡単です。

8. ガーランド風吊り下げ式

麻ひもやリボンを使い、クリップで予定カードを吊り下げるガーランド風デザイン。
可愛くてインテリア性抜群で、部屋の雰囲気を明るくしてくれます。
季節ごとにカードのデザインを変えれば、飽きずに長く使えるのも魅力です。

9. アクリルボード×LEDライト

透明アクリルボードに予定を書き込み、LEDライトで縁取りするスタイル。
夜でもはっきり見えるうえ、おしゃれな雰囲気が一気にアップします。
子どもがワクワクしながら予定を確認できるので、自主的な活用につながりやすいです。

10. フォトフレーム多段週間表示型

複数のフォトフレームを並べて、曜日ごとの予定を1つずつ表示。
「今日は何曜日か」がひと目でわかるので、週間スケジュール管理に向いています。
100均のフォトフレームを使えば、低コストでおしゃれなレイアウトが作れます。

作った後に続けやすくする!習慣化のコツ

スケジュールボードは、作っただけで満足してしまうと、だんだん使わなくなってしまうこともあります。
せっかく時間をかけて作ったなら、「使うのが当たり前」になる習慣化が大切です。

ここでは、毎日ちゃんと活用できるようにするためのコツを3つご紹介します。

朝晩の予定確認ルーティン

1日の始まりと終わりに、親子でスケジュールボードを一緒に確認する時間を作りましょう。
朝は「今日やること」を確認し、夜は「明日の予定」をセットする。これだけでも生活のリズムが安定します。

  • 朝は支度前に5分、ボードを見ながら「今日はこれとこれだね」と声かけ
  • 夜は寝る前に、翌日の予定カードを並べ替える

心理学的にも、習慣化は「時間と場所を固定する」ことが効果的と言われています。
同じタイミングで確認することで、自然と日課になっていきます。

予定変更もスムーズにする差し替え式

発達特性のあるお子さんは、予定変更にストレスを感じやすい傾向があります。
そこでおすすめなのが、カードやマグネットを差し替え式にしておくこと。

  • 急な変更があったときも、カードをサッと差し替えるだけ
  • 「変更カード」を別色で用意しておくと、視覚的に区別しやすい
  • 「変更=悪いこと」ではなく、「ちょっと特別な日」という印象に変えられる

こうすることで、子どもが予定変更を受け入れやすくなり、混乱や癇癪が減る可能性があります。

やる気アップのごほうび&季節デザインチェンジ

スケジュールボードの活用を長く続けるには、飽きさせない工夫も必要です。
そのためには、ごほうびやデザインチェンジが効果的。

  • 予定をすべて達成したらシールやスタンプをもらえる「ごほうび制度」
  • 季節ごとにカードや装飾を変えて、見た目の新鮮さを保つ
  • 子どもにデザイン選びを手伝ってもらい、「自分のボード」という愛着を持たせる

この「自分で作った・選んだ」という体験は、ボードを長く使い続ける原動力になります。
しかも、装飾の入れ替え自体が親子の楽しいイベントにもなります。

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よくある失敗と解決法

スケジュールボードはとても便利ですが、使っていくうちに「あれ?最近あまり見てくれない…」ということもあります。
これは決して珍しいことではなく、ほとんどの家庭で一度は経験する“壁”です。
でも、ちょっとした工夫でまた使いやすく、楽しいツールに戻せます。

ここでは、よくある失敗とその解決策を紹介します。

興味を持たなくなったら「好きなキャラ&色」を追加

最初は喜んで使っていたのに、だんだん見向きもしなくなる…これは「新鮮さがなくなったサイン」です。
子どもは変化や好みに敏感なので、好きなキャラクターや色を取り入れてみましょう。

  • カードや枠線に好きなキャラクターのシールを貼る
  • 推し色でカードや背景を統一する
  • 季節やイベントごとにデザインを変える

特に発達特性のある子は、興味のあるモチーフがあると自然と視線が向きやすくなるので、再び活用率が上がることが多いです。

情報が多すぎるときは「優先度表示」

予定を詰め込みすぎると、逆に混乱やストレスの原因になります。
大人にとって便利でも、子どもにとっては「いっぱい書いてあってどこを見ればいいかわからない」状態になることも。

そんなときは、優先度を見える化しましょう。

  • 今日絶対やることは赤や星マークで目立たせる
  • 「やったらうれしい」程度の予定は小さく表示
  • 1日の予定は3〜5個までに絞る

こうすることで、子どもが「今はこれだけやればいい」と理解しやすくなり、行動のハードルが下がります。

見やすさは「子どもの目線の高さ」が鉄則

どんなにおしゃれでわかりやすいスケジュールボードでも、置き場所が合っていなければ意味がありません
特に子どもの視線より高い位置にあると、そもそも見てもらえなくなります。

  • 子どもが立ったとき、目の高さに予定カードがくる位置に設置
  • 家族全員が通る場所(リビングや玄関近く)に置く
  • 座って使う場合は机や棚の高さに合わせる

物理的に見やすい位置にあることで、「見る習慣」が自然に身につくようになります。

まとめ:100均スケジュールボードで育児をもっとラクに、おしゃれに

スケジュールボードは、予定管理のためだけの道具ではありません。
「毎日の流れを見える化」することで、子育てのストレスをぐっと減らせる、とても頼もしいアイテムです。

特に発達障害のあるお子さんや、時間管理が苦手なお子さんにとっては、予定がパッと見えるだけで安心感が生まれ、行動もスムーズになりやすいです。
これは心理学的にも、「予測できる環境は行動の安定につながる」と言われており、家庭での穏やかな時間を増やすためにも有効です。

さらに、発達特性に合わせた工夫を加えることで、効果は倍増します。
写真やイラストを多めにする、色分けする、タイマーと連動させる…ちょっとしたアレンジで「見やすい」「わかりやすい」が叶い、子どもが自分から予定を見て動ける力も育てられます。

そして何より嬉しいのが、100均アイテムで低コスト&何度でも作り直せること。
お子さんの成長や環境の変化に合わせてデザインを変えたり、全く新しい形に作り直したりも気軽にできます。
高額な知育グッズを買って「合わなかった…」と後悔するリスクもありません。

つまり、100均スケジュールボードは…

  • 家族の暮らしを整える「見える化ツール」
  • 発達特性に合わせて長く使える育児サポートグッズ
  • おしゃれ&低コストで挑戦しやすいDIY

の三拍子がそろった、コスパ抜群のアイテムです。

「うちの子に合うかな?」と思ったら、まずは小さく試してみてください。
気づけば、朝のバタバタや予定の言い忘れが減って、家の中の空気がちょっと穏やかになるはずです。

以上【100均DIYで発達障害の子育てにも役立つ!おしゃれスケジュールボード手作りアイデア集】でした。

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この記事を書いた人

約30年の間に培った障害福祉分野での知識や経験を、このブログで余すことなくお伝えしていきます。
所持資格:社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員等

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