公園に行っても遊具に近づこうとせず、ひとりでぼんやり過ごすわが子。そんな姿を見て、「うちの子、他の子とちょっと違うのかも…」と感じたことはありませんか?
自閉症の特性を持つ子どもの中には、遊具が苦手だったり、そもそも“遊ぶこと”に不安を感じている子も少なくありません。
でもそれは、問題でも失敗でもなく、その子なりの理由とペースがあるからこそ起きている行動なのです。
親として、どう寄り添えば子どもが安心して“遊びの世界”に踏み出せるのでしょうか?
この記事では、そんな悩みに寄り添いながら、日常でできる関わり方や工夫をわかりやすくお届けします。
はじめに
「うちの子、なんで遊具で遊ばないの?」
公園で他の子どもたちが元気に遊具で遊んでいるのを見ながら、我が子がベンチでじっとしていたり、遊具に近づこうとしない姿を見ると、ちょっと心配になりますよね。つい、「うちの子だけ、浮いてるのかな?」なんて思ってしまうことも…。
でも、安心してください。それって、珍しいことではありません。
特に自閉症の特性をもつ子どもたちは、「遊具で遊ばない」ことが決して珍しくないんです。そして、それにはちゃんと理由があります。
たとえば、感覚が敏感すぎて、滑り台の感触や音が苦手な子もいれば、他の子と一緒に遊ぶルールが分かりにくいと感じて、遊具自体を避ける子もいます。あるいは、「前に怖かった経験があるから」といった過去の記憶が影響していることもあります。
一見、「ただ遊ばないだけ」に見える行動の裏には、その子なりの理由や気持ちが隠れているんですね。
そして、ここがとても大事なポイントなのですが、
「遊ばない=発達が遅れている」「ダメなこと」ではありません。
むしろ、その子にとっての“安心”や“快適”を優先している結果だったり、
まだ準備が整っていないだけだったりすることがほとんどです。
このブログでは、そんな「遊具で遊ばない自閉症児」の気持ちに寄り添いながら、親としてどんな関わり方ができるのか、
家庭でできる工夫や考え方のヒントを、いろんな角度からお伝えしていきます。
「今はまだ遊ばないだけ」と、少しだけ心に余裕を持って、
お子さんの“そのまま”を一緒に見守っていきましょう。
どうして?自閉症の子が遊具で遊ばない本当の理由
公園に行っても、ブランコやすべり台に見向きもしない…。
「どうして遊具に興味を持たないんだろう?」と疑問に思う親御さんも多いはず。
でも実は、「遊ばない」ことの背景には、自閉症の特性からくる“感じ方の違い”や“考え方のスタイル”が深く関係していることがあるんです。
ここでは、自閉症の子どもたちが遊具で遊ばない理由を、いくつかの視点から紹介していきます。
▶ 揺れや触感がつらい?感覚の違いが原因かも
まず知っておきたいのが、感覚の受け取り方がとても敏感だったり、逆に鈍かったりする子が多いということ。
たとえばブランコ。大人から見れば「楽しい揺れ」ですが、自閉症の子にとっては強烈な不快感や恐怖に感じることもあります。
「気持ち悪くなる」「揺れる感覚が怖い」など、感覚のズレが理由で避けている場合もあるんですね。
また、すべり台のツルツルした感触や、鉄棒の冷たさ・ザラザラ感など、肌に触れる感覚が気になって集中できない子もいます。
これは「感覚過敏」と呼ばれる特性のひとつで、本人にとっては我慢できるレベルではない“本気の苦手”なんです。
逆に、「感覚鈍麻(あまり感じにくい)」の子は、遊具の感触にピンとこず、ただ単につまらないと感じていることもあります。
▶ 順番やルールが難しいと遊びに入れないことも
遊具って、実は子ども同士のルールや社会性が詰まった空間でもあります。
「並ぶ」「順番を待つ」「一人ずつ使う」といった暗黙のルールが多く、
それを理解するのが難しい子にとってはハードルが高い場所なんです。
たとえばすべり台。
「前の子が滑り終わるまで待つ」というルールがピンとこなかったり、
途中で割り込んでしまってトラブルになった経験があると、
「怒られた」「怖かった」という記憶が残って避けてしまうことも。
さらに、「自分の番が来るまで何をしていればいいの?」と不安になる子も少なくありません。
“見通しが立たない状況”にストレスを感じやすい特性があるため、遊具に近づくこと自体をやめてしまうこともあるんです。
▶ 「いつもと違う」が不安に!環境の変化が苦手な子もいる
公園って、季節や時間帯によってけっこう環境が変わりますよね。
天気・音・人の多さ・遊具の配置…そうした“いつもと違う”要素が強い場所は、自閉症の子にとって安心できない場所になりがちです。
たとえば、前に遊んだ時と違う遊具が置かれていたり、
知らない子どもがたくさんいたりするだけで、
「いつもと違う=怖い・不安」になってしまう子もいます。
これは、変化に対して強い不安を感じやすいという特性によるもの。
大人から見ると「ちょっとした変化」でも、本人にとっては大きな“想定外”なんです。
また、「公園=遊ばなきゃいけない場所」と決めつけることで、逆にプレッシャーになっていることも…。
その結果、遊具を避けて安全そうな場所にいる、という選択をしている子も多いです。
まとめ
遊具で遊ばない=怠けている、やる気がないというわけではなく、
その子にとって「不安」「苦手」「わからない」ことがあるから避けているだけなんです。
だからこそ、無理に遊ばせようとせずに、その子の感じ方を尊重する姿勢が何より大切。
まずは「なんで遊ばないのかな?」と視点を変えて、その理由に気づいてあげることから始めてみましょう。
まずは親が知っておきたい子どもの気持ち
子どもが遊具で遊ばないと、つい「どうして?」「やってみれば楽しいのに!」と思ってしまうこと、ありますよね。でも、大人の“当たり前”が、子どもにとっても同じとは限りません。
特に自閉症の特性を持つ子どもたちは、遊具を避ける理由が「怖い」「わからない」「準備が整っていない」など、とても繊細で個別的なものであることが多いです。
ここでは、そんな子どもたちの内面に少しでも寄り添えるよう、“遊ばない”背景にある気持ちを2つの視点から見ていきます。
▶「怖い」「わからない」から避けているだけ
まず一つ目の視点は、「遊ばないのは嫌いだから」と思いがちですが、実はそうではないことが多い、という点です。
子ども自身が「怖い」と感じていたり、「どう遊べばいいのか分からない」と感じている可能性がとても高いんです。
例えばすべり台。「ただ滑るだけ」と思うかもしれませんが、
上る・滑る・バランスを取る・周囲を見る・人との距離を測る…
こうした動作が一度に求められる中で、何をどうすればいいのかが分からず、混乱してしまう子もいます。
また、その「わからない」「こわい」気持ちをうまく言葉にできない子も多いため、周りから見るとただボーッとしているように見えてしまうことも。
でもその裏では、ちゃんと葛藤していたり、「やってみたいけど怖いな」という思いが渦巻いているかもしれません。
大切なのは、「この子なりの理由があるかも」と一歩立ち止まって想像してみること。
目に見える行動だけで判断するのではなく、表現できない気持ちを読み取ってあげる視点が必要です。
▶遊ぶために必要な準備が整っていない
もう一つの大切な視点が、「遊具で遊べる状態に、まだなっていない」ということ。
たとえば、
● 気持ちが切り替えられない(朝から機嫌が悪かった/他のことで不安が残っている)
● 身体の使い方が未発達で、遊具の動きにまだついていけない
● 周囲の音や雰囲気に圧倒されてしまっている
など、心や身体の“準備”が整っていないと、そもそも遊びに参加する余裕がないんです。
特に自閉症の子どもたちは、気持ちの切り替えが苦手だったり、自分の体の動かし方に自信がないというケースもよくあります。
さらに、「今日は人が多いから落ち着かない」「知らない場所だから不安」といったように、周囲の環境も大きく影響します。
だからこそ、まず必要なのは、無理に遊ばせることではなく、“安心できる状態を作る”こと。
たとえば
● 「今日は見るだけでいいよ」
● 「このブランコはやめて、隣の広場で走ろうか」
● 「滑る前に、すべり台に手を触れてみようか」
といったように、本人が安心して一歩踏み出せる工夫や声かけがとても大切です。
「遊具=すぐに遊ばせなきゃ」と思うと、親も焦ってしまいがちですが、
遊びの前には“安心感”という土台が必要だということを、ぜひ覚えておいてくださいね。
「うちの子、遊具で全然遊ばない…」という悩みの裏には、
“気持ち”と“準備”という2つのキーワードが隠れていることが多いです。
そのことに気づけるだけで、親の声かけや関わり方もグッと変わっていきますよ。
無理はNG!遊具が苦手な子への優しいステップ支援法
子どもが遊具を使おうとしないと、「ちょっとでもいいから遊んでみてほしい」と思ってしまうのが親心。でも、“遊ぶこと”が目的になってしまうと、子どもにとってはプレッシャーになってしまうことも…。
大事なのは、「どうやって遊ばせるか」よりも、「どうやって安心してその場にいられるか」に目を向けることなんです。
ここでは、無理なく、子どものペースで“遊びの世界”に近づいていくためのステップを、具体的に紹介していきます。
▶ いきなり遊ばなくてOK!まずは“見る・触る”から
最初のステップとしておすすめなのが、「遊ばなくていいから、まずは見るだけ、触るだけ」の関わり方。
たとえば、
● ブランコのそばを通ってみる
● すべり台の階段だけ触ってみる
● 遊んでいる子を遠くから眺めてみる
そんな「ほんのちょっと関わる」ことでも、子どもにとっては大きな一歩です。
大人からすると「近くにいるだけじゃ意味ないんじゃ…?」と思うかもしれませんが、実はこの“距離感”こそが安心感に繋がっているんです。
また、親が「この遊具はこうやって遊ぶんだよ」と実際に使って見せる“モデリング”も効果的。
言葉よりも目で見て理解する方がスムーズな子も多いので、遊び方のイメージを伝えるには“見せる”がポイントです。
▶ 安心感がカギ!人混みを避けて成功体験を積もう
遊具にチャレンジしやすくするためには、「安心できる環境選び」も超重要ポイント。
自閉症の特性を持つ子どもたちは、「人が多い」「にぎやかすぎる」「知らない子が多い」といった状況が苦手なことがよくあります。
そんな環境だと、遊具どころじゃなくなってしまうんですよね。
だからこそ、
● 公園が空いている時間を選ぶ(早朝や夕方など)
● 静かな場所にある小さめの公園を探す
● 平日の療育帰りに寄ってみる
など、できるだけ静かで落ち着いたタイミングを選んでみるのがおすすめです。
そしてもうひとつ大切なのが、「できた!」という体験を積ませてあげること。
たとえば、
● 今日は階段を一段登れた!
● すべり台のてっぺんまで行けた!
● ブランコにちょっとだけ座れた!
どんなに小さなことでも、それが本人にとっての「成功体験」になります。
この積み重ねが、「あ、やってみたら楽しかったかも」と思えるキッカケになるんです。
▶ 言葉よりも“共感と見守り”が心に届く
遊ばない子を前にすると、「やってごらん」「平気だよ」なんて、つい言葉で背中を押したくなりますよね。でも、そういうときこそ“言葉よりも、気持ちに寄り添う姿勢”が大事です。
「怖いんだね」「今日はやめとこうか」「そばにいるから大丈夫だよ」
そんな一言が、子どもにとっての安心材料になります。
また、何も言わなくても、ただそばにいて、子どもの様子を見守るだけでもOK。
親が落ち着いて見守ってくれることで、「自分はここにいてもいいんだ」と子ども自身が感じられるようになるんです。
ちなみに、子どもは親の表情や雰囲気をすごく敏感に感じ取っています。
親が焦っていたり、イライラしていると、それが伝わってしまって、ますます子どもも不安になってしまうことも…。
だからこそ、「今日は遊ばなくてもOK!」「この子のペースでいいんだ」と思える“親のゆとり”が、子どもにとっての最大の支援になります。
「遊具で遊ばせる」ことがゴールじゃなくて、
「遊具に近づくまでの道のりに寄り添う」ことが一番大切なんですよね。
次の章では、さらに遊具そのものが難しい子のために、家庭でもできる遊びの工夫やステップアップの方法をご紹介していきます!
家の中でもできる!遊具が苦手な子の感覚遊びアイデア集
「公園に行っても遊具で遊ばない」「そもそも公園に行くのもひと苦労…」という親御さん、少なくないですよね。そんな時は、無理して外に行かなくても大丈夫!
実は、家の中でも“遊具っぽい動き”を体験できる遊びってたくさんあるんです。
ここでは、おうちでできる感覚遊びのアイデアを3つ紹介します。どれも簡単で、日常の中に取り入れやすいものばかり。まずは、子どもが「楽しい!」「安心!」と感じる体験を増やしていきましょう。
▶ ブランコの代わりにスイングチェア?感覚刺激を日常に取り入れよう
ブランコのような「揺れる動き」って、子どもにとっては楽しいだけじゃなく、バランス感覚(前庭感覚)や身体の位置感覚(固有受容覚)を育てる大切な刺激になります。
でも、実際のブランコは「怖い」「揺れすぎる」「他の子がいてプレッシャー」などの理由で難しいことも。
そんなときにおすすめなのが、“家の中でできる揺れ体験”です。たとえば…
- 室内用スイングチェアやハンモックチェア
- 大人のひざの上で前後にゆらゆら
- 座布団の上に乗って、そっと揺らしてあげる
など、子どもが安心できるスピード・距離・タイミングで揺れを体験させてあげることで、少しずつブランコへの苦手意識が和らいでいきます。
ちなみに、「気持ちいい」と感じる揺れ方は子どもによって違うので、最初は様子を見ながら調整してみてくださいね。
▶ すべり台ごっこ?遊具の動きを小さく分解して体験!
「すべり台って、意外といろんな動作が詰まってるんだな…」と感じたことありませんか?
上る、バランスを取る、座る、滑る――大人にとっては当たり前の動作でも、子どもにとってはひとつひとつがチャレンジだったりします。
だからこそ、おうちでその動作を「ひとつずつ分解して、ゆっくり体験する」ことがとっても大切。
たとえば…
- ソファーのクッションをすべり台に見立てて「ちょっとだけ滑る」
- マットや段ボールで作った斜面を使って、登ったり降りたり
- おしりで滑るのが怖い子には、おもちゃやぬいぐるみを代わりに滑らせて遊ぶ
こんなふうに、「すべり台ごっこ」から始めることで、実際の遊具への心理的ハードルを下げることができます。
大事なのは、「本物じゃなくても、動きのエッセンスがあればOK!」という視点です。
▶ “できた!”を家庭で!遊びの成功体験が自信に変わる
子どもにとって、何より大切なのは、「やってみたら楽しかった」「できた!」という成功体験。
このポジティブな経験が積み重なることで、「またやってみよう」「今度は外でも挑戦してみたいな」という気持ちにつながっていきます。
そしてこの“成功体験”、公園じゃなくても、おうちでいくらでも作れます!
たとえば…
- 「今日は座布団すべり台を最後まで滑れたね!」
- 「ぬいぐるみを滑らせられたの、上手だった!」
- 「お母さんと一緒にゆらゆらできたね、気持ちよかったね」
など、どんなに小さなチャレンジでも、ちゃんと認めて言葉にしてあげることで、子どもの自己肯定感がぐっと育ちます。
しかも、おうちなら周囲の目を気にせず、子どものペースで何度でもトライできる環境があるというのも大きなメリット!
子どもにとって「安全で安心な場所」である家庭だからこそ、
「できた!」の積み重ねが、自信につながっていくんです。
このように、遊具が苦手な子でも、家の中でできることはたくさんあります。
焦らず、楽しく、遊びのヒントを日常に取り入れていきましょう。
このあと【大見出し⑤】では、子どもの「遊ばない」を受け入れるための親の心構えについてお話していきます。こちらもぜひ読んでみてくださいね!
「うちの子らしく」を大切に。遊ばないことを受け入れる親の心構え
ここまで、「遊具で遊ばない自閉症の子」に寄り添うステップやアイデアを紹介してきました。でも、実は一番大切なのって、親自身の心の持ち方なんです。
周りの子と比べてしまったり、「なんとか遊ばせなきゃ」と思い詰めてしまったり…そうなると、子どもにもそのプレッシャーが伝わってしまいます。
この章では、子どもの“そのまま”を受け入れるために、親としてどんな心構えを持つとラクになれるかを、3つの視点からご紹介します。
▶ 周りと比べないでOK!発達はその子のペースでいい
まず何より大切なのが、他の子と比べないこと。
公園に行くと、同じ年の子が上手にすべり台を滑っていたり、ブランコに乗って笑っている姿を見て、「なんでうちの子はできないんだろう…」と感じてしまうこと、ありますよね。
でも、発達には本当に“その子のペース”があります。
たとえ今は遊具に全く興味を示さなくても、数か月後には突然遊び始めることだってあるんです。
特に自閉症の子どもたちは、興味の現れ方もタイミングもとても個性的。
「今はまだ必要ないだけ」「安心できる場所で十分に満たされているだけ」かもしれません。
比べる対象は“過去のわが子”でOK。
昨日より笑顔が増えた、前より少し近づけた、そうした小さな変化を大切にしてあげましょう。
▶ 「遊具じゃなくてもいい」子どもの好きから広げよう
ついつい、「公園に来たんだから遊具で遊ばせなきゃ」と思ってしまいがちですが、実は“遊具で遊ぶこと”がマストではありません。
それよりも大切なのは、「その子が安心して楽しめる遊びを見つけること」。
たとえば…
- 石を並べるのが好きなら、「遊びの時間=石遊び」でもOK!
- 砂場が落ち着く場所なら、そこから遊びを広げていけばいい
- 鳥の声を聞くのが好きなら、一緒に音を楽しむ時間も立派な“遊び”
子どもの「好き」や「安心」をベースに遊びを広げていくことで、自然と「やってみようかな」という気持ちが育っていきます。
それが回りまわって、いつか遊具への興味につながることもあるかもしれません。
今、できることを大切にしていく。
それが結果的に、子どもの世界を広げる一番の近道になるんです。
▶ひとりで抱え込まないで!園や専門家との連携も力に
「子どものことは親が一番わかってあげたい」と思う気持ち、すごく素敵です。でも、だからこそ頑張りすぎてしまうこともあるんですよね。
そんな時は、信頼できる人に頼ることも“立派な支援”です。
たとえば…
- 保育園や幼稚園の先生に、「遊具に近づけないんです」と相談する
- 療育スタッフに、「家庭でできる遊びの工夫」を聞いてみる
- 同じ悩みを持つ保護者と、SNSや支援グループでつながってみる
こうした外部との連携は、親の心のゆとりにもつながりますし、子どもにとっても大きな安心感になるんです。
とくに専門家は、「どんな理由で遊べないのか」「どんな工夫が合っていそうか」を、客観的な視点で見てくれる存在です。
ひとりで抱え込まなくて大丈夫。
ちょっと勇気を出して、周りの力を借りてみることで、親も子もラクになれる道が見えてくるかもしれません。
「遊ばない」ことは、決してマイナスではありません。
子どもには子どもの理由があって、その選択も立派な“自分らしさ”の表れなんです。
親がその“らしさ”を認めてあげることで、子どもは「そのままの自分でいていいんだ」と安心できる。
それこそが、遊び以上に大切な成長の土台になるのかもしれませんね。
おわりに
「せっかく公園に来たのに、なんで遊ばないんだろう…」
そんな風に感じる瞬間、親としてはありますよね。つい焦ってしまったり、不安になったり…。でも、ここまで読んでくださったあなたなら、もうわかっているはずです。
“遊ばない”ことは、決して問題ではありません。
むしろ、その子なりの感じ方やペース、そして安心を優先して行動している証拠なんです。
それを無理に変えようとするよりも、「どうしてそうしているのかな?」と子どもの気持ちに寄り添うことのほうが、ずっと大切。
子どもは、大人が思っている以上に繊細です。そして、自分でもうまく言葉にできない「不安」や「わからなさ」をたくさん抱えています。
だからこそ、大人のまなざしや声かけ、寄り添う姿勢が何よりの“安心材料”になるんです。
「今日は遊具に近づけなかったけど、笑顔が見られた」
「遊ばなかったけど、公園に行けた」
その一歩一歩が、子どもにとっての大きな成長です。
そして何より、親も“完璧”じゃなくていい。
比べず、焦らず、「うちの子らしさ」を大切にする関わりが、子どもにとっての最大の支えになります。
遊びの形はひとつじゃないし、楽しみ方も十人十色。
気持ちに寄り添えば、遊びはきっと「楽しい」に変わっていきます。
これからも、その子らしいペースで、少しずつ世界を広げていけますように。
あなたとお子さんにとって、毎日の「遊びの時間」が少しでも心地よいものになりますように。応援しています!
さいごに
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
「遊具で遊ばない自閉症のお子さん」にどう関わればいいのか――そんな悩みを抱えるあなたにとって、少しでも心が軽くなるようなヒントをお届けできていたら嬉しいです。
この記事では、子どもが遊具を避ける理由には、不安・感覚の違い・準備不足など、さまざまな背景があることをお伝えしました。そして、“無理に遊ばせる”より、“安心できる環境”や“好きなこと”を大切にすることが、結果的に成長につながるということも。
公園で遊べなくても、家の中でできる感覚遊びや、小さなチャレンジの積み重ねは立派な一歩です。
他の子と比べず、わが子のペースを信じて関わることこそが、子どもにとっての安心と自信の土台になります。
どんな小さな前進も、あなたとお子さんにとってはかけがえのない成長。
これからも「うちの子らしさ」を大切に、一緒に歩んでいきましょう。
最後まで読んでいただき、心から感謝いたします。
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